大河の一滴

大河の一滴

まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

MENU

(7030)スプリックス/日記(比)

スポンサーリンク
f:id:kamomenotoushi:20180623013045j:plain

投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。各データは2年2月13日取得。

比較銘柄

スプリックスとその他

株価

1059円(人々は、最初からつまずき転落。一度は這い上がるもまた転落中。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 7030 4718 9795 4686
企業名 スプリックス 早稲田アカデミー ステップ ジャストシステム
市場 東証一部 東証一部 東証一部 東証一部
業種 サービス サービス サービス 情報通信
時価総額(億) 183.0 181.2 287.2 3692.9
株価 1059 1087 1723 5750
決算期 2020/09予 2020/03予 2020/09予 2020/03予
予想売上(億) 118.5 252.7 120.6 350.0
予想営業利益(億) 16.0 17.4 28.7 110.0
営業利益率 13.50% 6.88% 23.76% 31.43%
予想純利益(億) 10.2 10.7 19.8 80.0
EPS成長率(年複利/期間) 45%/4年 0.9%/13年 7.6%/13年 #NUM!
BPS成長率(年複利/期間) 62.3%/3年 5.7%/12年 8%/12年 8.3%/12年
PER 17.76 16.14 14.39 46.15
PBR 2.37 2.08 1.37 7.77
ROE 13.3% 12.9% 9.5% 16.8%
ROA 9.4% 7.1% 8.6% 16.0%
配当利回り 2.93 1.84 2.32 0.17
配当性向 52.0% 29.7% 33.4% #VALUE!
総資産(億) 108.6 150.6 229.2 500.3
自己資本(億) 76.4 76.3 203.6 421.5
自己資本比率(%) 70.4 50.6 88.8 84.2
一言感想 あげあげも? あげ あげ 成長加速

 今週は比較。3期現金抜きCF倍率(https://kamomenotoushi.hatenablog.com/entry/2019/01/27/210000)で10倍以下かつROIC変則3年平均(https://kamomenotoushi.hatenablog.com/entry/2015/10/18/000000)で15%以上かつ2/13に年初来安値から10%圏内のものから気になったものをチョイスして比較します。効率性もある程度ありCFでお手頃で株価も低くなっているものから拾う意図。比較の会社と数字は上記の通り。スプリックス。小中高校向け個別指導の「森塾」運営。比較に学習塾系。ゲストにスマイルゼミ。

 

スプリックス

業績

 学習塾「森塾」だけど成績保証(前例がないみたい)やAIなどを駆使したカリュキュラムで伸びている感じ。その他IT寄りというか教師向けSNSとかやってたりビックデータとか言ってたりいろいろIT寄り。

教育×ITとか言っててまあそんなノリです。

以下はセグメント。だいたい森塾とインターネット塾の「RED」となりそうですね。

f:id:kamomenotoushi:20200215014418p:plain

上場したてであまり業績データはありません。

上場して売上100億を超えたところで売上成長率は鈍化の兆し。1Qでて前年比売上+3.8%はちょっと勢いある進行成長企業としてはもうどうですかね?

で、計画で営業利益で前年比-42.6%としてますね。これは「新規開校教室対応人員の確保、既存教室対応人員の充実及び将来の新規開校に備えた人員の先行採用を含めた人件費及び採用費用の増加や、新規開校教室に関わる運営・施設関連費用の増加、及び生徒数増加を目指した広告宣伝費の増加」とは言ってますね。1Qで-20%は織り込み済みというかコストは掛かってないとも取れますが、でも減益なら売上をもっと伸ばしてほしいところかなあとは思うところで、成長鈍化の懸念は持ってたほうがいいかもしれない。

とはいえ、前期で営業利益率24%とか、今期1Qも大きく前年割れとはいえ同水準の利益率でこれは塾業界では高収益で追随を許さなかったステップにならぶというか凌駕もしてるくらいでIT使った効率経営みたいなものはできてそうな感じです。

これは同業比較で原価率で稼いでる感じですね。早稲田75%ステップ70%の中でここは55%って感じ。ステップは非常に販管費率で低くしててここは原価率を低くして同じくらいの営業利益率って感じです。

 

財務

非常に流動よりの資産構成。総資産108億の内流動で89億ほどでそのうち68億ほどが現金ですね。上場による資金調達で大きく増えてるのですが営業CF・・つまり事業収入でも大きく増やしてますね。まあお金の方は余裕ありそうですね。

 

CF

設備投資は非常に少ないですね。よってFCFは潤沢。営業CFもかなり潤沢で今の所お金はかなり余裕そう。 配当はいまのところは余裕そうですね。

 

早稲田アカデミー

業績

業績は長期に売上はなかなか右肩感。2010、2011は前年割れありだね。営業利益に関しては2008~2018と長い足踏みが続いたけどここにきて一気に利益を伸ばしてきて今期に最高益を更新する計画ではあるようです。3Qで増収増益ですが4Q寄りの利益構造っぽく進捗では進捗率は物足りなく測り難いですね。過去見るとあまり計画も性格じゃない印象。

増益は原価率が下がってきてますね。これは規模効果と見ていいかな?下がる傾向です。あとはステップなどには見劣りはしますが過去に赤字もなくBPSくらいなら右肩感もあります。

 

財務

 有形固定より。教室は自分で持ってそうで建物も増える傾向です。自己資本比率が高くもないのは借り入れかな?って思いましたがこれは軽そうですね。

未払いとかが積み重なって自己資本比率は50%程度まで。資産除去債務というのも大きめですね。これは不動産賃貸にまつわる負債で、原状回復義務などあるとき、将来不動産を処理する際の見込まれる費用を予め負債計上するようですね。土地は増えてないので土地は借りて建物は建てるみたいなかんじでしょうか。で、土地を借りなくなったときにかかるコストが負債になってると。まあ問題は少なさそうですね。

 

CF

営業CF安定。設備等はかかりますがFCFはだいたい出てる感じで現金推移もわりと安定ですね。これも順調そうですね。

ステップ

業績

  ド盤石感のある業績推移。売上も利益も前年割れが見当たらなくかつ営業利益やROEなど非常に安定で営業利益率などはちょっとおかしな水準で高いです。

これは上でも触れましたが販管費率は非常に低いのが主因と思われます。口コミなどで集客が安定してるので宣伝広告費などが極限まで下げられてるとかが理由ですね。

1Qで増収増益。前期が投資期とかいってたので反動か何か増益率が高いですね。

順調は続行となりそうです。

財務

くっそ盤石な財務。内容は固定資産より。自前で不動産抑えてるというやつでね。それをあまり借り入れに頼らず揃えてるのは財務の余裕でまた収益性の高さにもよるものでしょうね。

 

CF

 安定的な営業CFで。投資もして特に近年は安定的にFCF出てる。還元なども安定でというかあらゆるところで安定でケチつけるところなんてないですね。

 

日足週足月足の値動き判断

日足でさげ
週足でさげ
月足でさげ
確認。

評価・売買判断

スプリックス

テクニカル的には、見事に上場ゴール中。上場してからだいたい下落続きで一度は回復してますが見せ場はなしくらいか。基本的に底抜けの下落トレンドで底なしと見てたほうが。それを理解しつつ逆張りはありかもね。いつかは反転するだろうし。


ファンダ的には、上場したてで売上成長鈍化の兆しは看過できないようなところはありますが、基本的に高収益であり財務やCFには塾らしからぬ余裕も見て取れるとひかるというかなんか傑出感はあります。売上伸びが衰えてないとかなるととてもおもしろそうな展開はそうですね。一方でPER18程度は上場からずっと下がってるとはいえ塾としてみると過剰とも思えてまだ下も考えられます。色んな意味で売上成長が気になりますね。5%いないくらいだとまだ厳しいかなあって印象。あとはもうちょっとおちて売上も落ちないなら配当狙いとしてはすごく機能しそうな気はします。

 

早稲田アカデミー

森塾とステップに挟まれ噛ませ犬みたいなチョイスになってる気もしてましたがそんなこともなく、普通に順調で状態良さそうです。長期に成長も見せており近年は特に好調ですね。財務やCFなどにも安定感も感じます。

安ければ。いうほど安くないですね。 PER16ほどは好調さを織り込んでそうです。過去にはPER10を切る局面もありますので早稲田として塾として高めと思ってたほうが。状態いいので肯定され続けるは普通にありそうですが。

 

ステップ

塾業界はもとより日本市場でみても稀に見る安定性と高収益性を誇るド盤石企業。もちろん今のところで未来はわからないけど今までならそうです。ただ成長性自体はそんなに高成長でもなくPER14台くらいは成長並みとも言えるし塾などが低評価にされがちなども踏まえるとちょっと高いかもと見れるくらい。過去にはPER10以下なども普通にありますので会社は非常に順調ですけど株価などは市場次第は結構ありそうです。それはほかも一緒となりそうですが。

 

ジャストシステム

 スマイルゼミが大当たりして爆発的に伸びているということになるのかな。

キーエンスが大株主でキーエンス系の社長になってからこんなに伸びているそうで。流石キーエンス様。って感じですがキーエンス様の株主軽視の魂も引き継いだようで情報開示姿勢や還元姿勢が渋い渋い。

売上24.6%、営業利益+50.8%の通期決算で業績説明を「当社グループは、高機能で付加価値の高い新商品・サービスを提供することにこだわり、既存ビジネスによる安定した収益を基盤としつつ、個人向け・法人向けともに売上高の拡大に向けた提案力の強化や、新たな収益の柱となる新商品・サービスの企画、開発に取り組んでまいりました。」の定型文で済ますような会社です。当然決算説明資料なども用意しないし、ATOKかスマイルゼミかみたいな部門も開示しないしくっそやる気ない配当性向だったりとあらゆる面で株主軽視感はありますね。

ただ業績は妥協しないみたいな感じで今期も爆発的に業績上げて3Qで営業利益前年比+75.5%とかおかしな数字になってます。黙って数字を見せるタイプですね。

株探開示も決算短信が1Q~3Qで3つ並んでるのも説明は最低限しかしないという姿勢をみせてこの辺もなにも説明したくない感は溢れてます。

そんな何も語らず還元とかしない株主に極力関わらない姿勢でも業績をあげることは妥協しない姿勢が気に入った際はバリュエーションと相談の上で手を出すのは結構良いかと思います。

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

今年は芳しく無く久々に年で負けそうな気がしてます。

ブログとか初めて投資に本腰いれてからは初めてになりすね。

いや、まだわからんけど。

 

記事を気に入ってくださった方は↓をクリックしてくれると嬉しいです。
 にほんブログ村 株ブログ 株 中長期投資へ

記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

この記事の表とデータは以下のツールで作成しました。

銘柄スカウターで銘柄比較表