大河の一滴

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(4507)塩野義製薬/日記(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。各データは3年3月27日取得。

比較銘柄

塩野義製薬とその他

株価

5276円(人々は、だいたい順調に丘を登ってきたけど大きく躓いて転びかけている。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 4507 4519 4577 2114
企業名 塩野義製薬 中外製薬 ダイト フジ日本精糖
市場 東証一部 東証一部 東証一部 東証二部
業種 医薬品 医薬品 医薬品 食料品
時価総額(億) 16713.6 64923.6 382.4 158.0
株価 5276 11600 2973 531
決算期 2020/03予 2020/12予 I 2020/05予 2020/03予
予想売上(億) 3,550.0 7,400.0 435.0 205.0
予想営業利益(億) 1,415.0 2,800.0 47.0 13.0
営業利益率 39.86% 37.84% 10.80% 6.34%
予想純利益(億) 1,330.0 1,900.0 33.0 9.5
EPS成長率(年複利/期間) 16.3%/13年 12.7%/13年 15.3%/11年 4.3%/13年
BPS成長率(年複利/期間) 5.6%/12年 6.8%/12年 16.5%/10年 3.2%/12年
PER 12.31 33.43 11.31 15.01
PBR 2.35 7.44 1.13 0.84
ROE 19.1% 22.3% 10.0% 5.6%
ROA 17.1% 17.9% 7.1% 4.3%
配当利回り 1.9 1.29 1.35 2.07
配当性向 23.3% #VALUE! 15.2% 31.1%
総資産(億) 7787.4 10589.2 467.5 221.6
自己資本(億) 6675.0 8539.9 309.4 163.0
自己資本比率(%) 85.7 80.6 66.2 73.6
一言感想 あげ あげ あげ 停滞

 今週は比較。KABU+ファイナンスデータでROA15%以上のものをフィルタリングその中からPERなどを見ながら気になったものをチョイスして比較します。比較の会社と数字は上記の通り。塩野義製薬。高ROAな製薬会社。比較も高ROAで目についた製薬各社。ゲストに塩に対抗して砂糖。

塩野義製薬

業績

 主力医薬品は抗うつ薬サインバルタ」、抗インフルエンザ薬「ゾフルーザ」、高コレステロール血症治療薬「クレストール」、英グラクソ・スミスクラインと共同開発の抗HIV薬「テビケイ」。だそうです。まあゾフルーザは耐性ウィルスが出現しやすいという嫌疑をかけられて目下シェアが急低下してる模様ですが。もしかしたらコロナ関連で注目される可能性も微レ存?

は、おいといて長期に赤字もなく利益も安定で利益率長く15%以上あたりより上の水準で高い収益性と安定性を兼ね備える優良企業となりそう。中でも2016年辺りから利益率は30%以上で相当なレベルとなりそうですね。

2016「ロイヤリティー収入の合計は1,018億円(前期比67.8%増)となりました。ヴィーブ社に導出した抗HIV薬「テビケイ」及び配合剤「トリーメク」のグローバルでの売上が13億ポンド(約2,300億円)を超え、同社からのロイヤリティー収入が405億円(前期は58億円)となり」とこの貢献が著しいようで直近2019年通期でも「ヴィーブ社に導出した抗HIV薬テビケイ及び配合剤トリーメク、ジャルカのグローバルでの売上が順調に伸長しており、同社からのロイヤリティー収入は1,244億円(前期比20.3%増)となり」と目先まで順調ですね。数字としては傑出感あります。

ただ痛し痒しで一部の薬に業績が依ることも大きそうで有価証券報告書のリスクでも「(5) 特定製品への依存に関するリスク:ゾフルーザ、サインバルタの製品売上高及び、テビケイ、トリーメク、ジャルカのロイヤリティー収入が、売上高合計の約48%(2019年3月期現在)を占めております。これらの品目において、予期せぬ要因が発生して売上減少や販売中止となった場合には、業績に影響を与える可能性があります。」と言ってますね。

そういう一部のお薬に頼るところが大きいということです。

今期3Qでは堅調な範囲で通過してますね。今の所会社に大きな劣化は見られません。コロナの影響が今後どう出るか?あたりは気になりますけどね。

 

財務

元々財務はいい方でしたが近年は絶好調ですのでさらに財務は良化してますね。借り入れ一掃し自己資本比率は85%ほどまで。 総資産8000億くらいのうち固定資産は750億ってところで流動4600億とかで見ると2014年位からくっそお金積んでる感じですね。

 

CF

 営業CFが伸びてますね。投資もするけどだいたい常にFCF出てるくらいでマイナスになってるのは2009年で、これは以下ですかね。

塩野義製薬 サイエルファーマを14億2400万ドルで買収 | ニュース | ミクスOnline

以後業績は伸びてますので明らかに正解ですね。と、それぐらいで今はくっそ好調なのでガンガンお金積んでますね。かつては借り入れにも頼り1500億円ほどで下買収も今や自己資金のみで再現できる程度。

増配してるけど配当性向落ちてますね。

 

中外製薬

業績

タミフル」は中外の商品の模様。 ちょっと調べたらタミフルはコロナには効果的でないとの情報がありましたが。

ここも長期に安定高収益でかつ近年というか近年大きく躍進となりそう。売上利益がぐーんと伸びてきてますね。2019年に営業利益70%増とかやらかしてます。これは元々20%程度の相当高いと言える営業利益からさらに伸ばしてる感じでわりととんでもない数字ですね。なんか一部の薬などは爆発した?とか思いましたがなんか有価証券報告書見ると、全体的にいろんなものが好調っぽいんですよね。でもこれですね。「ロイヤルティ等収入及びその他の営業収入は、ヘムライブラに関するロイヤルティ及びプロフィットシェア収入が大幅に増加し、973億円(同87.5%増)となりました。加えて、製品別売上構成比の変化等により、製商品原価率が45.0%と前年同期比で4.6%ポイント改善した結果、売上総利益は4,211億円(同32.5%増)となり」

このヘムライブラという血友病のお薬がヒットのようですね。全体的に好調ではありますがこれが一発当ててる感じ。

武田の巨額買収にも影響?中外が大型化を狙う血友病治療薬「ヘムライブラ」 | AnswersNews

なんかすごい血友病のお薬のようですがよくわかりません。しかしとりあえず業績にはすごく貢献してる感じですね。

通期決算した感じでまだ1Qも出てません。

 

財務

財務はいいやつ。借り入れなさそうだよ?現金同等物=総負債くらいで自己資本比率80%とかだよ。まあシオノギのほうは現金=総負債×2くらいですが。

 

CF

 営業CFもはねてますね。元々営業CFは安定的で投資してFCF出てるくらいでしたけどちょっとお薬当てて今後はどうなるかというとクソ儲けそうはそうですね。配当性向は高めですので利益並みにしか増配は期待しないほうが良さそうよ?

 

ダイト

業績

 ジェネリックよりですが並べるところですが、ジェネリック原薬製造のトップメーカーとして医薬品原料である原薬の製造、製剤(医療用医薬品・OTC医薬品)の製造販売・仕入販売、製造受託。だって。

業績は堅調で安定的。見る限りだいたい増収増益の成長企業ですね。上のシオノギや中外ほど利益率はなく10%程で製薬としては高くないですけど一般的には十分な高収益と言えます。

2Qまで来て増収増益。結構な幅かなり順調と言えそうですが・・これは11月までの実績で増税やコロナの影響はほぼないやつでそれらの影響が出るのはこれからですね。

 

財務

 自己資本比率が順調に伸びてますね。悪いところから毎期改善で悪くないレベルまで。短期借り入れは返しきり長期も残りますが順々減らしてきている段階。

現金自体はあまり増やしてないですね。債務返済優先なのでしょう。

 

CF

右肩感のある営業CF。投資がわりといります。FCFは出たり出なかったり。近年はでてるので債務減らしている感じですね。増配はしてますが配当性向は低く、CFからも余裕ですね。だから今は債務返済優先なのでしょう。債務返済が終われば一気に・・みたいなところはありますね。 

 

日足週足月足の値動き判断

日足でさげて反発感
週足でさげ加速感
月足で上昇も?
確認。

評価・売買判断

塩野義製薬

テクニカル的には、長期に上昇感はありますが2018年11月以降は下降トレンドといえる推移その中で今回突き抜ける下落で2016年8月の安値も割り2015年以降のあげをリセットした形。これが下落の始まりとみるか、長期上昇は継続とするか。やはり直近4379を底に見てここを割るなら長期株安継続と見るのが良さそうな。

 
ファンダ的には、一部のお薬に依る部分はあれど基本的に傑出した業績の大手製薬企業。収益性高すぎで儲かりすぎでしょくらいな勢い。これ今回の目先でPER12ほどですか。感覚的には安いとしか。一時的な利益っぽいのがでてる2013年あたりを除けばこれは過去からもあまりない低水準ではありますね。

まあ、コロナなどが悪影響して減益など入ってくると厳しいとか目先成長鈍化感ある3Qとかでてて市況も冷えればもっと低水準評価とか考えられはしますけどね。

 

中外製薬

 ヘムライブラというお薬を当てて飛躍感はある。元々優良安定で高収益なところはあったけど、異次元の高収益でこれだけ大型で計画で営業利益率37%とか出してきてますからね。で、その ヘムライブラ発売は2018年という。

ただ評価がね。PER40ほどのPBR7超は期待は思いっきり織り込んでますね。まあ利益っがもっと伸びるなら上も全然考えられますが安いか?というなら高いになるというか中小グロースのような気持ちで扱うのがいいんでしょうね。

 

ダイト

新薬二社より収益性は落ちそうで財務などはそんなに良くもないし返済優先で還元なども甘く。も、それは見方を変えれば伸びしろにもなる。業績も堅調でまだ良化しそうな感じはありますが増税やコロナの影響はこれから。PER11ほどは安く見えるかもだけどジェネリック関連はあまり高評価にもならないことが多くダイトとしても現在はわりと今までされてきた評価くらいな水準です。

あまり環境悪化による業績悪化は織り込んでないとみるべきか。となると環境劣化が進む中手出ししたくないかな感もあるも、ほかが落ちるので落ちないここが注目とかな考え方もできて難しいですね。

あと、業績落ちるなら震えてください。悪い意味で。

 

フジ日本精糖

砂糖屋ですが業績は足踏みですが安定感はあり、長期にBPSくらいは。PER15とか見るとシオノギあたりを選ばない理由はないくらいあらゆる面でシオノギより悪い数字ですが、業績後退の可能性を考えれば業績自体は安定してて財務もわりと固くコロナの影響なども大局的には小さそうな(業務用向けが主力なのが少し引っかかるが) ここはPBR0.8を踏まえるとディフェンシブ的な選択では候補にもなりうる感じがまた投資の難しさですね。もっと下の評価もありますが株価半分はもう考えにくい過去からの業績推移とPBR推移ですね。いや、シオノギなら株価半分以下はあり得ると思いますよ?

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

コロナさんは落ち着きませんが、となると株式市場も落ち着きませんね。

となると皆様くらいは落ち着きましょうね。

 

 

 

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用語解説(日記比較編)

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