投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。各データは4年4月9日取得。
比較銘柄
日産化学とその他
株価
3810円(人々は、長く歩き続けてかなり進んだが、しばらく後退してひときわ大きな落とし穴にハマったところ。)
各企業の数字と比較しての感想
コード | 4021 | 4082 | 4043 | 4403 |
---|---|---|---|---|
企業名 | 日産化学 |
第一稀元素 化学工業 |
トクヤマ | 日油 |
市場 | 東証一部 | 東証一部 | 東証一部 | 東証一部 |
業種 | 化学 | 化学 | 化学 | 化学 |
時価総額(億) | 5562.6 | 184.2 | 1495.2 | 3016.1 |
株価 | 3810 | 755 | 2138 | 3555 |
決算期 | 2020/03予 | 2020/03予 | 2020/03予 | 2020/03予 |
予想売上(億) | 2,090.0 | 278.0 | 3,220.0 | 1,820.0 |
予想営業利益(億) | 386.0 | 36.0 | 350.0 | 265.0 |
営業利益率 | 18.47% | 12.95% | 10.87% | 14.56% |
予想純利益(億) | 306.0 | 24.0 | 260.0 | 211.0 |
EPS成長率(年複利/期間) | 6.2%/13年 | 8.3%/13年 | 2.7%/13年 | 8.6%/13年 |
BPS成長率(年複利/期間) | 5.1%/12年 | 8.1%/12年 | -2.1%/12年 | 4.7%/12年 |
PER | 18.28 | 7.62 | 5.71 | 14.18 |
PBR | 3.17 | 0.64 | 0.89 | 1.63 |
ROE | 17.3% | 8.4% | 15.6% | 11.5% |
ROA | 12.4% | 5.2% | 6.8% | 8.6% |
配当利回り | 2.31 | 2.65 | 3.27 | 2.19 |
配当性向 | 42.2% | 20.2% | 18.7% | 31.1% |
総資産(億) | 2469.9 | 457.7 | 3796.3 | 2445.3 |
自己資本(億) | 1803.5 | 272.1 | 1527.8 | 1775.0 |
自己資本比率(%) | 73 | 59.5 | 40.2 | 72.6 |
一言感想 | あげ | 増収足踏み | 変身?も停滞 | あげ |
今週は比較。ROIC変則3年平均(https://kamomenotoushi.hatenablog.com/entry/2015/10/18/000000)で15%以上のものを市場統計推移記録表にかけ、2018/12/28と2020/4/7比較でROEを上げてるのにPBRを下げているものから気になったものをチョイスして比較します。血のクリスマスより状態が良くなっているのに評価を落としている元々状態のいいものを拾う意図。対象136銘柄。比較の会社と数字は上記の通り。日産化学。日産コンツェルン出身だけど既に日産ではない日産の化学会社。比較に比較高収益っぽい化学企業。ゲストに同じ日産系の日油ってこれも化学だけど。
日産化学
業績
総合化学。ですが主力はITT機器向けの機能性材料と農業化学品ですね。
で、目先も利益率18%台と化学メーカーとしても高い水準でもちろんROEROAも高く端的に高収益ですが、長期業績を見ても赤字など見当たらなく長期に高収益でまた成長ですね。極めて安定的に高収益な印象です。もっとも10年ちょいでEPSで6%程度と高成長ではないですし、売上も利益も毎年伸ばすまでもないので持つなら毎年の成長は容赦したほうがいいのではないか?とかは思います。BPSくらいなら右肩で減配もないようですね。
3Qで減収減益ですね。計画では増収増益の看板は落としてないですが、コロナなどの逆境でどうか?みたいな局面ですね。目先は厳しそうですが長期的展望も駄目だとするのはどうなんですかね?って印象。いや、駄目だとされてるかもわかりませんけど。
財務
ずっと自己資本比率改善してますね。短期借り入れは維持も長期は返しきったかな?って感じ。 借り入れ<現金くらいにはなってるというか2013年位から現金は高止まりしてるので現金はもう十分だって判断入ってそうですね。その他は工場とかはありそうだけどこれは資本蓄積で流動資産が多くなる感じで流動比率高くなってきてますね。端的に順調・・この業績なら当たり前なんですが順調って感じです。
CF
営業CFは常に出て設備投資は・・だいたい有形固定資産の取得でそれなりにあるけど常に営業CFの範囲内で常にFCF出てるような会社ですね。財務CFの拡張がみれます。長期借り入れは返しきり返済が少なくなってますのでこれは還元の強化で増配に加えて毎年自社株買いに入ってますね。
第一稀元素化学工業
業績
自動車排ガス浄化用ジルコニウム化合物製造の国内最大手。だ、そうですが長期に地味に成長してますね。売上で20年5.5%(複利)だってよ?
基本的に高利益率ですね。ですが2012年辺りに大きく売上を伸ばしかつ大きめの赤字。BPSもめっぽう飛んでますね。その後売上をかなり落としその代わり高収益になってます。これは買収とかからで不採算事業切りの美味しいところだけ頂いた感のあるムーブですね。
2011「主要な原材料のーつであるレアアースの価格が中国の輸出許可枠の減少に伴い大幅に上 昇したため原料に占めるレアアースの割合が比較的高い自動車排ガス浄化触媒材料等の当社製品もやむを得ず販売価格の改定に踏み切らざるを得ませんでした。売上高は販売価格の大幅な上昇にもかかわらず堅調な需 要に支えられて販売数量でも前年を上回り前年同期比で大幅な増加となりました。収益面ではレアアース等の原材料価格が当社の想定を上回る上昇を続けたものの増収効果により営業利益・経常利益は前年同期比で大 幅な増益」と、買収じゃなく特需っぽいけど原材料費もあがるも増収でコストを吸収ですね。
2012「当社の主要原料のーつであるレアアースは近年相場が激しく変動しており当事業年度においては期末にか けて市場価格の大幅な下落が発生している状況~戦略的に相当量の備蓄を行ったことに加え~減産を実施したことにより在庫数量も増加し発注原材料の未購入残高も併せると当社の原材料の帳簿価格と市場価格とは大幅に乖離し・・たな卸 資産の収益性低下による簿価切下額の発生及び商社への発注分について買付契約評価引当金を計上」
えっと、事前予想は外す感じでレアアースが価格上昇でかつ供給不安定で買いだめしてたけど、価格が下落して高く多く買いすぎになってそれで特損切ったってことですかね。
この辺がおちついた2014「原材料に占めるレアアースの比率の高い触媒において、レアアースの市場価格値下がりと連動する販売価格低下の影響が大きく、売上高は減少いたしましたが、総じて販売量は拡大傾向にあり、販売は堅調に推移いたしました。収益面では、生産量の拡大により原料在庫水準の適正化が早まり、レアアースの値下がりによる評価損発生額が想定を下回った他、製品・仕掛品在庫における更なる収益性低下の再評価による損失も減少したことから、営業利益は大きく改善」
とまあレアアースに振り回された感あるけど、結果としては高収益な事業が残ってますのでこれも雨降って地固まるですかね?原材料費の推移は気にしたほうがいい気もします。
も、3Qで減収減益です。「販売数量が前年同期比で4.4%減少した影響等により、20,321百万円(前年同期比3.3%減、業績予想27,800百万円に対して進捗率73.1%)、営業利益は、販売数量減少による影響や販売費及び一般管理費の増加等により2,590百万円(前年同期比26.0%減、業績予想3,600百万円に対して進捗率72.0%)」
リーマンあたりにも赤字などあるので根本的にはシクリカルとなりそうですね。ちょっと目先は控えめに見たほうがよさそうです。原材料費に振り回されたりシクリカルな面はありますが今後ずっと赤字とか低収益になるとかはちょっと悲観すぎる見方な気はします。
財務
財務は悪くない程度。2019年に自己資本比率悪化。借り入れ大きくしてますね。 現金も増やしてます。直近3Qでさらに長期借り入れ積んで現金もですが有形固定資産積んでますね。建物と建設仮勘定。つまり設備投資ですね。お金借りて投資してると。
2019「ベトナムにおけるジルコニウム鉱物事業への投資」とか「需要拡大に備えた設備増強、ジルコニウム原料の確保及び将来に向けた新規開発への投資を進めて」とか言ってますね。コロナなどの影響もある中、この動きは評価が分かれそうな。
とりあえず財務悪化とはいえ、絶対的には悪いというほどでもなく業績目先落ちてるとはいえ赤字などからは程遠く利益はかなり出てるになるので今のところは大きな問題ではないですね。赤字などになることはないなんて一言も言ってません。
CF
2011、2012年に営業CF赤字。棚卸資産をくっそ買ってますね。上のレアアース買いだめですね。その他は基本営業CFは順調で、近年は設備投資を強めてここ二年はFCFマイナスです。財務で補ってる感じ。
今ぐらいの配当なら余裕ですね。過去に減配は2013年はありますね。レアアース騒動のときですね。でもそれぐらいで基本元減配はあまりしない方針のようで・・よほど酷い事にならないと今の水準は維持しそうですが・・
トクヤマ
業績
もうめんどうなんで流しますが、売上はかなり安定的も 利益は乱れてますね。2013年あたりはわりと薄利に。まあでも原価も販管費も下がるトレンドが認められるので一応いい方向に向かってそうな。あと純赤字はちらちら、それも大きのも。2016年とか大きめの損失が。「連結子会社であるTokuyama Malaysia Sdn. Bhd.に関して、1,238億75百万円の減損損失を計上」
こんな記事も
トクヤマ、2000億円投資はなぜ失敗したか? | 素材・機械・重電 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
太陽光に乗ろうとして大規模投資して過当競争に競争になって事業を大型損切りしたようですね。
なんということはあっても本業自体は安定的でその後は堅調ですね。3Qで微減収減益程度で長い目では十分堅調な範囲内です。目先は不安要素もトクヤマ以外の要因で多いですけどね。
財務
事業を損切りした2016年はかなり自己資本比率が悪化してますね。でもその後は急回復。もう太陽光で大型損失前くらいの水準に戻ってきてますね。直近3Qでも改善進んでます。絶対的には良いというわけでもないけど危機って感じはもう脱してますね。
流動資産≒総負債>流動負債×2くらいでもあるしもう大丈夫ではないか。
CF
短期に財務を改善できるということはここが悪いはずがなく。安定的な営業CF。それで2016年以降は投資は一定、つまり新規事業などは進めてなく、財務も化率より返済でFCFも2015年以降はプラスですね。一度は無配にしたのおすぐに復帰でもう過去の水準越えてますというか今の配当なら余裕そうですね。このあたり地力ありますね。
日足週足月足の値動き判断
日足でさげ
週足でさげ
月足であげてさげ
確認。
評価・売買判断
日産化学
テクニカル的には、長期に順調。2012~2018年まで極めて順調と言える推移になりそう。で、2018年12月6370からは下落に転じてますね。これが長期下落となるか一時の調整になるか?という見方がいいですかね?2701あるいは3455等がそれを判断する底に妥当に思えるところ。
ファンダ的には、高成長ではないけど極めて安定性と収益性に優れる化学メーカーですね。長期債務は返しきり還元強化に収益性を向けてるところもあります。直近通期決算で今の時価総額で還元率だすと利回りで3.5%ほど。バーゲンセールってほどではない気はしますが、長期成長の高収益企業で実績利回り3.5の予想PER18ほどはまあ手打ちしても良いんじゃないか?とか思ったりはします。もちろんこれらは長期的な業績展望は落ちないし上昇を続けるという前提を置くならですね。
第一稀元素化学工業
基本的には高収益。も、原材料価格などには注意はしたほうがいいかも。で、シクリカルな部分もあり目先は業績は下方面。その中で投資を強めてきてるのは警戒したほうがいいかもしれないとは思ったりします。
PBR0.6程度はそれなりに警戒されてる水準なようには思えます。BPSをふっとばすような赤字までは織り込んでないようには思えます。仮に業績後退は軽微で投資も報われさらなる繁栄とかなると今の株価水準は妙味あるように思えますね。あるいは考えてみるのも。うんだから大赤字は織り込んでないと思いますよ?目先は業績低下です。まだそれなりに高収益です。考えましょうね。
やらかしするも、早急に立て直せるくらいには高収益です。シクリカルではありそうなんで減益くらいは多めに見るのがいいかもね。下手なことはしないなら安定して利益出してそうというか営業利益なら長期に赤字もなく。
PBR0.9ほどは成長している感じではないのでもう一声っていいたくなりますが、PER5ほどはあまり期待されてる感じでもなくまだ財務改善中の伸びしろもあると思えば利益をだしてBPSを伸ばしてくれるので十分と見るならフェアバリューか少し安めとも見れます。BPS伸びないのはちょっと不味そうです。そんなに悪い選択じゃない気はします。
日油
これも相当に安定&高収益ですね。長期に影響赤字なしの成長っぽいムーブ。まあさすがにシクリカルで2009年あたりは大きめな減益。それを再現するか?という局面ですかね。3Q通過で下方も来てますがリーマンあたりの再現からは現状程遠いですね。依然高収益です。
財務も堅いですねえ。お金ガンガン積んでる感じ。これ再現するかなあとは思います。お金あるからね施策も打てるし我慢もできるからね。だいたいFCF余裕で出てる感じで増配しながら自社株買いもこなして現金積んでますか。PER14ほどは状態にしてはちょっと安めで警戒入ってそうな水準には思えますが・・・
そんな感じで極めて順調ですが。収益性下がると増配しながら自社株買いしてお金積むとかできなくなるってことで過去はもっと低い水準の評価なので警戒はある意味当然感あり難しいものですね。
参考データリンク
銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html
株プラス:https://kabu.plus
IRBANK:https://irbank.net/
その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)
投資は静観って感じ(でもフルポジですが)で特にございませぬで早く生還したいってところですが、私事では(投資も私事だが)運動不足が度重ねて顕になり運動キライでしたくないとも言ってられないと観念してエアロバイクを購入し日曜日から漕ぎ出しました。テレビや動画とか軽いゲームならながらでできる感じで2日間で5時間弱運動できました。
今後は一日一時間以上を習慣として生き残ろうとおもってますまる
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