大河の一滴

大河の一滴

まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

MENU

(9932)杉本商事/日記(比)

スポンサーリンク
f:id:kamomenotoushi:20181019215806j:plain

投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。各データは12年12月6日取得。

比較銘柄

杉本商事とその他

株価

2035円(人々は、泥濘に足を取られたりしながらも丘を登り続けてる。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 9932 7525 8059 9307
企業名 杉本商事 リックス 第一実業 杉村倉庫
市場 東証一部 東証一部 東証一部 東証二部
業種 卸売 卸売 卸売 倉庫・運輸
時価総額(億) 232.0 142.8 423.0 122.4
株価 2035 1653 3815 750
決算期 2020/03予 2020/03予 2020/03予 2020/03予
予想売上(億) 439.5 428.0 1,650.0 103.0
予想営業利益(億) 23.0 27.0 63.0 12.1
営業利益率 5.23% 6.31% 3.82% 11.75%
予想純利益(億) 17.7 19.5 44.0 9.3
EPS成長率(年複利/期間) -0.2%/13年 6.6%/13年 3.9%/13年 6.8%/13年
BPS成長率(年複利/期間) 2.8%/12年 7%/12年 5.4%/12年 4.1%/12年
PER 12.46 6.93 9.26 13.07
PBR 0.71 0.87 0.86 0.95
ROE 5.7% 12.6% 9.3% 7.3%
ROA 4.8% 6.4% 3.9% 3.9%
配当利回り 3.93 3.63 3.15 1
配当性向 49.0% 25.1% 29.1% 13.1%
総資産(億) 370.4 302.9 1125.6 238.4
自己資本(億) 311.3 151.7 455.5 125.0
自己資本比率(%) 84 50.1 40.5 52.4
一言感想 増益一息? あげ 停滞 停滞

 今週は比較。配当優待利回り(http://kamomenotoushi.hatenablog.com/entry/2018/07/29/210000)を見ながら気になったものからチョイスして比較します。比較の会社と数字は上記の通り。杉本商事。図書カード4.4%。比較に同業っぽい卸。ゲストに杉仲間の杉村倉庫

 

杉本商事

業績

 測定機会や工具の商社。もちろんシクリカル味でリーマンあたりで赤字も出て売上利益を低くしている時期はあるけど、長期にリーマン前のピークを破り売上利益を伸ばしてますね。このピーク超えがまた元に戻るだろうとするか、もっと行けるのでは?とするか?みたいなところがポイントかなと。2Qで減収減益ですね。懸念は感じていてもいいかもしれない。ただリーマン時のようにみるみる売上をへらすという局面ではないです。それが来ないとは言ってません。

またこのあたりは商品を横流しするだけで生産してるわけでも生産設備もないので赤字が出ても大きなものになったりせずBPSなら殆ど減らずに右肩だな?って推移です。

 

財務

財務は良好というか高い自己資本比率流動資産よりですが(250億)有形固定資産もそこそこ(82億)持ってますね。土地建物中心のようで事務所などは自前なのでしょう。負債は買掛未払い金中心で総負債<現金くらいですのでまったく財務に不安ないくらいになりそう。

 

CF

 卸だと珍しい営業CFマイナスの年が見当たらない。投資は営業CFの規模からすると少なめ。FCFはだいたいプラスでマイナスかなあという年を見ると定期預金と子会社株式取得ですね。まあそれは自己資本比率も高くなるよねって感じ。

配当は今の調子なら現金増えてそう。増配しながらも現金増えてる感じ。

リックス

業績

杉本商事に近い業績傾向。リーマンなども赤字もなく通過しBPSなどはより右肩感もありまた利益率やROEなどで凌駕してて端的に杉本商事より優秀な会社。EPSBPS成長あたりも圧倒してるしね。

それが杉本商事より随分低いPERでいかにもミスプライス感もありそうなんですが同時にROEが高く高PBRです。高ROE高PBRはもちろん悪いことじゃないですが、低ROEに振れるつまり利益が減れば低いPERに意味がないというかPERは高くなりそうなるとただの低ROE高PER高PBRとなって大きな株安の懸念を織り込んでる・・・と言おうとしたら杉本のPBR0.7に対しPBR0.87と20%ちょいくらいの違いですね。見ると2018年からそこそこ売り込まれた水準のようですね。

まあそんなかんじのようです。 

財務

 自己資本比率は高くもないね。でも上がってきてる感じ。現金>借入金くらいは成立してるね。

CF

 だいたい営業CFでてるけど杉本ほど安定してないね。でも卸だしこんなもんでは?長期には普通にFCFだして近年はお金積みつつあるね。配当は利益連動感あるね。もっと出しても大丈夫だろう感はあります。

第一実業

業績

 杉本と近い。まあ専門商社は似たような傾向ありそうです。杉本比較だと利益率は低いけどROEが高いですね。大枠で増益傾向でリーマン前のピークも破りBPSなら右肩くらい。ROEはだいたい財務レバレッジで差がついてそうです。

 

財務

財務はさほど良くなく良化は長期には認められるけど近年は横ばいくらいかなあ。とはいえお金自体はかなりあって普通に借り入れ一掃できますね。自己資本比率下げてるのは手形や前受などですね。だから借り入れでレバレッジしてるわけじゃなくてツケてツケられでレバレッジしてる感じ。貸し倒れとかはありえますね。貸し倒れはないという前提なら財務は実のところ健全。

 

CF

 FCFでて増配しながら現金積んでますね。還元余裕そう。ただし利益連動の方針の模様。

 

日足週足月足の値動き判断

日足でさげから調整
週足であげぎみ
月足であげ
確認。

評価・売買判断

杉本商事

テクニカル的には、 ちょうきにゆるやかに上昇感。2016、2018年に強めなドローダウンこそあれど長らくずっと上向きですね。その中で2282から三角持ち合い的に調整中ですね。2076、2126当たり抜けてくるとうわ抜けで2282を破る上昇トレンド継続は見てもいいのではないか。1869を切ると警戒で1763切るなら逃げるくらいがいいのでは。なのでそこぐらいが底。


ファンダ的には、シクリカル味もあるけど、根本的には安定経営で財務CFなどにスキもなくBPSくらいなら伸ばし続けるような会社。近年は業績も堅調。ただ直近業績後退懸念は出てそうだね。前年割れぐらい許容してもいいと思うけど。

評価PBR0.7ほどは割安に見えるかもだけど専門商社としては低くもなく杉本商事としては高いほうです。下がない水準かと言えばありえる水準でしょう。ただ配当ももちろん優待も維持余裕となりそうで配当利回りで3.9程は高配当ですね。ここあたりからもあまりガンガン下がるというのは可能性低いかなあって思ったりします。1537くらいはいってますけど。

 

リックス

総合して杉本商事より優秀な感はします。優秀な故に減益するとダメージが深いつまり縮しろがよりあるとは言えますが現状はあまり縮んでいる感はないですね。縮むことはないとは全然言ってません。 PER7ほどは過去から見ても低い方のPERと言えそうです。もっと下がないわけじゃないですがPBRではもっと低いときもあります。低ROE化はわりとデンジャーだと思います。利益が減らないとする根拠がほしいところですが・・まあ難しいかなって思います。

 

第一実業

普通に状態いいですね。借り入れなどではなく手形類での財務レバレッジROE上げてるのもプラスといえばプラス。実際杉本より長期のEPSBPS成長で水を開けてます。ただ利益連動配で優待などもないなかで配当利回りは低くでてて、杉本比較では結果いい勝負かなって感じ。

今回三者はそれぞれ優位点ありますね。単純にこれが良いってならないですね。いつもこれが良いとかやってませんが。

 

杉村倉庫

 業績堅いやつ。特損っぽい純赤字はあるけど営業利益なら長期に赤字ないというかリーマンあたりもさして減益もせず通過で基本不況知らず。近年は利益水準があがってBPSなら順調に伸ばしてるかなあ感。

倉庫など固定資産で稼ぐやつでさすがに借り入れはあり財務はほどほど。地味に稼いで現金も増やしてるね。堅調なんじゃない?成長性とか安定性鑑みてPBR1程度はフェアだなーって見ると過去はもっと低くて一度吹いて下がって下げ止まってる感。フェアーくらいってことになるのかな?

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

そういえばあと二週間ないんですね。

今年。

と、ぐさぐさくる人もいそう。自分もちょっとグサッときました。

 

 

記事を気に入ってくださった方は↓をクリックしてくれると嬉しいです。
 にほんブログ村 株ブログ 株 中長期投資へ

記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

この記事の表とデータは以下のツールで作成しました。

銘柄スカウターで銘柄比較表