大河の一滴

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(2930)北の達人コーポレーション/日記(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。各データは5年5月27日取得。

比較銘柄

北の達人コーポレーションとその他

株価

514円(人々は、恋に落ちたの如く期待と落胆を繰り返している。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 2930 2931 2929 8554
企業名

北の達人

コーポレーション

ユーグレナ ファーマフーズ 南日本銀行
市場 東証一部 東証一部 東証二部 福証
業種 食料品 食料品 食料品 銀行
時価総額(億) 725.1 684.0 298.3 64.0
株価 514 736 1027 790
決算期 2021/02予 2019/09 2020/07予 2020/03
予想売上(億) 82.3 139.7 145.0 164.3
予想営業利益(億) 20.1 (74.6) 6.9  
営業利益率 24.38% -53.41% 4.75% #VALUE!
予想純利益(億) 13.6 (98.0) 5.2 6.5
EPS成長率(年複利/期間) 37.7%/10年 #NUM! #NUM! -4.9%/13年
BPS成長率(年複利/期間) 36.5%/9年 51.4%/8年 3.1%/12年 1.7%/12年
PER 52.66 -6.98 57.02 8.48
PBR 16.43 6.39 11.14 0.25
ROE 31.2% -91.5% 19.5% 2.9%
ROA 23.0% -57.0% 6.0% 0.1%
配当利回り 0.58 0 0.68 3.16
配当性向 30.7% #VALUE! 38.9% 26.8%
総資産(億) 59.0 172.0 87.3 7891.7
自己資本(億) 43.5 108.1 43.1 409.3
自己資本比率(%) 73.7 62.9 49.4 5.1
一言感想 あげあげ 増収も赤字 あげあげあ 微衰退

 今週は比較。わりと高い利益率を出しにくい業種食品からKABU+実績営業利益率を見て高めなものをチョイスして比較します。比較の会社と数字は上記の通り。北の達人コーポレーション。食品というか化粧品というか。比較に健康食品っぽい。ゲストに北に対抗して南から南日本銀行

 

北の達人コーポレーション

業績

 THEグロースという業績推移。売上の急伸っぷりはわりと半端ないですが利益も跳ねてきてるのは目を引くところですね。ここまで伸びるのは宣伝とかのコストをかけて利益は伸びてないとかも多いですけどここは高利益率を維持しながらでわりと化け物の業績推移ですね。

2020年2月を圧倒的な増収増益・・(増収は鈍化と見る人もいるかもしれない)で決着も計画は減収減益ですね。

以下ぐらいがその理由になるかも。かなり保守的なスタンスには思えます。

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で、高利益率なのは基本的に原価率低めになりがちな化粧品や健康食品で自社オリジナルブランドというか全部PBって話ですね。健食とか化粧品など付加価値高くなりやすい商材の中でコストも掛からないことが多いPBでヒットさせる事に成功してるから・・くらいになるんですかね?

定期購入精度とか投資家の皆様の好みそうな感じで商品数は少なめですね。決算資料で32商品となかなか絞った品揃えでApple味を感じます。

決算資料見てると商品力にはこだわってそうです。・・とかなかなか優秀と感じる決算資料。みてみるといいかもです。

いろいろと優秀ですが売上計画未達と順風満帆というなら、商品発送の遅れや新規獲得件数の伸び悩みなど各種問題課題は残ってそうで悪化するなら成長鈍化も考えられそうではありますが・・優秀ですね。この会社。

 

財務

まあこの業績なら資産も跳ねますよねーって推移。かなり高い自己資本比率も維持・・ていうかあまり固定資産もないというか、総資産59億のうち現金40億というところで絶好調で儲けまくりの会社のそれですね。

 

CF

 CFもデスヨネーの推移。設備投資も殆どいらなさそうで、だいたい営業CFはFCFというか営業CF右肩チックなのでお金がどんどん積み上がってる感じですね。自社株買いもしだしてますがお金積んでるので余裕はまだまだ。

ユーグレナ

業績

 ミドリムシミドリムシは食品に化粧品にはてはジェットエンジンになるとまでぶち上げたが、赤字が続き今の所大いに外してると見ておくべきか。

売上は結構な勢いで伸びててんですけど、勢いも落ちついに2019年は売上前年割れで赤字も大きく出て(営業利益率-53%)、2Qで減収で赤字と(赤字幅は改善)でいいところなしくらいか。コロナで計画も下げちゃった感も。2Qもヘルスケアで減収ですしバイオディーゼル燃料とか調子いいこと言ってるけどまだ形にもなってないしで状況自体はかなりお寒い事になってるというか寒いどころかこのままだと滅ぶと言うか増資でも飛んできそうですね。

・・ただ原価率低め。30%切ってます。売上増えると利益が出てくるかも。減ってますが。

 

財務

利益出てて余剰金もプラスでしたが一気にマイナスになって通算儲かってないに。

 資産は現金多めで総負債<現金くらいなので財務自体は固いになりますね。

研究とか知的財産の会社とは言えます。

 

CF

 営業CFはマイナスもあるけど長期にちゃんとプラス。でも設備投資がそれ以上でミドリムシは金食い虫ですね。財務CFで補う事になってますが、増資・・つまり新株発行も飛んできてますね。還元に関しては配当出すような状況じゃなさそうです。

 

ファーマフーズ

業績

健康食品よりかな。これもユーグレナに近い研究色が強いイメージ。業績もずっと売上もとれず赤字も続いてたんだけど、近年売上をグイグイ伸ばしてついにという感じで利益も出だしているという局面。売上を伸ばしていけばユーグレナもこんな感じになれるかも。

 伸びているのは通信販売。黒字化した2017年「積極的な広告展開を行って~新規及び既存顧客へのサービス向上に取り組み、顧客の定着化が促進~膝関節用サプリメント「タマゴサミン」及び美肌クリーム「珠肌のうみつ」の売上が伸長しており、収益化が着実に進展~通信販売事業の売上高は3,442百万円(前期比66.6%増)」という感じですね。

セグメント売上見てみようか。

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信販売が躍進してるのはそうですが機能性素材も形になりかけてる疑いが。

利益。

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信販売は黒字転換の素材は利益をぐんぐん伸ばしてる感じで実績数字はかなりいい感じに来てるはそうですね。

で、今期2Qで増収も・・減益というか赤字というか赤字拡大ですね。通信販売に広告宣伝費を突っ込んだのが理由ですがその甲斐もありかどうかはさておき通信販売も機能性素材も売上は引き続き伸びてます。前期は2Q赤字から通期黒ですしそれは計画でもそうなので赤字拡大は容赦も普通にありな判断だとは思います。

 

財務

 自己資本比率は良かったんですが悪化中。借り入れも増やしてますね。流動資産を全体的に増やしてますね。売上拡大に合わせてのものとは言えます。同時に負債も拡大。このあたりは現在は投資先行と言えそうです。あと余剰金が前期でプラス。長いトンネルだったね。

そんな感じで無駄遣いせず長く研究に勤しんできたけど、研究の成果か商売になりそうになってきてるのでリスクを取りに来てる段階とはみれそうです。

 

CF

長く営業CFもでてませんでしたが2017年にプラスに転じてます。債権などを増やしながらなので事業拡張にコストもかけながらなので落ち着けばもっと営業CFは出てきそうです。それで投資もしてFCFはまだ出ないかなあって感じですが財務CFでそれ以上調達し現金は積んできてますね。まだ余剰金はプラスに転じたばかりでつまり投資する気まんまんってことになるのではないか。

 

日足週足月足の値動き判断

日足でさげ
週足でもみ合い感
月足であげて三角持ち合い的な
確認。

評価・売買判断

北の達人コーポレーション

テクニカル的には、月足で35から大きく上昇し1105まで、その後315、794、388と三角持ち合い的な形成。下離れに注意しながら388底に考えるのはありではないか。上放れは794超えも狙ってみるとかね。

 
ファンダ的には、なかなか見ないと言うか市場でもピンのピンの方の優秀な会社。ただ目先の売上成長鈍化とか(過去はもっと低いときもあったけど)、計画の減収減益などをどう見るかもあるし・・・バリュエーションはPER50ってことで期待がノリまくりで成長鈍化など見せようなら叩き落とされる水準なので安いとか思わず高いと思いつつそれでも成長を取りに行くくらいのスタンスでみてるほうがいいんじゃないかとは思います。あと優待が好みなら単元くらいは利回りいいので1単元くらいはもっててもいいかもしれないですね。

 

ユーグレナ

ミドリムシは夢はあるかもしれないけど、目先ヘルスケアはしぼんでるし、バイオディーゼル燃料は形にならないし、その中で投資か研究かでお金はかかるし、夢は実現するのかねえ?っていうかとりあえず赤字で余剰金マイナスで通算儲かってない。通算儲かってないものにPBR6超はどうなんですかね。これから儲かる未来が見えてるならいいかもですね。みたいなバイオ製薬みたいな視点で見てるのがいいかもです。FCFとかバイオディーゼル燃料の様相見ながら夢を追うのは好きならばいいかもね。 

 

ファーマフーズ

長年の赤字生活から主に通信販売で商売になり始め、素材も形になってきてる感じで売上が伸び利益が出始めてる。その中で財務にリスクを取り投資する気はすごくありそうというか、これから飛翔を目指す局面。リスクを取りながらね。その積極性を買うなら考えてもいいと 思います。

とはいえ、現状営業利益率も5%切るくらいで高収益とも言えない感じでこれはPER50超とかPBR10とかの高めな評価リスクを負うほど優秀な事業か?ってのは考慮にいれても。勢いはあるけど良化しないと厳し目な評価とはいえますというか良化も期待されてる評価とはみれます。あまり今は高収益でもないから伸びしろあるって見方ももちろんできますけどね。

 

 

南日本銀行

経常収益を減らしていて衰退でいかにも冴えない。 ただ貸付金も預金も微妙に増えてますね。低利の貸付っぽいですね。赤字はないくらいですがリーマンのときもいきなり赤字なので銀行はどこで悪いものがでてくるかわからないところもあったりでいろいろ手出ししにくいのは思います。

しかし同時に0.25ってのは相当に低評価はそうですね。冴えない会社が冴えない評価がそうで配当狙いとまさかの低評価改善を狙うのは意外にありかも。まあいつ大赤字来るかわからないところは怖いですが。業種分散もしてる分散なら意外に・・?この南日本銀行をいれる必要はちょっとわかりませんが。

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

自分は日本の株式市場はそう高くないと見てますし、酷いところは酷いですがそうでもないところは言うほどダメージも受けてないよね?とは思うんですけど、流石にアメリカさんはきな臭くて迷うところですね。

それでわりと大丈夫そうなの…って選んでよく暴落食らってるんですけどね。

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

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