こんな記事見たんです。
ろくすけさんという実力派投資家さんのブログ記事で中期投資を長期投資を分類されてましたが、実は自分も過去に中期と長期を分類した記事を書こうとして実は挫折してたりするのですが、これも見たこともあって改めて再挑戦してみようなんて話。
ちなみに過去に挫折した記事見ると以下の記事に触発されてたようです。じぶん進歩してない
まずそれぞれの指す期間は如何程か。
それぞれ保有期間はどれくらいの事を言うのが妥当なのだろうか?
中期はそだね。3ヶ月程度からたぶん一年程度まで 。
これは考えてもっと伸びたね。思考後は3ヶ月〜3年程度がしっくり思えます。
長期はそだね。一年以上くらいと考えてたけど、思考後は3年程度以上からですね。
と言いますが基本的にはというか多くはという感じですしあくまで自分はという話ですね。人によってかなりそれはぶれそうです。
そしてなんでそう思うのか的な話。
とはいえ自分には違和感があります。
中期とか長期の投資を分類する際に時間の長さを用いることに。
言ってることが我ながらめちゃくちゃだと思うけど、投資をまず時間から区切ることの是非です。
つまりです。
まず中期だろうが長期でも短期でもまず保有期間から区切る人ことに合理性があるのか?
またその狙いより期間を優先する人はすごく少ないのではないだろうか?
という疑義です。
自分なら時間から決めないのです。
あるこれを狙おうというものがあって、それに付随して期間が決まってくることのほうが多いと思うわけです。
いーよ?例えばあなたが戦国大名として
隣の美濃国を領土としたい
蔵の中にあるコメの数を確認したい
とか思ってるとしたらどう目標設定しますか?
これは美濃国を領土としたいが先にあって、じゃあそれには10年くらいはかかるよね?だったらそれは長期目標だ。
あるいは、現在この蔵の中にあるコメの量を確認したい。それは1日でできるよね?
だったらそれは短期目標だ。
って感じだと思うんです。
そしてもちろん10年の長期目標と定めた美濃攻略が1ヶ月で終わるかもしれませんし、
一日で数えるとした蔵のコメの量を数え終わるのに1年くらいかかるかもしれない。
でも、そうなったとしても美濃攻略は長期目標だしコメの確認は短期目標に変わらないと思うわけです。
なのでまず狙うべき目標があり、それができそうな期間に基づきそれが長期か中期か短期かが決まってくる。
そうだと思うんです。
投資なら・・
5年以上保有期間を持とうからじゃあ企業成長を狙おうとなるのか?
企業成長を狙おう、じゃあ保有期間は5年以上を見込んでおこうとなるのか?
これって後者じゃないですか?まあ短期になると期限を区切るやり方も多くなるのは知ってる。でもそれも期限から狙いを定めたわけじゃなさそうだけど。狙いを定めた結果その期限で切ることにしたの方が主流かな?と。
保有期間でなくそこに定める狙いで短期から長期まで分けるべきだと思うんです。期間じゃなくて。
当然一日の長期投資も出てくるかもしれない。あるいは1年の短期投資も。
狙いが長期チックならばその狙いを達成する、あるいは外れるのが判明しその取引を終える期間・・その投資期間が半日であってもそれは長期投資なんです。
例えば、配当利回り4パーで配当で回収しその後も持つけど出口オプションとしてPERが三倍になったとき売るとして、それが買ってから二ヶ月でPERが三倍になり売ったは長期であると考えると言うことです。
と、考えるわけです。
じゃあそのとき中期投資と長期投資を分ける狙いとはなんなのか?
あ、そもそもですね。
余談ですけど、あのですね。投資ってそもそも長期的なものなんです。
別に長期しなきゃいけないという縛りはないですが、投資というものは原則として、短期で始めましたその取引が終わりましたので投資やめますとはならないものです。
短期ならまた次の短期が始まるわけです。長期になるほどその次のもののが始まるスパンが遅いだけ。
基本的に投資期間の選択というものは長く続く投資とのつきあいの中で取引を短期を繰り返しやるか、長期を少数するかという違いなのではないでしょうか。
と、ここまで来てやっと具体的違い。
中期になりやすい狙いと長期になりやすい狙いがあるはずです。
ざっくり言うとこれには大きな分類ができると思います。
投資家心理の変化を狙う事とあるいは企業の変化を狙う事のふたつです。
これは株価分解から言ってます。
株価=PER(PBR)✕EPS(BPS)
株価=投資家心理(評価)✕企業(株式)の状態
これから資産増≒株高を狙うためには、端的には投資家心理か企業状態の改善を狙うことになるはずです。
ちなみに無視できないアプローチとして、配当によるアプローチもあるね。
これらを踏まえて自分が考えた分類は以下です。
中期になりがちな狙い(中期投資:多くは3ヶ月〜3年程度たまに一日とか半日)
PERやPBRの向上による株高
配当や優待銘柄において高利回りが買われて株高になること
強力な材料・根拠による短期のEPSの大幅上昇(この場合BPSはあまり考慮されなさそう)
ちなみに一日とか半日はなんらかの根拠があるときに決算更新に合わせて仕込むようなケースとか想定して言ってます。
長期になりがちな狙い(長期投資:多くは3年〜10年くらいまでか)
景気に沿った中でのEPSやBPS成長を狙う。
景気が進む事による市況の過熱によるPER・PBRの水準向上を狙う。
超長期になりがちな狙い(超長期投資:多くは5年超〜永遠)
配当再投資による複利効果を使っての投資法
※景気循環を越える狙いだから景気一循環以上になりそうな5年超ということです。
補足が色々必要そうだね。
例えばビジネスモデルを精査するというアプローチでも・・・
この会社はビジネスモデルがいい。だから・・の先には
(投資家に好まれもっとPERが向上するだろう)
(EPSを落とさずEPSを伸ばしてくれるだろう)
(不景気が来てもEPSが落ちないだろう)
(不景気で一時ROEを落としてもまた回復するだろう)
とかいろいろあって、同じビジネスモデル分析でもその先の達成したい狙いが違うことになりしたがってありうる保有期間というか達成できるだろう時間も大きく違ってくるはずなんです。
つまりビジネスモデル分析だって中期と長期あるいは短期だって混じってくる。
これ、自分が何やってるか認識しておいたほうがいいと思いますよ?
なれてくるならこの人はどこに視点を置いているのだろう?と勘ぐってみるのも楽しいかもね。
そして自分が何を狙ってるのかわかったとき、それにかかる時間も考えることもできてその後にわかると思うのです。
それが中期投資か長期投資か。もちろん短期投資も。
中には3ヶ月くらいの保有になってばっかりいる長期投資家もいるかもね。すごく狙いがいいかあるいは狙いを狙い通りにやり通せてないかのどちらかだと思うけど。
その中では・・
自分はたぶん長期になるとかよく言ってるけどまあ長期投資家ですね。でも必ずしも以下のような狙いをするわけでもないからやっぱりたぶん長期とか言いそうですが。
自分の狙うことが多いのはざっくりEPSでもいいけどBPS成長10%のものがあるとして、それは10%複利リターンと考えます。これをPBRでもPERでも低く買えるなら申し分ないけど安いからというよりは10%にボーナスが付くイメージ。逆はペナルティ。
仮に長期BPS成長10%のものをPBR0.5で買い、それをPBR1で売るならそれは2倍のボーナス。
ちなみに過去10年複利10%程度のBPS成長を見せているものは結構あります。それも高PBRでないものも。
この観点だとPBR低いほうがいいというかPBR上がるのは先であるほど望ましい。PBR低いとペナルティついてもその大きさが減るはずだし先なほど忙しくなくラクだし。
とかとか考えてます。
これらはあくまで自分が今考えている一つの狙い。
自分が途中で諦めてしまってばかりになって保有3ヶ月程度ばっかりになる長期投資家になるかもしれないし、実際に保有期間がどうなるかはちょっとわかんないけど。
これを書いている今はポジションの平均保有期間は増える傾向でPF上位10銘柄は1年超えたぐらいだけど。そこまで長期に持つ長期投資家にはならないかもね。
考えてみるけどやっぱりわかりませんね。
中期投資と長期投資の違いはなんですか?
そこにはどんな狙いの違いがありますか?
その中であなたは何を狙いどれだけ時間を見込みますか?