大河の一滴

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(6569)日総工産/日記(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。各データは4年4月9日取得。

比較銘柄

日総工産とその他

株価

435円(人々は、トランポリンでジャンプしてたけどトランポリンが破れて階下に真っ逆さまに落ちている。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 6569 2427 2375 7267
企業名 日総工産 アウトソーシング ギグワークス 本田技研工業
市場 東証一部 東証一部 東証二部 東証一部
業種 サービス サービス サービス 輸送用機器
時価総額(億) 147.8 568.8 75.1 43809.4
株価 435 452 1038 2418.5
決算期 2020/03予 2020/12予 I 2020/10予 2020/03予 I
予想売上(億) 743.0 4,200.0 190.0 151,500.0
予想営業利益(億) 27.0 210.0 9.0 7,300.0
営業利益率 3.63% 5.00% 4.74% 4.82%
予想純利益(億) 18.4 111.5 5.5 5,950.0
EPS成長率(年複利/期間) 41.4%/4年 25.6%/13年 11.2%/13年 0%/13年
BPS成長率(年複利/期間) 35.8%/3年 31.9%/12年 5.8%/12年 5.2%/12年
PER 7.94 5.10 12.60 7.14
PBR 1.3 0.94 2.16 0.5
ROE 16.4% 18.4% 17.1% 7.0%
ROA 8.8% 4.7% 7.1% 2.9%
配当利回り 5.75 5.97 1.73 4.63
配当性向 45.6% 30.5% 21.9% 33.1%
総資産(億) 210.2 2391.8 78.0 204191.2
自己資本(億) 105.4 608.1 32.2 82677.2
自己資本比率(%) 50.2 25.4 41.3 40.5
一言感想 あげあげ あげあげあ あげあげ 停滞

 今週は比較。ROIC変則3年平均(https://kamomenotoushi.hatenablog.com/entry/2015/10/18/000000)で15%以上のものを市場統計推移記録表にかけ、2018/12/28と2020/4/7比較でROEを上げてるのにPBRを下げているものから気になったものをチョイスして比較します。血のクリスマスより状態が良くなっているのに評価を落としている元々状態のいいものを拾う意図。対象136銘柄。比較の会社と数字は上記の通り。日総工産。製造業向け派遣・請負。比較に同業っぽいかつ高収益なやつ。ゲストに派遣されるホンダ様。

 

日総工産

業績

 製造業向け派遣・請負の大手。ということで派遣屋さん。

並べたけど派遣あたりは今一番判断難しいところですよね。業績は良かったんですが世界的景気後退の懸念で、日本は増税GDP後退にコロナと逆風吹きまくりで勢いあった派遣業も需要がどれだけ残るのか・・?というところに2月に下方が飛んできてます。「「技能社員」を自動車メーカーを中心とする「アカウント企業」へ重点的に配属してまいりましたが、電子デバイスメーカーの稼働調整や需要回復遅れなどの影響を受け、在籍及び売上高を増加させることができませんでした。この厳しい外部環境は、今後も続くことが予想されます。また、構造的に不足する高技能人材ニーズに対応するための研修費及び社員募集費などの投資費用が増加」だそうで、わりと厳しいのが数字に現れてきてるのですがこれはコロナを含んでないのでこれからもっと悪影響出そうですよね!?って感じに高値5分の1とか2月くらいからも3分の1くらいまで売られれますね。

とはいえ直近決算で増収で減益も前年並みで現状は大きな枠で好調の範囲内。計画も増収はまだ崩していません。今後どれだけ後退するか?これが軽微な水準に収まれば株安は行き過ぎで見直されるという可能性もあるでしょう。

そのバランスを図る局面となりそうですね。

 

財務

 自己資本比率は高くもないですが借り入れなどはほぼなく長期借り入れが3Q時点で6.6億に対して現金55億で現金はたっぷり。負債の本体は未払費用ですね。同時に受け取り手形も多いです。仕事がへるくらいでは倒産などはないですね。ただ顧客倒産で貸し倒れとかになると一気に倒産もちらつくかもしれない。

そこまで悲観的にみるか?というところはありますが可能性自体はありそうです。

 

CF

 営業CFでるやつで投資も要らないので営業CF≒FCF感あります。配当も今の財務状況からは余裕でそんなにキャッシュアウトなければ今の水準は普通に維持できそうですが配当は利益並みみたいな方針ぽく配当を軸にするのは危険か。

 

アウトソーシング

業績

 超絶成長企業。2010年くらいから成長率の複利とると売上30.9%営業利益33.4%のEPS28.4%のBPS31.2%の配当39.1%だよ?だから複利(年)で。

それで12月決算を無事に増収増益で通過(まあ成長鈍化感あるけど)で計画では大幅増益で今の所会社から業績悪化の開示などは出てないですね。

それが2月から3分の1の高値から7分の1程度まで叩き売られたという形ですね。

さてさてどうなるのでしょうか。

 

財務

財務は日総工産より悪いですね。有利子負債も大きく自己資本比率は低いと言える25%ほど。 これは買収のせいみたいなところがありますね。のれんが大きめ。財務レバレッジかけて借り入れして買収して成長加速。

これは今までは高成長という結果になってましたが環境悪化でどうか。悪い方に向くだろうが今の所市場の意見っぽく叩き売られてる感じですね。自分としては。

 

CF

 営業CFがはねてますね。買収効果となりそう。で、その裏でさらなる借金をして企業買収みたいな回転でしたが・・海外などにも行ってますね。ヨーロッパとか。

ギグワークス

業績

 これは製造業向けではないけど派遣ですね。量販店の販売支援やIT分野での派遣など。レンタルオフィスもおまけのようにしてますね。

近年成長ですが、2011~2015年位は足踏みみたいな面が強いと言うか2010、2011に特損ぽい赤字切ってBPSも飛んでますね。

2010「自動車業界等主要な取引先から派遣契約の終了就業日数の減少など急激 な環境変化の影響を受けたスリーブロテクノロジー株式会社をはじめとし収益計画の変更を与儀なくされた一部子会社について慎重に検討した結果「固定資産の減損に係る会計基準」に基づきのれんについて418百万円の減損処 理を行い特別損失を計上」

2011「前代表取締役による不正な取引 に関連して発生した損失」だそうでなんだかなあという損失もありまずがその後は収益性も改善でその後の2016年以降の躍進にも役立ってるかも。

1Q出て増収ですね。わりと堅調かと。減益ではあるけどまあ1Qですし。な感じなところにこれからコロナがやってくる感じですかね。

 

財務

 自己資本比率はそんなに高くないけど、現金よりは小さいですし財務はいいほうかと。

有形固定は少なく負債は未払いが多いくらいであとはいろいろで普通に問題のない派遣ですね。

CF

営業CFでてそれなりに投資があって、毎年FCF出るほどじゃないですね。派遣としては物足りない。投資をそこそこしてますね。 有形固定なども増やしてるので事務所とかを作ってるのかもしれない。まあ売上伸ばしてますし必要ですかね。無配から復帰し配当を始めてますね。まだ還元水準は甘く増配余地はたっぷりありそうです。現金も積んでるし。だから業績が後退しなきゃね。

 

日足週足月足の値動き判断

日足でさげ
週足でさげ
月足で持ち合いからさげ
確認。

評価・売買判断

日総工産

テクニカル的には、形としては上場からレンジと言うか持ち合いと言うか2018年末からなら三角持ち合いっぽい形成で下に放れたら放れすぎ・・みたいな形成。底を見るなら341しかないと思うけどこれをみて逆張りするかですね。というわけで底341。


ファンダ的には、直近下方などもでてるけど現在出てる情報まででは大枠で順調な財務やCFに問題のない派遣会社。直近から今期来期の成長を期待するのはどうかと思うけどあまりダメージもうけず成長継続となると妙味のあるというかおそらく跳ねる水準の株価にあるようには。も、最悪を想定すれば可能性は低そうも倒産までも。赤字くらいは全く来ても不思議ではない環境悪化は進んでいる気はします。

評価のPBR1.2は貸し倒れ倒産までは織り込んでないとは思える水準。PER7.5はあまり増益は期待されてなさそうですが大幅減益は厳しそうです。いろいろハイリスク・ハイリターン案件。

 

アウトソーシング

実績としては非常な高成長企業。 借り入れをして買収をするような財務レバレッジをかけ大きく成長してきて今現在出てきてる数字としてはその成長に陰りがあるともいい難く。

ですがー、製造業向け派遣だし経済止まりまくってる欧州などにも買収も入ってて業績逆回転来ると財務レバレッジが牙を向きそうだしで、これどう考えても無事じゃなさそうだし無事じゃなきゃ無事じゃなさそうだよね?ってことで叩き売られてる感じですかね。わりと最悪なら倒産ちらついてるしわりとありえる確率なのでは?とか思います。

まあ、あまり最悪じゃなきゃ・・というか生き残り成長継続とかなると化けると思いますけど。さて。ハイリスク・ハイリターンですね。

 

ギグワークス

近年好調な派遣で財務CFもそれほどリスク負ってなく、製造業派遣ほど諸々の悪影響も受けなさそうって気がするのですが、その分上らよりしっかり高評価なPER12のPBR2ほどになってますね。かなりリバしたみたいです。アウトソーシングあたりとのリバの差はやっぱり派遣してる顧客の差かなと。こちらのほうがいくらかでも影響受けなさそうですしね。しかし実際影響受けて業績落ちるとちょっと無事じゃなさそうな株価水準ですね。そういう意味ではもう手が出にくいですね。

 

本田技研工業

 3Qで減収減益なんですが出てる数字としては順調というか売上も利益も過去から最高水準に準じるレベルではありますね。それをPBR0.5ってわりとホンダ様の底辺評価っぽく警戒し過ぎ感は感じたりします。ただ工場操業停止とかきな臭いニュースがばんばん出てきてますのでリーマンにも出さなかった赤字などでてくるやもしれません。というわけで市場様のご意見は正しいかもしれないですね。

あえて逆らうと言うならなんだかんだいいながら20年くらいは赤字なしでBPSくらいは右肩感のあるホンダ様をそんな低評価にする是非を考えてみてくださいませ。

いや、来期1Qくらいまでに大赤字でないくらいで今の評価水準くらいならわりといいんではないかと思います。自分はですよ?市場が良いと思うかは知りません。

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

 得にはございませぬ。

その中で自分はあまりパフォーマンスは優れない感じですごい人よりは劣後してて別に自分はそんなにすごくないよねと思い知る感じででも長くやればプラスくらいにはできるとは感じてるのですごくないなりに頑張っていこうと思いますまる

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

この記事の表とデータは以下のツールで作成しました。

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