投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。各データは4年4月22日取得。
比較銘柄
ビリングシステムとその他
株価
925円(人々は、ロケットを発射して失敗するを懲りずに続けている。。)
各企業の数字と比較しての感想
コード | 3623 | 3769 | 3750 | 8354 |
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企業名 | ビリングシステム |
GMOペイメント |
FRACTALE |
ふくおか フィナンシャル グループ |
市場 | 東証マザ | 東証一部 | 東証二部 | 東証一部 |
業種 | 情報通信 | 情報通信 | 情報通信 | 銀行 |
時価総額(億) | 60.7 | 7058.6 | 60.1 | 2574.6 |
株価 | 925 | 9500 | 837 | 1347 |
決算期 | 2020/12予 | 2020/09予 I | 2020/03予 | 2019/03 |
予想売上(億) | 29.7 | 366.2 | 28.0 | 2,461.1 |
予想営業利益(億) | 1.6 | 103.8 | 4.4 | 740.9 |
営業利益率 | 5.33% | 28.34% | 15.71% | 30.11% |
予想純利益(億) | 1.0 | 61.1 | 3.8 | 516.5 |
EPS成長率(年複利/期間) | -0.3%/13年 | 23.9%/13年 | #NUM! | 8.9%/10年 |
BPS成長率(年複利/期間) | 7.8%/12年 | 21.4%/12年 | -6.9%/12年 | -3.7%/9年 |
PER | 61.42 | 114.38 | 14.79 | 1.72 |
PBR | 3.19 | 27.16 | 1.64 | 0.27 |
ROE | 5.2% | 23.7% | 11.1% | 15.7% |
ROA | 1.2% | 4.4% | 5.1% | 0.2% |
配当利回り | - | 0.44 | 2.39 | 6.31 |
配当性向 | #VALUE! | 50.6% | 35.3% | 10.9% |
総資産(億) | 78.1 | 1399.9 | 74.9 | 208397.9 |
自己資本(億) | 18.5 | 265.0 | 36.0 | 7772.9 |
自己資本比率(%) | 23.7 | 18.9 | 48.1 | 3.7 |
一言感想 | 増収減益 | あげあげあげ | 収益化? | 停滞 |
今週は比較。ROIC変則3年平均(https://kamomenotoushi.hatenablog.com/entry/2015/10/18/000000)で10%以上かつ3期現金抜きCF倍率(https://kamomenotoushi.hatenablog.com/entry/2019/01/27/210000)2倍以下のもの(対象155銘柄)からチョイスして比較。時価総額から現金抜いてFCFの倍率で2倍以下で効率的であることを示すROICが両立しているもの。本来両立しがたいものですね。建設や人材系や機械系などが目立ちました。それ以外から選んでますが。比較の会社と数字は上記の通り。ビリングシステム。ネット決済サービス。比較にGMOPG様と電子マネー関連で名前があったFRACTALE。ゲストに決済される口座を持ってる銀行のなかで高ROEっぽいふくおかフィナンシャルグループ。
ビリングシステム
業績
長期に増収。増益は・・・まあ伸びる傾向ですが2012年とか大きく減収し持ち直し以前の利益を上回ったのは2016年ですね。
2012年「 ファイナンス支援事業は回収遅延が生じる取引が発生したため全面的な商品・サー ビスの見直しを実施いたしました。この影響によりファイナンス支援事業の売上高は対前連結会計年度比で大幅に減少~売掛債権及び貸付金等の回収懸念に伴う貸倒引当金繰入額を販売費及び一 般管理費として計上~さらにソフトウェアのシステム開発において当初想定していた収益が見込め なくなったことに伴い減損損失を計上~税務上の繰越欠損金解消が進んだことに伴い繰延税 金資産を大幅に取崩し」とわりと散々。
まあ足を引っ張ってるのはファイナンス支援事業で決済支援は黒字ですね。翌年からカテゴリなくなってるのでリストラとかしたっぽく。
で、2019年減収減益。「電子マネー対応シンクライアント型決済端末の販売については、昨年の大口売上先からの受注が見込めなくなったため、期中に事業計画の見直しを行いましたが、納期が翌期へ後ろ倒しとなる案件が多く、売上、営業利益ともに前期比で大幅に減少する結果」これですかね。
計画はかなり回復というか売上は増収としてますがいまのところはなんとも判断し難いですね。1Qくらいはみたいですかね。
財務
財務は自己資本比率も低く、資産もあまり増えてないかな?という印象。もっとも借り入れ自体はなさそうで資産の大半は現金で負債の本体は預り金。
決済事業者として預り金があるのは当たり前で財務としてはかなり健全となりそうです。で、預り金が増えてることが事業規模は測れるかな?と思うところですがこれ、ずっと増えてなかったのですが、2019年にかなり増えてますね。
これをどうみなすかですね。もう少し突っ込んでもいいかもしれないけどここではやりません。ちなみにいちおう長期の現金-預かり金はは増えてるようですね。
CF
営業CFはあまり参考にならなさそう。預り金などで結構乱高下でマイナスのときも結構。設備投資は少なくても良さそうで借り入れなどもないので資金繰りは余裕ありそうではあります。配当は現金からは多そうですしはらえそうですし今の水準は維持しそうな推移ですが大きな赤字など来ると無配もありそうというか過去にありました。
GMOペイメントゲートウェイ
業績
化け物。10年複利で成長率取ると売上営業利益EPSBPS配当いずれでも20%超出てそうですね。利益率も高く高ROE安定でどこからどう見ても市場で最上位の化け物ですね。
ZOZOのツケ払いで規模増しする一方利益率減ったなあてそれも回復に傾向にありますね。1Qでて増収は控えめも増益がまだまだエグい伸び。まあ1Qですが。
電子決済も伸びる気しかしないし、その中で実際アホみたいに伸びてるある意味夢のような会社。
少し気になるのが売上原価率が一貫して増える傾向にあるところですかね。販管費の低下でチャラにしてますね。ここは少し突っ込んでもいいかもしれない。
財務
借り入れ150億程度で現金が500億でお金持ちですね。で、その中で自己資本比率が低下気味。自己資本比率は低いですね。負債は負債の半分程度が預り金ですね。これは事業上出てくるものですね。借り入れも増やしてますね。自己資本比率低下は規模の拡大に自己資本がおいつてないという印象を受けますね。つまり事業に勢いがある。まあ間違ってるかもしれませんけど。
トータルでは問題ないというか勢いありって感じ。
CF
金融系なので貸し借りが営業CFに入ってきて儲かてるか否かを測るにCFは向いてないですね。とりあえず前渡金や未収入金でかなり出ているとか(あとで入ってくるはず)預り金が一貫して増えるとかこのあたりも事業の勢いを感じる感じ。こういうのは営業CFが大きくマイナスとか作りがちだけどほぼマイナスもなくこれはとんでもなく儲かってるかも?とかはおもったりします。見えにくいしやっぱり借り入れに頼ってる部分はあるけど。
FRACTALE
業績
旧セブンシーズ。
ざっと2010年までは売上がありでも赤字で2011年にごっそり減収・・つまり事業を切った感ありその後もあまりうまく行かなく最終的には2015年売上40億から2018年売上5億まで後退・・・のうちにやっと掴んだ躍進って感じで増収増益が続いていると。
順に・・
2011年「出版不況景況感悪化に伴う広告市場の縮小等の理由により㈱インターナショナル・ラグジュ アリー・メディア等にて発行しておりました男性向けファッション雑誌「オーシャンズ」女性モードフアツショ ン誌「ハーバース・バザー日本版」若者向け音楽ファツション雑誌「口ーリングストーン日本版」を第三者に事 業譲渡いたしました。続いて音楽事業を営んでおりました海外子会社(Sevenseas Entertainment. Inc.及びSevenseas Studios, LIC)の清算をいたしました。さらに㈱インターナショナル・ラグジュアリー・メディアによる同一事業を営む㈱クリエイティブ・テクノロジ ーの吸収合併を行いました。これら事業再編により事業セクメントをこれまでの「メディア事業」「IT事業」「マーケティング事 業」から「メディア&マーケティング事業」「カードソリユーション事業」「データセンター事業」へと変更 しております。」
2018年「(不動産&フィナンシャル事業)で保有不動産及び営業投資有価証券の売却を行った結果、当連結会計年度の売上高は546百万円となりました。なお、同事業を営んでおりましたセブンシーズ債権回収株式会社は、平成29年8月4日をもって清算結了~(メディア&マーケティング事業)で健康グッズ商材を販売したものの、返品額が想定以上に多く推移した結果、売上高より売上戻り高が上回ったことにより、当連結会計年度の売上高は△24百万円となりました。なお、平成30年3月9日付で株式会社インターナショナル・ラグジュアリー・メディアの全株式を譲渡したため、メディア&マーケティング事業は廃止」って感じでなんか事業会社が消滅したような気がしますが、
2019年にはFRACTALEに名前が変わって、「保有不動産の売却活動及び不動産プロジェクトの開発、仕入れに積極的に取り組み、安定的な利益の確保はもちろん、経営資源の最適化」とか言ってますね。
なんかいろいろリセットされて再スタート感あります。で、不動産でファイナンスとか医療ファンドとか端的にはファンド会社になってますね。
コロナ入ってあまり触りたくない種の会社ですが3Qで大幅な減収(前年比-66%)、でなんとか赤字ではない程度。2Qだと前年比-92%だったというか売上もまともに経たない感じでいろいろ前途多難ですね。って感じ。何を説明するんだろうって感じに決算説明もあるのでみると薄っぺらくていいですね。
財務
直近3Qで。資産を急増させてますね。だいたい固定資産を取得してます。ホテルっぽいですね。負債も増えてますね。借入金がごっそり増えてますね。
結果156億の資産のうち、固定資産・・おそらくホテルが77億でその他も販売用不動産が54億で、負債は83億くらい長期借り入れ積んでますね。前記からおよそ50億増えた感じで、借り入れしてホテル買っての大勝負感。
うーん、コロナ来るタイミングでホテル勝負はさすがに間が悪そうですね。
というか詰みを感じる財務状況ですね。
CF
営業CFマイナス・・棚卸し資産購入でつまり不動産買って勝負で、一方で借り入れしてますね。借り入れして不動産買って勝負感で今期は売れてない感じですね。
で、2Q見るとさらに投資で子会社買収・・おそらくホテルを買ったんですね。貸付あって資金援助もしたと。
前期は勝負して借金して不動産買って今期はその不動産売れない中ホテルを買収してそのホテルに資金援助した感じでしょうか。
うーん、どう考えてもやばそうなムーブですね。
日足週足月足の値動き判断
日足でさげからリバっぽい
週足でさげ
月足で 吹いてはもとに戻ってる。
確認。
評価・売買判断
ビリングシステム
テクニカル的には、2013年と2018年に噴火がありますね。でもその後は落ちるを繰り返してます。今は落ちきったくらいで当面難しいのかな?と思いつつ2015年安値557から2016年に1557とかやってるのであるかもしれないまさかを期待しつつ持つのはありかもしれないね。ただ週足レベルでは絶賛下落なのでいろいろ無理をしない量がいいのかな?って思います。
ファンダ的には、金融系もあって状態が見えにくいところも。また大口契約も先送りなどで今期ちゃんと計画程度以上いくかも分かり難く。
過去に増収も利益は成長という感じでもなくEPSもBPSも伸びてない感じなので成長企業とは見ないほうが無難かも。預り金急増がもしかしたら?でもあるのでここは突っ込んでもいいかもしれない。財務は自己資本比率ほど悪くなさそう・・・てなところでPER60とかPBR3とかは過剰評価感はありますね。預り金・・とか思ったけど2018年10月以降ずっと落ちてるので一時評価され過ぎで落ちてもまだ評価高いですね。
スルーでいいのではないかと思います。まあ株安は進んでるのでどっかで逆張りはなしじゃないかもだけどね。
市場でピンのピンの方の傑出した会社。売上原価率の上昇はちょっと引っかかるけどそれくらい。事業性の見通しなども単純に明るそうでビジネス的にも買いやすい印象は。なので要するに値段ですね。
PER110とかをどう考えるかだね。くっそ高い気しかしないですが年々高くなる傾向はある中で2017年以降としてはよくある水準。これくらいのPERを維持して成長なら成長分取れるとか考えられるし、下がっても成長率維持・・例えば20%成長を4年続けばPER50近くまで行きそうでそれならもうかなり見れる水準。複利20%程度以上はあっという間に会社は成長します。そのあたりも踏まえるとPER110でも見れるという考え方もできますね。一方で低いときならばPER50台も最近にもありますし
過去まで見るとPER20以下もあります。再現なら会社になんの問題もなくても株価は数分の1です。 だから考え方次第。どのようなリスクを受け入れどのようなリターンを狙いに行くか?みたいな話ですね。
ちなみにGMOPGの時価総額は7000億くらいで筆頭は4割程度でGMOです。4割は2800億ほどですね。で、GMOは時価総額2700億ほどでGMOの事業価値は無価値とも読めますね。
FRACTALE
ダメダメなところからちょっと希望を見て一気に勝負に出たところ一気に環境悪化で詰み寸前なようにも。
触らないほうがいいのでは。
高ROEったって、そこは大枠で逆境の銀行さん長期に経常収益は下がるトレンドですね。・・てか高ROEなのは十八銀行を株式交換で完全子会社にした兼ね合いか純利益が跳ねてるからですね。となると前提が変わりそうですが、EPS自体は統合以前も上がる傾向で一応成長といえば成長です。
なにげに貸出金も右肩感あり預金も増えててなにげに順調かもしれない。
BPSは増えてるか足踏みかくらいですね。BPSは増えててほしかった感はあります。いやEPSがあまり信用できないので。また見る限り減配もないのですね。
銀行としてはわりと堅調感は。銀行なので昨今は特に貸し倒れも懸念されるところやもしれませんがPBR0.3切りとか配当利回り6%とかはさすがに過小評価感感じますね。まあ十八銀行入ってどうなるか?って部分もあるしやっぱりコロナとかでどう転ぶかは不明なんですけどね。
十八銀行もみましたがずっと横ばい感ある感じですね。過去には赤字もあります。リーマンとか悪環境時には丁寧に赤字を出してますね。
参考データリンク
銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html
株プラス:https://kabu.plus
IRBANK:https://irbank.net/
その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)
特に取り立ててございません。
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記事補足してます。
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