（8278）フジ　日記（分）

投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。あくまでもいろんな企業の数字を見てみようという習慣でやってますので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。
記事は書き溜めておくためアップ時に最新データとずれてる可能性があります。厳密にやるわけでもなくアバウト判断の練習なのです。

注目銘柄(市場/業種)

フジ

(東証一部/小売)

株価

1956円(人々は、停滞を破るべく上にチャレンジしたが跳ね返されて元の位置に戻ってきてる。）

業績財務と指標とそれに対する分析

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今日は分析。だいたい成長企業（http://kamomenotoushi.hatenablog.com/entry/2016/01/17/000000）を市場統計推移記録表にかけPBRで2016年2月12日より低い水準にあるものからチョイスして比較します。長期に価値をあげてるけど割安と言えるものを拾う意図。フジ。愛媛地盤で四国最大のスーパー。数字は上記の通り。業績データは主に四季報CD。最新株価・指標は2019年11月20日に取得。

業績

四国のスーパー。広島山口にも出てるけど。

長期に売上はだいたい横ばいとみるべきか。その中で利益率をあげる形で増益。わりとしぶとく利益をあげるスーパーらしく営業利益はずっと黒字だね。ただ2009年は利益をかなり押し込まれ純赤字までは行きました。その後じわじわ増益して過去のピークを破った感じだね。

2013年以前くらいの収益性だとBPSも伸ばせるか微妙なラインですが近年くらいならBPSくらいは伸ばせそうです。

計画は増収増益で、2Qでほぼ横ばいの増収増益ですね。堅調という感じでしょうか。

財務

財務は健全化が続いてます。長期借り入れを返す感じで自己資本比率が改善・・ただ2019年は短期借り入れを大きく増やしてますね。投資でしょうか？

資産は有形固定資産寄り、スーパーらしいですね。大枠順調かと。

CF

盤石感のある営業CF、赤字の2009年さえ営業CF出して投資もしてFCF出してますね。このあたりの安定感はさすが生活に密着し稼ぐスーパーという感じ。

で、大きな投資。有形及び無形固定資産の取得による支出で大きく。同時に有価証券を売ってますね。投資有価証券のようです。「愛媛県松山市でスーパーマーケットを３店舗営業する株式会社サニーＴＳＵＢＡＫＩとの間で民事再生手続におけるスポンサー契約を締結したほか、広島県呉市でスーパーマーケットを７店舗展開していた株式会社三和ストアーの３店舗を株式会社フジマートが譲り受けることに合意し、営業再開に向けた準備を進め」とありますね。この辺っぽいですね。いざというときのために運用していた有価証券を使って、地元の地盤を固めつつ広島に進出みたいな動きですね。これでも有価証券を売ったことでFCFはプラス維持で手持ち現金も増やしてます。

・・で、財務CFでは短期借り入れしてないですね。では、上の譲受で短期借り入れ金がついて来たとなりそうです。

ちなみに売上計画では前年並みですし、2Qでもそうですね。譲受分のカウントはまだなのでしょうか。この譲受で10店舗増えて店舗数自体は直近96店舗と合ったので、加わってればそこそこ増収となるはずですが。気になる場合は調べても良いかも。

日足週足月足の値動き判断

日足であげ
週足でさげからあげ感
月足であげもリセット
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、2014年まであげてるのかヨコヨコなのかってところから、1655円から2015年に3200円まで大きく上昇、1854円まで下がりまた3235とつけてまた下落で2015年以降の上昇がリセットされた感のある1696まで下落し、そこから直近反転気味。うーん1696を底に見てればいいのではないか。

ファンダ的には、堅調な業績を背景に財務を改善し中国地方に進出感のある四国のスーパー。財務CFなどは問題ないというか常にFCF出すようなところは安定感を感じます。その安定感を維持しつつ拡張はそのうち注目されるかもとか思いもしたり。

2019年の譲受分の影響がどの程度かは確認したほうがいいかも。あるいはそれものって横ばいとかだとなかなか話も違ってきそうですし。とはいえ大枠で堅調で安定で拡張の意思を見せてそうなのはそうですね。

評価としてはPBRでみてもわりと歴史的に低そうなところにいそうです。