例年は5月末に集計してるんだけど今年はコロナで決算が遅れる企業が多くて6月中旬まで引っ張りました。それでも約50銘柄の2020年3月決算はまだ反映してないですが、4月決算なども乗り始めましたのでもうここらで。
多少ぶれもあると思ってください。
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今回のデータは以下のテンプレで作成。
これの続きでもある。
ハイ。決算を通過しこんなんでました。
2019/5/30と2020/6/18とついでに2019/12/27に取得したデータで比較。日本市場全体の銘柄データから作った統計だよ。
以下を御覧くださいませ。
だいたい予想データじゃなくて実績データと思ってください。
決算出てくる時期もばらばらで完全には正確ではないですけど、ごく一部それも規模の大きいところは無いので全体の傾向を見るなら十分と言えましょう。
特に気になったところは以下くらい。
2020年度決算は総合的には業績が崩れてきてるとは言えそうです。
3月決算のものが多く含まれコロナの影響も出ているものもありますし消費増税やらGDPの減速などもあってか利益の減速が確認できます。
営業利益経常利益で前年から約20%減。純利益で28%減。
ただ売上では全体としてはほとんど横ばいで、コロナ自粛の猛威も吹き荒れた3月なども含んでいると考えれば・・さて影響は大きいとみるか小さいと見るか。人それぞれでしょう。
また6月時点でも影響は続いており今年、あるいはもっと先まで影響が出るかでないかも意見が分かれそうです。
そして資産面では実績ベースでは総資産増で自己資本は減ですね。515兆から503兆。これを大きいと見るか小さいと見るか。まあこれは大きいと見る人は少ないでしょうね。
ただこれも今後に関しては意見も分かれるでしょう。
まあ実績はそんなところです。
予想と評価
そんなところですが、全体の時価総額レベルではだいたい去年の同等というかわずかに上くらいです。
時価総額全部なら去年5/30から2%ほど増です。純資産もちょっと減ったので加重平均PBRで1.14から1.22です。まあ、これは誤差の範囲じゃないですかね。
とりあえず時価総額、企業純資産、PBRではほぼ一年前と同等です。
それに対して予想利益は63%ほど減ですね。予想配当も36%減ってところです。
これは予想利益を落としてるところもありますが、現在公表自体控えている企業も多いことが影響してますね。配当も同様ですね。
ちなみに6/12データで予想EPSを出している銘柄の比率を言うならば54%です。
つまり半分程度予想利益を出してない中で出してるのを足すと減益63%ほどって話ですね。これが揃ってくるとどの程度でしょう?って考えて見るのも良いかもですね。
まあそんな感じです。
今年はきっと例年以上に混沌としていろいろ見定めがたい年になってると思いますが、文句を言っても始まりません。引き続き引き締めていきましょう。