大河の一滴

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人々はタダの牛丼のために長い時間を浪費する

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もう記憶に新しくもないけど

ちょいと前に牛丼がただで食べれるキャンペーンなどがありまして。

k-tai.watch.impress.co.jp

これだね。

タダといったけど正確にはタダでもないし条件もあるね。

条件はソフトバンクスマートフォンユーザーであることとですね。そうならクーポンが配布されて条件にあった日に吉野家で見せると牛丼が無料になるというやつ。

タダでもないというのは、結局吉野家ソフトバンクもタダで牛丼を提供するボランティアをしたわけでもなくこれは広告の一種でこれにかかった費用は結局はソフトバンク利用者が負担しているという点からですね。

まあ、ソフトバンク利用者の中でこのキャンペーン利用者は利用しない人から牛丼おごってもらったみたいな解釈はできますが。

 

そんなもう終わった話(今後もまたやるかもだけど)から始まる目先の利益と・・不確実性の話。

 

もっともっと追い詰められてる人は自分の話にもついてこられないかもね。

そこまでは追い詰められてない人向けだね。

もっともっと追い詰められた時の話は以下の記事がオススメ。

news.hihin.net

ちなみにこの記事自体は上の記事を見る前に書いてます。

もっとちなみに自分の記事より遥かにいい記事です。

まあ、並んだんです。

www.excite.co.jp

吉野家でただの牛丼を食べるためにあるお店では一時間並んだと。

 

それを見た人たちは言いました。

「1時間並んだって人もいるけど、明らかに費用対効果があってなくね? 時給380円じゃん」

「長時間並んで380円浮かせたかったら格安SIMに変えた方がよほど節約できる」

とかとか。

 

この意見を間違いだとは言いません。

実際に働きに出れば流石に一時間働いて380円ということはなくつまり牛丼食べてお釣りもいくらかもらえるでしょう。それは正しい意見としか。

格安シムに乗り換えることだって一回きりの牛丼代浮かすより毎月の通信費下げたほうがいいでしょう。それも正しいとしか。

 

でもこれは一見正しいように思えて実はそうでもない意見だと思うんです。

 

結構合理的なんですよ。

吉野家でただ牛丼を食べるのに一時間かけて並ぶこと。

 

だって余った一時間をお金に変えるのって難しい。

常に余ってるなら、バイトでも探して働けばいいとか思うけど、常に余ってる人は少ないし、会社に雇われてて副業でもしたことがバレたらクビになるかもしれない。だいいちバイトに探して応募するのも面倒じゃないですか。1時間以上かかるしたぶん交通費とかいくらかお金もかかると思いますよ。

メルカリでせどりするにしたって色々勉強したり試行錯誤したりしないと利益にならないでしょう。

格安シムに乗り換えだって知識ない人は何選んでいいかわからないし、そのために勉強する時間も実際乗り換えなきゃ無駄じゃないですか。

 

そんな感じに多くの人は今目先にある一時間を換金する手段はだいたい持ち合わせてないんです。

 

ならば並ぶでしょ。

一時間ただただ無為になくなるなら、その一時間でも牛丼一杯トクするために。

 

わりと多くの人は選ぶと思うんです。

目先の小さな利益。

あなたが選ぶとは全然言ってないですよ?

でも、わりと多くの人は選ぶんです。いつでも食べれる吉野家で380円の牛丼を浮かすために周りを渋滞にして迷惑をかけながら1時間並んでそれがニュースになるくらいには。

並んでしまうんです。またそれは結構合理的、経済的合理性に見合ってるのです。つまりその人はそれが利益になるからしてる。

 

ただしそれは時間軸を短く見た場合です。

これを長くするならいろいろもっと良さそうなものもあります。

うんだから、例えばバイトするとかだね。メルカリでせどりしてもいいかもね。

格安シムに乗り換えてもいいかもね。

あるいは、投資で役立てるために読書の時間にあててもいいかもね。

時間軸をもっと長く、視野をもっと長く持てばその一時間を吉野家牛丼一杯380円を浮かす以上に有益なものにする手段はいくらでもあるんです。

 

そうなんです。

でも・・・

しかし・・・

それに向かうためには一つ向き合わないといけないものがあると言えるんです。

 

不確実性です。

もっと時給の高いバイトをする。

メルカリでせどりをする。

格安シムに乗り換える。

投資でよりパフォーマンスをあげるための学ぶ時間にする。

もっといい仕事につくために経験を積む時間にする。 

 

そうは言ってもね・・・

 

時給の良いバイトは見つからないかもしれないし、バイトしたばっかりに本業を首になるかもしれない。ブラック企業に捕まってつらい思いをした上にあまり儲からないかもしれない。

せどりだって儲かるかわからないしクレームつけられて商品代金もらえないかもしれない。

格安シムはちょっと苦しいけど乗り換える手続きは面倒だし、乗り換えれば必要なときに必要なサポートも受けられず面倒なことになるかもしれない。

投資なら利益どころか普通に損するかもしれない。

いい仕事だって求人あるかわかんないし、採ってもらえるかわからないし、採ってもらえてもブラックかもしれない。

 

なんでもいいですが全部不確実なんです。あるいは面倒。

すくなくとも目先の牛丼380円のほうがはるかに確実で簡単。

 

この選択は、

目先の確実な380円のために時間を投じるか?

あるいは

もっと先のあるかもしれないしないかもしれない大きな利益のために今という時間を無為にするリスクを犯して不確実な大きな利益を狙いに行くか?

 

多くの人とってはそのような二択なんです。

380円の安っぽい牛丼の代わりに提示されるのは、不確実性を伴う無為なあるいはもっと損失を伴うかもしれない不確実な選択なんです。 

 

このとき人々はタダの牛丼のために長い時間を浪費するのです。

 

目先の利益のためというより、遠い先の大きな利益にたどり着けるかわからないからです。

 

 さあどうしましょうか。

 目先の小さな利益。

目先の利益は失うしもっと言えば今は無為となったり被害にもなるかもしれないけど、一方もしかしたら遠くにある大きな利益。

の選択。

 

後者は一言で言えば不確実性を伴う未来の大きな利益です。

 

このとき後者を選ぶのは辛いはずです。

実際あまり選ぶ人がいないように思えます。

 だから吉野家に行列ができる。

 

自分の答えは・・

 

でもやらないと。

 

という答えしか持ってないです。

目先の小さな利益は諦め、とりあえずその目先の時間は多少選択に抵抗があってもえいやって選ぶ。選び続けるしかないと思うんです。

 

最初はなんにせよしんどいはずです。

もっと時給の高いバイトとかメルカリでせどりとか格安シムに乗り換えることとか

投資でよりパフォーマンスをあげるための学ぶ時間にするとかもっといい仕事につくために経験を積む時間にするとか

 

いずれも最初は目先の牛丼に釣られるよりしんどい作業なはずです。

経験や知識がないとそれは苦しい時間なのかなって思います。

いうなれば牛丼をもらわない目先の時間は最初はとても価値が低いということなんでしょう。

 

でも全部が全部じゃないと思うけど経験や知識はたまっていくものです。

それが続いて経験や知識が溜まってくるなら、未来のために使う目先の一時間ももっとラクになると思うんですよね。

それは慣れだと思うし、また成長です。

 

あなたは成長できます。

それと同時にあなたの未来の時間も成長させることができます。

不確実性はそうやって少しずつ、確実に近づいていくものなんだと思うわけです。

 

そしていつしか長い時間行列に並び牛丼をタダで食べることよりも、あなたはもっと魅力的でまたラクに目先の一時間を使えるようになれるようになると思うんです。

あなたにはいつか不確実性を乗り越えてそうなれる日がくる。

 

まあ、わかんないです。

自分にはあなたがそうなれるかはわかんない。

でもそうとでも考えないと、一歩を踏み出すのはしんどいんじゃないかな。

そしてなんでも一歩を踏み出さないとあなたは目先の牛丼に釣られる人間のまま。

 

そんなの嫌じゃん。

 

だと思うなら踏み出してもいいんじゃないかなその一歩。

目先の誘惑を拒絶し不確実性と対峙しながら、自分と自分の時間を高めていく一歩。

 

不確実だけどたぶん形になると思うんだ。

投資なら自分は形になったからね。

自分はもう目先の牛丼のために一時間並ぶことはストレスなく拒否もできるようになった。

まあ自分は格安シムだからタダの牛丼はもらえなさそうだけど。

 

自分はそのように思うのです。

なので、常に目先の利益よりもっと先の大きな利益を大事にできるかはわからないけど、できるだけそういうことも意識しながら未来のために自分や自分の時間を育てていきたいなと考えているわけです。

 

 

目先の利益とあるかもしれない遠くの大きな利益。

大きな利益を狙いに行くとき

その労力は無駄に終わるかもしれません。

その「不確実性」とどう向き合いますか?

 

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今回言ったことは前にも言ってるね。

kamomenotoushi.hatenablog.com

kamomenotoushi.hatenablog.com

 投資だとこんな感じに実践となるのかな。

kamomenotoushi.hatenablog.com