大河の一滴

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2019年をデータで振り返る

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2019年の株式市場は波乱の2018年の影響もあったのかかかなり人によって明暗を分けたかのように感じるところですがそれも終了致しました。

ということで手元のデータから軽く振り返ってみようというエントリー。

2019年自体は12/30もありますが、データは12/27日時点で作成してます。

一日分入ってないとなりますがご理解を。

30日終わってから記事作成するのめんどいなって思ったのでそうしました。ご理解を。

 

その他の振り返り記事はこのカテゴリーで。

kamomenotoushi.hatenablog.com

 

以下データは以下のものにより作成しています。

kamomenotoushi.hatenablog.com

kamomenotoushi.hatenablog.com

kamomenotoushi.hatenablog.com

EPS、BPSなどを拾えないものはカウントしていなかったりするのであくまでだいたいです。(それでも例えば実はPBRに誤差が1割ありましたは流石になそうです)

上記のそれぞれのツールも変更が落ち着き、またデータ取得元も以下で一貫しているのでデータは、相当以上に(軽微な数字違いはあるかも)信用できるもので特に市場全体の傾向を判断するなら大勢に対して誤差程度におさまるんじゃないでしょうか。

kabu.plus

有料サイトです。でも優良です。

 

とはいえ細かな仕様を知りたい場合とかは該当エントリーの説明みたりより正確に知りたい場合は実際のエクセルファイルで式などを確認してみることをオススメいたしますよ。日経新聞東洋経済とは自分の集計式は違うと思いますし。

2019年日本株式市場データ

実績決算値データ

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 まず決算実績値から。通期実績で四半期実績値は反映されてないよ。反映するといくらか変化してくると思います。

 これは日本上場企業全体の集計ですので規模が大きく債務の塊の銀行等が自己資本比率などを押し下げてます。ちな銀行と保険抜くと自己資本比率は29.4%ほどだね。

予想もありますが実績においては売上営業経常利益ともに2018年の実績を上回っての決着をしております。同時に純利益では前年割れだね。これは大きめの特損を出した会社も多いかもしれません。あるいは景気後退局面に入るシグナルとも見たほうが良いかもしれませんね。

財務に目を向けると総資産自己資本を伸ばして総資産よりは自己資本を伸ばしてということで自己資本比率は改善です。同時に有利子負債がより上がっており対営業利益で悪化は悪化ですね。これは有利子負債以外の負債は減ってるけど有利子負債は増えたとなりそうですが・・見方もありますが総体としては財務も良化じゃないでしょうか。

ただROEROAの劣化は特記点になりそうです。目先は営業利益は挙げてるとはいえ純利益は悪化、収益性は悪化を見せてきてるはその通りかと。

 

最新計画値

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そして時価総額や最新の予想EPSなどの数値を用いた集計は上記。これも12/27時点のものです。

TOPIX日経平均は向上、そして市場時価総額総和も向上ですね。その中で日経がよりあげてるみたいな。大型はより見直しが入ったという傾向はありそうです。

新興市場などはかなり株高もあった印象ですがこれからも中小がというよりは大型の年であったとなりそうで株高した中小銘柄はかなりタイプが絞られてるというところはあるかもしれません。

 

で、問題は市場予想利益ですね。-13.6%ほど。また純資産総和、予想配当などは伸びているとはいえ前年より(前年の記事見てください)伸びが劣化しております。

端的には2019年は企業減益の年だったと言えます。これをどう考えるか。ちなみにこの予想利益の減少傾向は2019年通しての傾向でまだ続いています。

より詳しくは拙作市場統計推移記録表をお使いになってください。不調な業種まで調べることが出来ます。

 

なんですが、2017年末と比較すると2017年末は予想利益38.5兆のPER17のPBR1.42というところで2017年末より予想利益こそ低い水準ですがPERPBRも低いとなってます。

見方を提示するなら2019年とは減益の年だったけど2018年が下げすぎたのでその分いくらか戻してきた年と見れるかもしれません。そして2017年末よりはいくらかバリュエーションも低いところで終わったくらい。

 

これらはただの数字。これらをどう判断するか?

そしてそこからどう投資判断するかは各自皆様次第ですね。

せいぜい考えて後悔ない選択をいたしましょう。

 

市場全体としてはわたくしとしては以上でございます。

良いお年を。

2020年も(は)、みなさま、わたしにとって良い年になりますよう。

 

 

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そして今回もついで。

そんな市場の中で自分の投資はどうなったかもダイジェストに。

今年の自分のPF。

実際の数字にRAND関数で作った数字を用いた変数をかけてます。実際にはここまでの規模はないです。自分のPFの規模だとしょぼい数字になるし適当に大きくしておいたほうが企業決算っぽくて面白いのでそうしてます。だいいちPFの規模は内緒ですし。でもROEとか比率に関わる数字は実際のPFの数字になるね。また変数は去年と一緒なので実際の財務諸表の変動比率も実際の数字です。)

 

ポートフォリオに属する実績決算値は以下となります。(通期での決算結果の数字をうけたもので四半期は反映せず。予想利益と最新純資産と配当のみ最新銘柄データから。100万円以下四捨五入)

第4期PF決算

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 3期では減収もROEや利益率など伸ばす形になりましたが、今期は営業利益率ROEをほぼ維持したままで大きく増収をすることになり、したがって大幅な増益での決着となりました。また財務上においても総資産純資産も大きく伸ばしつつ有利子負債圧縮にも成功し、対営業利益で前年のおよそ半分の水準まで下げることができ財務状態は大いに改善しております。

これらを受けて配当性向としては減らしながらも配当も大幅増配を見込んでおります。

 

 と、とか今年もいいましたが自分の保有していた企業がこのように変化成長したわけではありません。どちらかといえばにより妙味があると思えた企業に乗り換えたからという変化が中心です。特にシクリカル入ってるのが安いよね?とできるものが多くてちょっとシクリカルよりになってるのが懸念といえば懸念。まあ大きく減益はないだろうというのを選んでいるつもりですけどね。さすがに来年あたりは劣化もあるかも。そしたら仕方ないね。ないように頑張るけど。

 

また今年も念のため。

今年も資金を追加投入してたりしますし、上記の数字は投資準備金はカウントしてないものですので、FPかもめがどの程度資産を保有してるとかそれがどの程度増えたり減ったりしたのかはやっぱり闇の中です。

あと、もう一度言うけど上の数字はランダムな変数をかけて水増しした数字。その数字は去年と同じ数字だけど。

 でPERPBRに配当利回りはやっぱり内緒。

 ただ実績としては今年売上54%増(前年-23.1%)の営業利益+48%(+4.8%)の純利益+30.8%(+22.2%)で、予想配当+28.2%(+31.0%)の予想純利益+14.4%(+12.6%)みたいな推移の企業だと皆様どれくらいのPERつけますかね?

それよりはまあたぶん下のPERつけてるのではないかな?とか思います。

そんな感じです。

 

それでは再度、2020年は良き年になりますよう。

良いお年を。