大河の一滴

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まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

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(9279)ギフト/日記(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。各データは4年4月9日取得。

比較銘柄

ギフトとその他

株価

1175円(人々が投げた砲丸は重さで床を突き破り遥か下まで落ちていってる。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 9279 7611 3399 6178
企業名 ギフト ハイデイ日高 丸千代山岡家 日本郵政
市場 東証マザ 東証一部 JQS 東証一部
業種 小売 小売 小売 サービス
時価総額(億) 116.6 592.8 36.0 37341.0
株価 1175 1554 1457 829.8
決算期 2020/10予 2020/02 2021/01予 2020/03予
予想売上(億) 118.3 422.1 151.7 118,800.0
予想営業利益(億) 11.9 41.0 5.1 7,100.0
営業利益率 10.02% 9.70% 3.35% 5.98%
予想純利益(億) 6.4 25.8 3.0 4,200.0
EPS成長率(年複利/期間) 57.5%/4年 9%/12年 23%/13年 -2.2%/6年
BPS成長率(年複利/期間) 81.3%/3年 11.5%/11年 3.2%/12年 -0.2%/5年
PER 18.18 22.89 11.87 7.99
PBR 3.66 2.25 2.03 0.25
ROE 20.1% 9.8% 17.1% 3.1%
ROA 11.1% 7.9% 4.9% 0.1%
配当利回り 1.28 2.32 1.1 6.03
配当性向 23.2% #VALUE! 13.0% 48.1%
総資産(億) 57.8 325.0 61.0 2861707.1
自己資本(億) 31.4 262.4 17.4 132935.1
自己資本比率(%) 54.3 80.7 28.5 4.6
一言感想 あげあげ 成長鈍化 増収足踏み 衰退

 今週は比較。ROIC変則3年平均(https://kamomenotoushi.hatenablog.com/entry/2015/10/18/000000)で15%以上のものを市場統計推移記録表にかけ、2018/12/28と2020/4/7比較でROEを上げてるのにPBRを下げているものから気になったものをチョイスして比較します。血のクリスマスより状態が良くなっているのに評価を落としている元々状態のいいものを拾う意図。対象136銘柄。比較の会社と数字は上記の通り。ギフト。家系ラーメン。比較に高収益っぽい飲食。(ラーメンで選んだわけじゃないのですが)ゲストにギフトを送る郵便様。

 

ギフト

業績

 家系ラーメンの町田商店。非常に盛んに伸びてます。

決算説明でも置いときますか。

2019年10月期決算説明会資料

https://pdf.irpocket.com/C9279/yUG5/Ny67/UlbK.pdf

直営店は増えてますが、数としてはプロデュース店が多いですね。

直営89店に対しプロデュースが367店。みると加盟金、ロイヤリティ、保証金を0円にして敷居をすごく下げてますね。研修や集客ノウハウも無料で提供してるようでって・・・これフランチャイズですよね?

曰く「フランチャイズ制度と異なり、保証金、加盟料、経営指導料(ロイヤリティ)不要。直営店の運営ノウハウをもとに、店舗立ち上げ時のプロデュースを、食材の購入を条件に原則無償で提供。」だそうで、プロデュース店に対しては食材販売で利益を取るスタイルですね。フランチャイズであるかは微妙でコメダや飲食じゃないですが美容室をサポートしてるコタとかに近そうなスタイルですね。

サポートいたします。お代は食材買ってくださいってことですね。

そのスタイルか営業利益率は高く出てますね。飲食ではあまり見ない水準です。

かなりおもしろそうはそうですが、コロナの影響は不可避となるかもしれないですね。食材買ってくれる店舗が潰れていくような展開は不味そうですがそれがちらつくみたいなところはありそうです。それをどう考えるか。

月次は出してますね。3月は全部では前年超えですね。ただ既存店は-14%ほどで影響ありというか12月から前年割れなので苦戦ということにはなりそう。1月まで入ってる1Qで増収増益ですね。増収は結構なペースです。利益は前年並み。ちょっとこれだけでは。

 

財務

自己資本比率などはほどほどですが飲食としては高めですかね。実際に借り入れ>>現金とかですので余裕はありそうです。直営店伸ばすのに熱心ということで有形固定資産は増えてますね。上場絡めて一気に総資産を増やしてます。直営店を随分作ったってことですね。株主からお金をもらいお店をたくさん作ったですね。拡張期としてみるならたっぱり財務は良い方となりそうですね。

 

CF

営業CFは右肩。上場を期に 資金調達で投資を盛んでこれはよろしいムーブかと。投資先行でFCFでてませんが営業CFや財務状況から今の配当は余裕ですね。業績が堅調ならば。という条件が付きそうですが。全部直営ほどじゃないと思いますが不安は残る局面ですね。

 

ハイデイ日高

業績

長期業績を見る限りバケモノ飲食。長期に減収なしで利益前年割れも2003年まで遡らないと・・・って中で今期は4/3に決算出て久しぶりに減益で決着。計画は予測困難として出てませんね。で、利益率も飲食としてはおかしく高ROE維持でいろいろおかしいですね。・・ただROEは落としてきてるつまり溜め込み過ぎの恐れは・・ってところもコロナの逆境の中での防御壁になるかもしれないみたいな。

しかしなんでこんな利益率高いんでしょうね?と検索したら以下の記事。

https://toyokeizai.net/articles/-/277792

この記事を信用すると出店立地が戦略的でうまく高利益率のアルコールの販売につなげていると。

で。 ちょっと苦戦してきてますね。

日高屋が苦戦中 「値上げで客離れ」定石通りの結果に|NEWSポストセブン

増税やら配送コスト増の人材獲得コスト増などあり値上げから顧客減少とか食券機設置とか営業時間短縮なども高利益率のお酒の売上低下など。

むむむってところですが今の所はやっぱり優秀な飲食ですね。バケモノでいられるか?みたいな局面かなと。

 

財務

自己資本比率伸びて純資産総資産伸びてますね。元々堅い財務は盤石の部類に。

 中身も見る必要を感じない・・けど一応見ると有形固定資産の上昇は止まるつまり店舗拡大が抑えるあるいは落ち着く中、流動と言うか現金が毎年積み上がってる感じですね。

 

CF

そうだと思ったけど営業CF常に出しながら投資もしてFCF常に出てるやつ。配当性向とかかなり高い50%だけどこれでもお金が積み上がる感じ。 自社株買いすると良いと思う。そんな余裕を言ってられないほど業績後退が起こるかもしれないですけどね。

 

丸千代山岡家

業績

 ロードサイド展開で入ると土方みたいな人とかトラック運ちゃんみたいな人がよく食べてるイメージ。なんというか泥臭さを感じるラーメンチェーン。

利益は乱れるも売上はずっと伸ばしてきて結果としては直近決算で最高益となっててこの辺も泥臭さを。

あまりコロナで自粛しなさそうな顧客層かなあって感じるところですが3月月次出て実際に日高屋とかより影響軽微な既存店-4.4%の全店+0.6%。自粛は加速感あって今後はもっと影響出るかもしれませんけどね。清水建設とかの影響もありそうですしね。

 

財務

 財務はわるめ。借り入れもありますし、減ってないと言うか総資産、純資産、自己資本比率など水準があまり変わってないですね。ある意味足踏み。売上利益は上がってますので資本効率は良くなってるという見方もできますがちょっと留意点ですね。

みると純赤字は出てるので、出店して収益性悪いと特損切って損切りみたいな形ですかね?と、見ると毎年減損出しているようですね。店舗閉鎖損失とかもだしてるので駄目だと思ったらすぐ切ってる感じでしょうね。

 

CF

 営業CFは出てますね。投資も多くFCFは長期で見ればプラスかな?程度。このへんも泥臭さを感じる推移ですね。配当は今の水準なら余裕だけど配当方針自体は利益波っぽく減配とかも来ますね。

 

日足週足月足の値動き判断

日足でさげ
週足であげてさげ
月足でジャンプして底抜け
確認。

評価・売買判断

ギフト

テクニカル的には、なかなか見ないひどい形。上場から乱高下しつつも上で1238から3025まであがるもその後キレイに落ちましたねって感じで月足みると楽しそうな放物線描いてますね。底は808。超絶下落トレンドだと思うけど逆張りするならこれを基準にするしかない気はします。もちろん逆張りしなくてもいいと思います。

 
ファンダ的には、勢いもあり飲食としては高収益ですね。プロデュース店に食材売りというスタイルが貢献してそうです。気になるのは直営既存店の前年割れの中でコロナ突入というか。財務CFは今は問題ないとしても赤字にはそんなに耐えられるほど体力もないといえばないになるけどこれはよっぽどの悲観シナリオ。他の飲食よりはマシかなあとは思えます。

そんな感じですが元々高評価だったのもあるけど株安してPER18は十分成長期待維持で減益など来ると株安は避けられないかなあってところで警戒も期待も織り込んでる感は。優待はありますけどもうそこそこの利回り。でもこれも今の環境でどうでしょうね?って感じで今後の企業状態が株価に繋がりそうですね。

 

ハイデイ日高

バケモノ飲食。で、ずっと来てたけどさすがに環境悪化で増収増益はストップか?ってところにコロナでダメ押し月次などでは業績悪化が出てきてます。

 も、蓄積した利益というか財務の余裕半端なくまたその余裕を作ったCFも数年の逆境くらいは余裕で耐えそうな印象。惨禍がすぎても依然としてバケモノでいられるか?みたいなところが判断ポイントですかね?

高評価だったこともあり株安と言ってもまだまだ高評価の部類ですね。絶対的にもそうですし過去からのPBRでも2015年位の水準で2013年以前はもっと低い水準でしたねッて感じ。そこと比較するのが妥当かどうかはわかりませんが、飛びつくほど安いかと言うとそうでもないかも。特に逆境でさすがに劣化も見られるかもしれないという局面で。

 

丸千代山岡家

直近調子いいですけどなんというか泥臭さと言うかあまり優秀じゃないし減益もばんばんしながら喰らいつき増収は果たして結果なんとか進んでいるという印象のラーメンチェーン。増収なら容赦するくらいのスタンスが良さそうですね。あとは安ければ。最近好調だから仕方ない部分はあるけどPBRでまだわりと高め。過去の低いときは0.5台とかも。今後そこまで下がる気もしないのが難しいところですが。まあ好調なので優待目当てとかで少数拾うとかはありそうですけどね。

 

日本郵政

 上場から株価だだ下がりの郵政様。

経常収益も下げ続け郵政民営化とは何だったのか?といろいろ考えてしまう(考えてない)事になってますが、純利益くらいはあまり減ってなくよく見れば停滞足踏みだし利益は出てるくらいです。BPS増えてないので配当を配るマシーン感はあります。

安ければ。・・・PBR0.25は安いですねえ。上場から下がり続け現在上場来で最も最底辺はそうだし絶対的にも流石に・・とは思っちゃいますね。

と、思って今まで入った人を皆殺しにする展開なのがまた難しいんですけどね。さすがにどっかで反転すると思うんですけどね。反転確認したら買うのもあるいはありかもね。高配当利回りだし。(減配しないとは言ってない

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

 そろそろ決算が出始めてます。

いい決算なんて出るはずがないくらいですが、起きた株安より絶望的なものが出てきたか?といえばちょっと待ってくださいくらいなものも多いという印象。

清水建設というかそれの関連とかはやばいと思いますけどね。

いろんな意味で判断が試されていくのではないかと思ってます。

差が出そうですが上を見て死ぬよりは死なないように大きなミスをしないという方向性を持ちたいとはいまのところ。

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

この記事の表とデータは以下のツールで作成しました。

銘柄スカウターで銘柄比較表