大河の一滴

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まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

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(6861)キーエンス/日記(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。各データは6年6月10日取得。

比較銘柄

キーエンスとその他

株価

44780円(人々の歩みはとまらない。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 6861 6645 6848 2594
企業名 キーエンス オムロン

東亜

ディーケーケー

キーコーヒー
市場 東証一部 東証一部 東証一部 東証一部
業種 電気機器 電気機器 電気機器 食料品
時価総額(億) 108908.4 15344.6 175.7 521.2
株価 44780 7440 884 2297
決算期 2020/03 2020/03 S 2020/03 2020/03
予想売上(億) 5,518.4 6,779.8 163.5 626.6
予想営業利益(億) 2,776.3 547.6 18.3 5.3
営業利益率 50.31% 8.08% 11.22% 0.85%
予想純利益(億) 1,981.2 749.0 13.7 7.3
EPS成長率(年複利/期間) 11.6%/13年 5.3%/13年 6.7%/13年 -2.2%/13年
BPS成長率(年複利/期間) 13.2%/12年 2.3%/12年 7.6%/12年 -1.2%/12年
PER 54.82 20.37 12.81 67.76
PBR 6.18 2.83 1.05 1.47
ROE 11.3% 13.9% 8.2% 2.2%
ROA 10.8% 9.9% 5.9% 1.5%
配当利回り 0.45 - - -
配当性向 #VALUE! #VALUE! #VALUE! #VALUE!
総資産(億) 18360.2 7581.2 231.3 482.7
自己資本(億) 17580.8 5304.2 167.5 335.6
自己資本比率(%) 95.8 70 72.4 69.5
一言感想 あげあげ 停滞 びあげ いちおあげ

 今週は比較。KABU+決算実績から業種ごとの平均営業利益率を出しそれからプラスに乖離してるものから目についたものをチョイスして比較。属している業種の割には高い利益率を叩いているものを拾う意図。比較の会社と数字は上記の通り。キーエンスキーエンス様。比較に同業種で営業利益高いっぽい。ゲストにキー仲間のコーヒー。

キーエンス

業績

キーエンス様。ぱっとみ業績推移を見て感じるのは歪さ。決算期ををちょいちょい変えてて節税効果狙いのようです。

決算期変更(決算月変更)が節税になるってどういう意味?注意点・メリット・デメリットまとめ | FXルーキーズ

 そのせいで業績推移は見にくいし、上の複利EPSBPS成長の関数式もバグって手直しする必要もあったとかで

というか全体的にあまり投資家に対する説明とかは考えない会社で、さすがに今は決算短信などの書類もHPに乗せるようになったますが、一昔前は酷い状態だった過去のわたしがTweetしてますし、(HPから見つけられてない可能性もあるが)今でも決算説明資料とか高等なものとかありません。

 

株主なんぞに説明はいらぬ。しかし儲けもする数字は出す、節税効果があるならみやすさなんて知ったこっちゃねえそれを最大限享受するように決算期も操作する。なんてスタイルで、結果は出すから黙ってついてこい的なこれも資本主義の極地にあるような会社かもしれない。

しかしボロ儲けで結果というなら文句なく出している会社ということになり、で、すごく見にくいですが3月の12ヶ月決算だけを並べてみると増収増益感のある成長企業でEPS、BPSに直すとEPS複利で11%超と普通に優秀な成長企業です。ただ成長速度で言うともっとスゴイのはわりとあるのでそもっとPERPBRが低いのでもありそうですしこは留意点でしょう。

営業利益率が高いのはいろんな要因ありそうですが、値付が原価などからつけてるのではなく顧客の効果からつけているみたいな話は。これだけ効果あるからこの価格でいいでしょ?みたいなところ。これはちゃんと顧客が見えてないとできないことで成長速度こそ最上位とはいい難いけど総合的には市場でも屈指の優良企業であることは間違いなさそうです。

通期決算終えて減収減益。短信の中身見てもあまり業績結果の理由を説明する気がなさそうなところいかにもキーエンス様って感じです。計画は出てません。コロナだからというより毎年出してないようです。そんなの作って数字が上がる?みたいなスタンスがとてもキーエンス様です。

 

財務

 自己資本比率95%超えは高いけど、こんなに高いのは滅多にみませんね。

資産1.8兆のうち有形固定資産は255億ってことで生産設備などはまるで持ってないということになりますね。ファブレスメーカーです。

資産の大半は現金と有価証券です。まるで問題のない財務はそうですがこんなに溜め込んでどうするの?ってのはすごくありそうですね。

 

CF

営業CF出ますね。当たり前のように。で、設備投資はほとんどしてません。知ってた。でも投資は多いですね。有価証券や定期預金など。

配当政策はよくわかりません。でも配当性向は低めで株主のためとかはあまり思ってなさそうでひたすら金融資産積んでる感じ。でも、さすがに余裕をみたのか最近は増配に向いてますね。わかりづらですが一応減配などはしてないみたいです。ああみえて安定配当は心がけてるのかもしれませんね。しようと思ったら全然余裕で配当水準は維持できそうです。というか維持ぐらいだとぐわんぐわんお金が積み上がりそうです。 

 

オムロン

業績

キーエンスには随分劣るけどこれも普通に優秀な方。利益率なども安定しわりと高収益。長期にも一応成長も見れるかな・・・

とはいえリーマンあたりに減収減益なども見せてるし、シクリカルですね。環境悪化時にも大丈夫ほど優秀じゃないしそういうときはあまり持ちたくないはそうですね。

通期決算出て減収減益ですね。「期初からの米中貿易摩擦の影響により製造業の景況感が停滞したことに加え、第 4 四半期に新型コロナウイルスの影響が拡大して、グローバルに厳しい状況となり」とか言ってますね。

またキーエンスと違い決算説明資料などもだして株主に説明しようよいう意思は見せてます。

https://www.omron.co.jp/ir/irlib/pdfs/20200423_presentation_j.pdf

計画は出してないですが資料では強気です。計画は出してないですが。

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・・上記はわからないですが一番上、耐久力に関しては業績推移や財務やCFをざっと見るにこれは嘘じゃなくありますね。

 

 

財務

無借金経営で 自己資本比率高めでBPSなども増えてて問題など。

(米国基準でIRBankもあまり細かく見れないのでこれ以上は)

 

CF

 営業CFでて投資してFCFが常に出てる。これは順調だし強い企業の証っちゃあ証です。

ただ残念ながら配当は利益並みで減益なら減配は有り得そうだね。

 

東亜ディーケーケー

業績

 環境・工業用計測器の中堅。で水質計とかだね。で長期に非常に堅い業績推移で赤字なんて。よく見ると長期には成長もなくはない程度で近年は特に伸びてる感もなくもないけど基本的には停滞であまり多く期待しないほうがいいかも。BPSは増やしていると言うか蓄財企業ですね。蓄財スピードはわるくなくBPSで長期に7%超です。

のんびり持ってなにげに増えてるみたいなものを狙うにはわりといいかもしれない。

通期決算で減収減益で計画はなしですね。

減収減益も長期大枠では堅調くらいの水準です。投げるような内容じゃないですね。飛びつくようなものでもないですが。

 

財務

 長期に財務改善。借り入れもだいたい返し切る感じになってきててというか全然現金>借り入れでもう問題ないレベルですね。お金も増えてきてますね。

 

CF

 営業CF安定で投資もしてだいたいFCFもでてますね。借り入れも返してきてるので余裕もできてきたのかお金も増えてきてます。増配も続いてますね。直近は減益しながら増配に。配当性向や手持ち現金などでも今の配当水準は余裕としか。あまり配当利回りは高くないですけど。

 

日足週足月足の値動き判断

日足であげ
週足であげ
月足であげ 
確認。

評価・売買判断

キーエンス

テクニカル的には、天下無敵の長期上昇トレンドという印象。目先もコロナをバネにしてむしろ上に弾け飛んだ感で強い推移。順張りなら考えていい感じとは。ただ順調な故に底は遠くなりますね。28905しかなさそうですが、遠いのでこれは移動平均などに損切をおきつつ46740を高値ブレイクしたタイミングとかはありそうですね。


ファンダ的には、成長速度では上もあるが総合的には市場でも上の上の傑出した数字を持つ企業。ただIR姿勢や還元姿勢などあまり株主の方に向いてる感じはなくそんなのいいから数字を求めるし、それにつながらない無駄なことはしないというスタンスとなりそうで非常に好みも分かれそう。好感も持つ人もいるとは思います。これも資本主義の極地とも思える会社。

評価は高いです。実績PERで55前後は成長速度を踏まえると高そうだし、キーエンスとしても高い水準で株価水準は高いと見ていたほうが無難ぽい。高いを維持しながらもっと高くなるはあるし成長もしてるので高いを持って切るのもただしいかもまた微妙やも。

安いとかは考えず高いとした上で逃げ道も考慮しながら株価トレンドなどで見てたほうがいい局面には思えます。

 

オムロン

キーエンスには流石に劣るけど普通に優秀な方な大手メーカー。 シクリカルながらもガバナンスも効いてそうで財務やCFにも問題なく。だからキーエンスよりは落ちますよ?

評価は株価も高い位置にあるので仕方ないけどPBRやPERで高いほうだし、絶対的にも実績PER20、PBR2.8はシクリカル味もある電子メーカーには高い方に見えます。ただもっと上もないわけでもないから短めな視点とかあまりたくさんじゃきゃ狙うのも一つのやり方とは思います。

 

東亜ディーケーケー

安定の停滞蓄財企業。長期には成長感もなくはない。わりと優秀な蓄財っぷりで借り入れも減らして還元強化も期待できるかもしれないくらいには見えます。

 PBR1ほどはほどほど感。上にも下にも。株安を見て買うとあまり失敗しない種のものには見えます。

 

キーコーヒー

 レギュラーコーヒー大手。業務用主体。長期に売上伸ばしてますが収益性が低く利益は伸びてないですね。BPSも伸びてる感もなく停滞というか蓄財も出来ないその日暮らし感。目先は業務用のコーヒーとかいかにもコロナでやられそう・・って思ったら意外に直近通期決算で増収増益です。といいつつ4Q赤字で前年より売上も減らしてるのでやはり苦戦ですね。ただ壊滅まではいかないのであるいは。まあどのみち低収益の範囲内に収まりそうだけど。

財務はめっぽう健全。も、自己資本比率が落ちていてじりじり後退感は。純資産が増えてないのに負債は増えてますね。もっとみると流動の資産負債は増えて固定資産が減ってますね。土地は減ってないので投資は抑えながら取り扱い規模を増やしてるという印象。総合で健全の部類でもあるしなんとか頑張ってるではありますが投資もできてないはそうはそうですね。

CFなども長くは現状維持感ありますね。低収益で現状いっぱいいっぱいの食品となるとPBR1.5は過剰かな~とは思います。

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

今日からiPad miniを使ってる。

くらいですね。

今のところAndroidの方が細かいところに手が届く感。

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

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