大河の一滴

大河の一滴

まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

MENU

(9664)御園座/日記(比)

スポンサーリンク
f:id:kamomenotoushi:20190920200155j:plain

投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。各データは3年3月6日取得。

比較銘柄

御園座とその他

株価

2735円(人々は、上り坂は過去、ずっと凋落の下り坂を行っている。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 9664 9661 9636 4337
企業名 御園座 歌舞伎座 きんえい ぴあ
市場 名証二部 東証二部 東証二部 東証一部
業種 サービス サービス サービス サービス
時価総額(億) 136.3 679.1 82.7 389.3
株価 2735 5580 2930 2656
決算期 2020/03予 2020/02予 2020/01予 2020/03予
予想売上(億) 30.0 38.5 36.9 1,800.0
予想営業利益(億) (2.4) 3.1 2.1 14.5
営業利益率 -8.00% 8.06% 5.69% 0.81%
予想純利益(億) (2.9) 2.2 1.2 8.2
EPS成長率(年複利/期間) 2.8%/13年 1.8%/12年 1.2%/12年 11.8%/13年
BPS成長率(年複利/期間) 8.5%/12年 1.9%/11年 0.8%/11年 3.1%/12年
PER -47.83 309.83 68.09 44.13
PBR 2.95 5.21 3.79 5.86
ROE -6.2% 1.7% 5.6% 13.3%
ROA -3.7% 0.8% 1.9% 1.3%
配当利回り - 0.09 0.34 0.75
配当性向 #VALUE! 27.8% 23.2% 33.2%
総資産(億) 76.1 261.1 61.7 627.0
自己資本(億) 49.4 112.9 20.1 65.1
自己資本比率(%) 64.9 43.2 32.6 10.4
一言感想 低迷 衰退 停滞 増収足踏み

 今週は比較。市場統計推移記録表で数年TOPIX最高値2018/1/26と低い方の2018/12/28と2020/3/6を見ながらあんまり状態を落としてないのに評価を下げてそうな感じなものをチョイスして比較します。比較の会社と数字は上記の通り。御園座。名古屋の劇場。比較に同業っぽい。ゲストに劇場チケットをうってくれるぴあ。

御園座

業績

 名古屋の劇場。演目は歌舞伎公園ミュージカルコンサート諸々と幅が広いですね。これはウィルス騒動のせいかもですが公園日数の少なさは気になります。

で、低迷企業ですね。事業再生ADRを活用とか物騒な感じ。

「会社の経営が行き詰まった企業の事業再生を目指すにあたり、会社更生法民事再生法(和議)、破産法などによる裁判所の法的な手続きによる紛争解決の手続きを使わずに、当事者間の話し合いで解決する手続き」だそうです。

2014年から2018年まで大きく売上を減らしてます。「旧御園座会館ビルでの劇場公演は、平成25年3月末をもって休止しております。再開発期間中の新劇場完成まで の間は、他劇場の賃借により公演を上演」だそうで、2019年に売上が復活「予定どおり新劇場が開場」で黒字になってますね。

つまりすごく厳しい赤字を出していたが事業再生ADRを活用し新劇場で再開して黒字化といい流れになったぽいのですが今期は、大幅減収赤字の計画。これは期初からですね。

「売上高の減少を見込む理由は、ほぼ1ヶ月間連続で行う公演の数が減少し、短期の公演の数が増加するため、公演の入替のための準備期間が増加し、公演回数が60回程度減少することが主因であります。
今年度は、新劇場の開場から2年目となり、今後中期的な将来を展望し、お客様の多様なニーズに合わせて、さまざまなジャンルの公演を、安定的に行っていく体制を構築してまいる「挑戦の1年」と考えております。売上高は減少しても、一定の利益は確保できる見込であり、今年度の挑戦を経て、中期的に安定した経営体制が構築」と言ってますね。

その結果下方挟んで赤字ですね。長いのでPDF。

御園座【9664】2019年11月08日 開示情報 - 業績予想修正に関するお知らせ

と、新劇場になっても厳しさは継続・・もしくは悪化感も。売上めっぽう減ってますしね。

 

財務

資産はだいたい固定資産。 新劇場できた2018年にでででんと建物が出現でこれを使い使用料を取るスタイルだね。

借り入れが負債の多くかな。ADRの結果か前後でかなり負債は圧縮されてるね。自己資本比率も向上だけどまだ予断は許さなくCFも見たくなりますね。

 

CF

 2019年に営業CFプラス。ただ2018年はマイナスで直近3Qでも純赤字出てるとこれもあまり予断を許さない感ですね。

純赤字は気に入らないですが、営業CFが出てるし現金を積み上げてるのでひとまずは窮地というわけではないですけど。まだ無配。

 

歌舞伎座

業績

 ここも2011年から2013年まで建て替え組。2014年から現劇場を開場ですね。

最初は売上も建て替え前より大きく伸びましたが、年々減収が続いてます。とはいえ建て替え前よりは上ですが。利益の方も減益が続いてますね。ただこれも黒字。

そんな感じで売上反転くらいは見たいところですが・・

今期3Qも減収減益ですね。この傾向はまだ続きそうです。

 

財務

 借り入れなどもほぼなく、自己資本比率は低めも財務はキレイとなりそう。

負債は大半長期前受金ですね。負債の148億のうち126億がそれという。資産は261億のうち有形固定で158億の投資有価証券で56億という感じですね。劇場と有価証券で溜め込んでる感じ。BPSくらいなら増加傾向がみられます。

CF

 営業CFはだいたい安定。現劇場で大きな投資はしてしまいあとは回収という感じで投資は少なくFCFが出てるので堅調と言えますね。増配などはする気がなさそうですね。

CFはあまり問題なくこのままなら資金繰りは余裕がでてきそうな感は。

きんえい

業績

 近鉄グループの映画興行会社。商業ビルとシネコンを運営。近鉄映画ってことかな?

業績は安定です。営業赤字はなく。ただ2012、2013年に純赤字がありますね。

2012年「当期より「資産除去債務に関する会計基準」を適用したことによりその影響額として 136, 012千円を特別損失に計上」で、薄利な2013年は薄利が故に純損失ですね。

その後は安定的な業績推移です。BPSくらいは伸ばしてますが、成長という感じではないですね。一応増益傾向はありますが。

都会のシネマで堅実に稼ぐ会社という感じですね。財務で投資しててそれの効果か3Qで絶好調で増収増益ですね。

 

財務

 借り入れほぼ返しきってますね。総資産を減らす中純資産増で来てましたが、2019年に借り入れして総資産が増えてますね。建物増やしてます。自己資本比率は悪化。設備投資となりそうだね。

 

CF

 営業CFは安定的。優秀な大家感はあります。設備投資は必要ですがだいたいFCFの範囲で直近、大きく設備投資でFCF赤字ですね。

還元は配当はまるでやる気ない感じ。が、優待はわりと豪華で映画を見れるチケットを毎月とか。

 

日足週足月足の値動き判断

日足でさげ
週足でさげ
月足であげてさげ
確認。

評価・売買判断

御園座

テクニカル的には、2012年から2018年まで上昇。も、上昇は終わった感。ずっと下げてるね。ずっと底抜けできれいな下げトレンドとみなせます。上場継続ならいつか反転するは考えられますが、現状は反転の兆しみたいなものもなく底なし沼くらいに見てたほうがいいかもです。


ファンダ的には、新劇場で心機一転感もまだ窮地を出れてるか微妙なところ。大きな固定資産を抱える不動産寄りでもあるし黒字安定くらいにはしてほしいところですがさてはて。ボロ株としてみてるのが妥当そうで今の所ファンダ的にどうのこうのという状態と評価じゃなさそう。売上反転を確認とか、黒字安定と見れるタイミングなら一考の価値もあるかぐらいか。

 

歌舞伎座

業績は衰退傾向にあり手が出にくいが、財務やCFは問題ないというか堅調な大家という感じ。安ければ。といいたいろころだけど基本的にびっくりするほど高いですね。

優待利回りで株価が決まってそうですね。 チケットが高いので言うほど利回りは・・低い気がするけどこの辺はある意味ブランド化してるかもしれない。

富裕層の趣味で優待分買うような感じなイメージであまりガチな投資家とかが狙う銘柄って感じじゃないかも。

 

きんえい

 会社の状態は悪くないです。堅調に稼ぎ続けてBPS増すくらいは。成長感はないでうすね。安定蓄財企業感。も、直近大きく設備投資。これをどうみるか。投資して効果ありと見れるけど、コロナやらの影響でどうなるか。

評価は非常に高く過剰と言える水準。・・・これは優待で株価決まってそうですね。コロナは置いといて投資して結果出つつあるようにも思えますが、成長となってもバリュエーション的には高いままとなりそうな。映画好きなら利回り算出して行くのは全然ありそうに思えます。

 

ぴあ

薄利ではあるけど近年好調ですね。

増収増益が続く。といいつつ、2018年に大幅減益で2017年の利益ピークは破れてないですね。 3Qで減収減益。大幅な減益ですが計画どおりみたいで「音楽ジャンルを中心に大規模興行の取扱いが減少したこと、前年にはなかった新規事業の立ち上げ経費の計上等」とは言ってますね。

財務的には借り入れを始めてますね。固定資産で建設仮勘定がででんと。「固定資産増加の主な要因は、アリーナ建設関連費用並びにソフトウエアの取得」だって。アリーナ作るみたい。

【2020年春頃OPEN予定】ぴあアリーナMM – 横浜みなとみらい21公式ウェブサイト

だって。負債の本体は買掛。固定負債はあまりなかったけど、アリーナ建設で長期借り入れが発生してるね。

CF伸びてるね。アリーナ作ってもFCFでてるくらい。評価はくっそ高いけどこれは優待で決まってそうだね。優待狙いならわりと狙い目かもしれない。

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

世界は全然揺れてるようですが、日本市場は一息くらいか。

ほんと一息で今後また大荒れとかもぜんぜんありそうだけど。

 

 

記事を気に入ってくださった方は↓をクリックしてくれると嬉しいです。
 にほんブログ村 株ブログ 株 中長期投資へ

記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

この記事の表とデータは以下のツールで作成しました。

銘柄スカウターで銘柄比較表