大河の一滴

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(3297)東武住販/日記(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。各データは2019年10月10日取得。

比較銘柄

東武住販とその他

株価

1077円(人々は、未整備の悪路に耐えながらも山を登るも崖から落ちた。も、立ち上がりつつある。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 3297 8940 3299 8061
企業名 東武住販 インテリックス ムゲンエステー 西華産業
市場 JQS 東証一部 東証一部 東証一部
業種 不動産 不動産 不動産 卸売
時価総額(億) 29.2 64.8 160.8 173.2
株価 1077 725 660 1351
決算期 2020/05予 2020/05予 2019/12予 2020/03予
予想売上(億) 75.2 421.8 581.4 1,350.0
予想営業利益(億) 6.6 11.6 50.4 24.0
営業利益率 8.78% 2.76% 8.67% 1.78%
予想純利益(億) 4.5 5.0 28.3 16.5
EPS成長率(年複利/期間) 19.1%/8年 -6.6%/13年 43.6%/7年 -2.7%/13年
BPS成長率(年複利/期間) 21.8%/7年 5.8%/12年 49.7%/6年 1.6%/12年
PER 6.49 12.73 5.69 10.36
PBR 0.98 0.61 0.73 0.61
ROE 15.1% 4.8% 12.8% 5.9%
ROA 10.0% 1.4% 4.2% 1.9%
配当利回り 2.79 3.03 4.55 3.33
配当性向 18.1% 38.6% 25.9% 34.5%
総資産(億) 45.1 367.6 667.6 857.4
自己資本(億) 29.7 106.5 219.8 284.3
自己資本比率(%) 65.80 29.00 32.90 33.20
一言感想 あげあげ 足踏み あぶないかも。 停滞

 今週は比較。だいたい成長企業(http://kamomenotoushi.hatenablog.com/entry/2016/01/17/000000)を市場統計推移記録表にかけ2016/2/12と2019/10/9比較でPERPBRを下げているものからチョイスして比較します。利益伸びてるのに2016年2月より評価を下げているものを拾う意図。比較の会社と数字は上記の通り。東武住販。中古住宅屋。比較に同業っぽい。ゲストに東に対して西、武に対して華で真逆の西華産業

 

東武住販

業績

 山口、福岡県を地盤に・・・って東武系じゃないのかよ!が最初の感想。本州と九州あたりの会社で鉄道の東武なんにも関係ないですから。資本関係も当然なさそうです。勘違いしないように。

で、増収増益が続き絶好調継続ですね。

中古不動産販売だけど、リフォームを挟むようです。不動産を買取リフォームして付加価値あげて転売するみたいなスタイル。わりと最近といいうか決戦説明がわかりやすく好感ですね。

http://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS05016/8f5a999d/1fe7/43e3/abb6/c172c73d3d2a/20190716101541566s.pdf

ですが今期1Qでなかなか強烈な減収減益出してますね。

「自社不動産の販売件数が前年同四半期を下回ったこと等により売上高が前年同四半期を下回ったことに加え、広告・宣伝費が前年同四半期を上回ったこと、また、多くの中古住宅を仕入れたことにより不動産取得税が増加して租税公課も前年同四半期を上回ったことにより、販売費及び一般管理費が前年同四半期を上回り」だそうです。端的により中古不動産を購入したけどそれほど売れなかったが理由ですね。

今の所下方などないです。

 

財務

財務は不動産販売系にしてはいいほうなのではないか。自己資本比率も60越えたあたりで上昇止まってるのでこのあたりがちょうどいいと考えている可能性もあります。

総資産のうち多くが流動資産でその中で転売用不動産、仕掛販売用不動産、現金で多くを占める感じです。つまり資産の大半現金と在庫。総資産45億に対してざっくり37億くらい。

借り入れはだいたい現金とイコールですね。わりと抑制的に思えます。

CF

さすがに営業CFは乱高下。これは在庫の仕入れがマイナスにカウントされるからね。

 その中で2019年は大きく営業CFプラス。不動産が売れたということだね。転売用不動産も減ってます。で、1Qは多めに仕入れて前期より売れなかったので減益が大きくなった。その他投資はあまり必要なさそう。まあ資産だいたい在庫とお金だし。

還元はやる気ない感じですね。配当性向低め。ただこのあたりはもっと不動産買いたいってことになるのかな。

 

インテリックス

業績

 不動産にまつわるいろいろやってるけど主なのは中古マンションの再生販売ですね。

成長感はないですね。不動産市況の流れに身を任せている感は。いちお2009年に赤字があります。BPSも相当飛んでますが43%くらいこれはリスク取ってる他の不動産は一発死みたいなものもあるのでわりと抑制的かと。その後はBPSは積み増し取り返してますし。

そんな感じなので企業価値の向上を測るという意味で進捗見るのもあまり必要性を感じないかな。財務やCFとかの推移を見たほうが。

 

財務

 というわけで財務。思ったより悪いですね。借り入れが純資産の倍ほど。そして有形固定資産も多いですね。そういえば決算資料に賃貸項目ありましたね。賃貸用不動産っぽいですね。めぼしいものは自分でもって貸してそうです。

意外に借り入れも多く自己資本比率悪いので不動産市況の悪化は東武より弱そうですね。

 

CF

 もうちょっと営業CFプラス多いと思いましたがそうでもなく。ただやっぱり東武よりはプラスの年は多く、在庫取得もより売れそうなものを吟味してるかもしれません。で、投資が多いですね。2015年位から大きいのも散発。固定資産買ってますね。つまり土地でしょう。このあたりから自己資本比率も悪化してますね。賃貸不動産を借りて買ってるので財務悪化。良いのではないか。

 

ムゲンエステー

業績

ぐんぐん伸びてたけど2018年にブレーキが掛かってるね。

2018年の決算説明から

• 上期は⾦融機関の融資姿勢の厳格化の影響等による購⼊者の慎重姿勢が⾒られ、不動産売買事業の販売件数が伸び悩み、前年同期を下回る。
• 下期では厳選した仕⼊にシフトし、販売価格の⾒直しによる需要喚起、販売体制の強化等による積極的な営業活動により、修正計画を上回ったが、前期⽐では売上⾼及び各利益は減収減益。
• 不動産賃貸収⼊は、販売⽤不動産の増加により、前期⽐で増加。

かぼちゃ関連なんでしょうかね。不動産購入に警戒感が生まれその対策で仕入れを厳選するようにして売上減。ちょっときびしそうですね。実際株価も随分下がったようです。

2Qで減収減益。なかなか環境変化に対して方向転換が上手くいってない感はいたしますがさてさて。

 

財務

財務はわるくがっつり借り入れあるような。 転売用不動産500億以上で純資産220億ほどなので仮に不動産価格半分になると債務超過になりますね。だからなるとはいってないですよ。2018年に売上がよりあった2016、2017より不動産在庫多いですね。

で、1Qで減収減益ですか。売れない在庫が残ってそうで厳しいのではないか。

 

CF

 2017年は営業CFプラスですね。うーんなんでだろと決算説明見ると「2017年12月期は、期初から慎重な仕入活動を推進し、第3四半期まで減少傾向で推移していたものの、8月から仕入活動を強化・積極化した結果、第4四半期で増加に転じた。当面は仕入強化を継続する方針。」だそうで。在庫増えてきたのを見て増えすぎと判断し抑制したら売れて減ってきてよーしもっと仕入れちゃうぞと増やしたらかぼちゃの馬車来て売れなくなって在庫が増えたかな。間が悪そう。

そんな中でも増配続けてるね。賄賂あげるから怒らないでね?かな。よくわかんない。さすがに今期は据え置き予定のようです。

 

日足週足月足の値動き判断

日足でさげ
週足であげてさげて調整感
月足でまだあげ
確認。

評価・売買判断

東武住販

テクニカル的には、上場からゴールっぽい推移で乱高下しながら4年ほどで5倍以上。そこから大きく崩してるね。2090円の高値から三角持ち合い的な推移でいずれ下か上にというのは考えられます。1008円と1346円あたりを基準にするといいのではないかと思う。


ファンダ的には、山口あたりで堅調な成長。今期1Qの減益も前期の在庫減った反動とも見れてまだわからない。財務などあまり大きなリスクも取ってなさそうで不動産市況後退=死ではないかな。とはいえ不動産在庫およそ30億が半額にでもなれば純資産の半分程度の毀損です。死ではないけど大事故はありえそうです。

そういうリスクを踏まえてのPER6ほどなんでしょうね。総合的には状態良さそうですし成長もしてますが、不動産特有のリスクがかなり警戒されるとみなしつつ付き合うのが良さそうです。そして警戒度合いはかなり変わりそうで株価なら半分以下はやってます。ハイリスクハイリターン組。

 

インテリックス

東武より賃貸に力を入れつつあるように思えるけどいまのところまだ販売が主。財務が悪いのは賃貸不動産取得に来てる感はあるし、今後は安定収益にもなってきそうな気もするけど、あまり成長感ない中でPER12程はどうか。とか言おうと思ったけどBPSなら右肩の中でPBR0.6程は意外に悪くないけど、やっぱり不動産市況悪化は怖いね。このあたり壊れる壊れるいいながらあまり壊れる素振りが今のところないので案外良いかもしれません。悪化するときは早いと思うので油断は禁物だと思いますが。 

 

ムゲンエステー

 ちょっと在庫推移とか業績推移から不良在庫が蓄積してる恐れが。財務も悪く崩れると致命傷まで考えられます。別にこれしかないわけじゃないし触らなくてもいいのでは。

まあPER5.6ほどは盛り返せば面白いけど返さなきゃそんなに面白くもないくらいだと思うので1Q減益も厳しそうでやっぱり触らなくていいのでは。

 

西華産業

成長しないでシクリカル並みに堅実に稼いでいるという感じ。薄利だね。ただずっと赤字もないね。だいたいBPSは増えてます。というわけで薄利蓄財企業。

 借り入れはCFに比べてかなり重い・・と思ったら現金持ってるね。借入返済できるくらい。返せばいいのに。って思ったけど手形とかの規模が大きいので資金繰りのために手元に大きなお金も必要なのかも。わりと大変そうね。

安定性はありそうだし意外に自社株買いとか還元頑張ってる感もあるしPBRも低く配当利回りも高いので意外とインカム狙いには向いてるかも。

あー薄利だと思ったら商社か。うん、もうちょっと安くなると結構いいかも。今は並程度かなあって思ったけどわりとPBRで低い水準のようです。

 

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

 

夢を見る島を買ってクリアした。

風のタクトに行くか思案どころ。

 

 

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用語解説(日記比較編)

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