大河の一滴

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まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

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(9927)ワットマン 日記(分)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもいろんな企業の数字を見てみようという習慣でやってますので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。
記事は書き溜めておくためアップ時に最新データとずれてる可能性があります。厳密にやるわけでもなくアバウト判断の練習なのです。

注目銘柄(市場/業種)

ワットマン

(JQS/小売)

株価

2087円(人々は、長く抑え込まれ続けた殻を破ろうとしている。)

業績財務と指標とそれに対する分析

f:id:kamomenotoushi:20200605164217p:plain今日は分析。過去2年平均売上原価率販管費率変化率(四季報CDスクリーニング)を見ながら気になったものをチョイスして分析します。ワットマン。神奈川地盤に中古品専門店を運営。数字は上記の通り。 業績データは主に四季報CD。最新株価・指標は2020年6月5日に取得。

業績

 販管費率改善で拾いました。というかワットマンのリクエストあって拾うには・・って販管費率減ってたなあって思って四季報CDで販管費率と原価率の変化を疲労スクリーニングを設定した次第。フォ

今はリサイクルショップですが以前は家電店でした。経営悪化で家電からは撤退してて当時より随分規模が落ちています。ワットマンというあまりリサイクルっぽくない名称は家電店だった名残ですね。

で、リサイクルショップで地味にやってたんですけど2012年辺りから減益が続いたからかどうかはしらないけど赤字すれすれになったくらいで社長が後退してますね。そのあたりは以下で

「《トップINTER VIEW》ワットマン 川畑泰史社長、6期連続営業利益減から再建」 :: リサイクル通信

社長さんは外資のコンサル系会社の出身のようですね。そこのシニアマネージャーからいきなりワットマンの取締役に抜擢されたのが2016年、社長が2018年ですね。斜陽の小さな会社に移りそこで社長になるというのはなかなかドラマ感ありますね。

上の記事でもマネジメントが進んでいるという印象で、株主に対してもTwitterのタイムラインで24億ほどの時価総額の企業の資料ではないとか褒められてましたが以下のような決算資料。

(2020年3月期 第2四半期決算説明資料)

https://wattmann.co.jp/IR/LIBRARY/202003/202003_setsumei_2Q.pdf

とまあ、このように地方の地味な斜陽小売に外資のマネジメントが入り急激に経営になってきてるということでしょうか。イメージ的にはメガネスーパーのビジョナリーを連想するような展開です。

話逸れますが、ビジョナリーはもともとの企業状態と評価もあって株価的には一度上がるもたこたこに下がってますが。でも死にそうだった会社が利益出て売上も息を吹き返してるのはそうなんですよ?・・ってワットマンはメガネスーパーよりは全然状態はよく評価もぶっ飛んではいないような・・

ということで、企業の数字としては販管費が下がってきてます。新社長が取締役に入った2016年からはおよそ10%、社長になってからは3%。同時に原価率は上がってるので商品の質をあげた・・・というよりはたぶん人件費を上げたかな?管理を進めつつ人には報いてきてるというところかなあと憶測する感じですね。

 今期増収増益。計画は出してないですね。コロナでお店も休んで悲惨な月次も出てるので今期は渋い結果になることは想像できますね。

そんなところでしたが5月の月次で早くも売上回復で逆風の中上がってきてる地力を示したとも取れるものが出てきてますね。

 

財務

 財務は健全ですね。借り入れも返してきてます。残ってますが借り入れ2億に対し現金13億とかいう感じなので何も問題ないというか現金増やしてきてるのでより問題ないですね。一方で有形固定は減ってますね。売上は増えてるので無駄を省きつつ売上を立ててるとも言えますし、所有から賃貸とかもあるかもしれません。ただ土地は減ってないですね。

 

CF

新社長就任した2018年からからしっかり営業CFだしてFCF出てるに変わってますね。 増配にも来てますね。今の水準は配当はとても余裕そうです。「安定配当の継続を基本」とかいってるので減益したら減配はありえると考えておくべきかな。そうじて大丈夫な状態というか良くなってる感ですね。

 

日足週足月足の値動き判断

日足でさげてあげ
週足でさげてあげ
月足でもみあいですね。
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、日足レベル週足レベルで上げてきてますが月足レベルで見るともみ合いというかレンジ内での動きが続いていると見れる感じかな。これがもっと上昇し月足レベルの上昇に発展するか否かみたいなところ。底を見るなら1244、720あたりが良い底にみえますが既にかなり遠いですね。2015年高値こそ越えてないけど2017年の2240は二度も破ってる感じなのでもう移動平均とか自己資金都合の撤退で月足レベルでも順張りという意識を持っても良いかもですね。


ファンダ的には、新社長が入り明らかに状態は良くなってきてます。続く未来に期待してしまうというのもわかる局面です。軌道に乗った感はありますし乗り続けるなら明るい未来は想像しやすいってのもわかるところで、その中でPBR1きりの実績PERで10切るってのも高くは見えないはそうだと思います。

ですが、弱小リサイクルショップというか小売としては既に期待も乗ってそうな印象というか言及期待するような投資家さんもかなり多そうですし、ワットマン自身も過去にPBR0.3近くとかもあるので、四半期決算などでも渋いものが来るならわりと厳しい展開も考えてたほうがいいようには見えます。

まあでも軌道に載ってきてるはそうでしょう。そして乗り続けるなら十分に企業価値はあがり明るい未来がまってそうとは思えそうなところで、企業価値をあげてそうなのに明るい未来は訪れてなさそうなメガネスーパーよりは好条件なのかな?とは思うところです。

でも軌道に乗り続け企業価値があがるなら。そしてそうなるかどうかは神のみぞという神も知らないんじゃないですかね?まあそんな印象です。

 

リンク

ヤフー:http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=9927

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=9927

IRBANK:https://irbank.net/9927

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

いつも特にない。

 

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記事補足してます。

用語解説(日記分析四季報CD導入後)