大河の一滴

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初心者がやるべき手法

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初心者におすすめする手法は何が良いか?

的な議論がありまして。

発端はたぶん株クラ?ではやってる感があるツイキャスから。

特に某大物投資家さんの配信が人気なようでその中から出た話題のようです。

詳しくは上の記事ともっと言うならこの辺のテーマを特に提唱した以下の放送でも見てくださいな。放送激長だけど。

投資を初めて志す初心者は何から始めたらいいんだい?

みたいなものですね。

 

主にその大物投資家さんが資産バリューアプローチで対談相手が高PBRグロース銘柄を扱う手法であったりもしたからか主にバリューVSグロースが主戦場のようです。

 

どうでもいい。と切って捨ててもいいですが、そんなことしないで考えてみようかなんてエントリー。

 

このテーマで自分はバリューかグロースならバリューかな派です。

ただ自分はバリューとグロースの対比でバリューがいいとは思っていなくまったく別の対比を考えそう思ってるのです。

その対比を言う前にどんな人がグロース手法に行きがちなのか?ということを考えてみるといいと思うんですよね。

 

これはなんというか何故グロースを選ぶというかを考えると上値狙いな人がグロース選ぶはずなんですよね。

大きく上値を取るのに有利なのはやはりグロースです。

資産バリューで1~2年で3倍は難しい(2倍もそうかもしれない)となりそうですが、グロースなら半年で3倍くらいはままあります。

グロースって上値取れるんですよ。バリューに比べれば遥かに。

 

しかし、下値はどうでしょう?

グロースは期待した成長が崩れたりしたら悲惨だし、市況やタイミングによっては半分はザラだし、成長してても株価3分の1とか5分の1とかも往々にしてあるんです。これは企業をちゃんと選んでもそれくらい減りうるって話です。

 

バリューならどうか?ちゃんと資産構成と株価気にして安いと認められるもの買えば、半分は珍しいんじゃないですかね?いや、2割3割くらいは珍しくないですよ。

けど市況の悪化や思わぬアクシデントに見舞われてもバリューならグロースより遥かに被害が抑えられるんです。

 

自分は初心者が始めるとしてグロースとバリューかが選択肢だよと言われればバリューです。

でも自分の中で思い浮かぶ対立軸はグロースかバリューではありません。

それは増やすか守るかなら守ろうだし、攻撃か防御かの対立軸なら攻撃より防御だよね?って話なんです。

 

こんなに大きく増えるぞ!

投資を大きく増やすものと期待して投資を始める人はそんなことを考えてバリュー銘柄なんて選ばないでしょう。だってそんなの大きく増えないもの。

なのでまずは大きく株価が伸びてる銘柄(多くはグロースと呼ばれる銘柄)から買ったりすることは多いのではないでしょうか。

 

その結果ボラの高いところに入ることになり増やす人は増やすけど減らす人は大いに減らすわけです。グロースのような大きく株価が上がる銘柄は同時に大きく下げやすいですからね。

世の中にはグロースな銘柄に集中しろとか言ってる罪作りな方も多いので、そんなことを真に受けた初心者さんがZOZOあたりを4000円程度で「高値ブレイクだ!」とか言って全力投じて4800で喜んだはいいもののその後1700円とかになったときに大損して心折れて損切り退場とかなってるんじゃないですかね?

 

そんなのいいわけないじゃん。

 

自分はZOZOとか買うなとか言ってるわけじゃないんです。

上値を狙うのはいい。

大きく増やすことを狙うことだっていい。

しかしそれは、まずは守ること。資金管理を学んだり投資のいろいろを学んで足元を固めてから狙うべきだよね?って思うわけです。

 

攻撃から入るのではなく防御から入れと。

防御もおろそかに攻撃しようとするとなんかの間違いですぐ死んじゃうんだから。

 

自分はどっちでもいいと思うんです。

例えばバリューでもグロースでも。

その中で初心者なら・・という枠の中で自分がバリューを優位とする理由はホントはバリューでもグロースという枠ではなく、最初は上値を狙うより下を限定することを学んだほうがいいと思うという理由です。

うん、だから下を限定するという考え方、スキルを得ることを志向できているならグロースでもいいとおもうよ?

ただバリューのほうがやり方自体が上を目指すというより下を限定するという指向性だしそのふたつならバリューという話であって。

 

だから自分は大きく増やしたいというのをまず抑えてまずは下を抑える方向性を初心者にはおすすめすると言っているんだって。 そして初心者がグロース選んで撃沈しがちなのはグロースだからじゃなく、下を抑えたいではなく大きく増やしたいとした上で資金管理やリスク管理の仕方もしらずハイリスク手法に無防備に突っ込んだ帰結だろうと言ってるわけです。 信用?馬鹿じゃないの。

何度も言うけど、守ることより大きく増やすことを重視してグロースを選ぶのは何の間違いもない。ただちゃんとリスク管理の仕方を覚えてからやるべきだって言ってるの。

それを覚えるためにはまずは大きく増やすというよりは守りつつ学ぶことが先でしょ?って話をしています。

 

え?大きく増やしたいグロース買いたい?だって?

だから駄目だとは言ってない、それが資金の5%なら全然いいと思うよ?

もしそれが5分の一になっても4%の損失だもの。経験得て生き残れる。次にも生かせる。

でも100%は駄目。5分の一になるなら死んじゃうから。そしてそれに100%かける行為が損切りなど適切なリスク管理をしないなら非常に危ういことがわかるまでそりゃグロース駄目でしょ。

そうやって上を狙うのは、経験を積んでよくわからないことが減ってきて下も抑えてリスク管理もできるようになってからの方が健全だと思うな。

 

もっと直球に言うと初心者が、まず学ぶべきだと思うのはバリューでもグロースでももっと言えばインデックスですらなくて・・ 資金管理だろ?あるいはリスクのとり方だろ?派です。

もっと極端なことを言うなら資金管理が徹底されリスクのとり方が十分に意識されているなら初心者が最初に買う銘柄がサンバイオとか文教堂であっても構わないと思ったりします。 そうでない中で初めて買う銘柄がそれなら最悪と言っていい選択だと思うけど。

 

そんな感じです。

下を抑えるというのがしっかりしてきてから上を狙っていくようにするというアプローチがいいと思うんです。

よくわかんないならグロースと資産バリューで迷ったら、よくわかんないなら資産バリューにしとけとは思います。

 

ただ自分としてはこれがわりといいんじゃないかと思うものがあります。

すなわち主に優待のインカム狙い。

自分もこれ出身だと思いますし。

 

理由としては・・

・まずは優待をたくさん得ようとすると必然分散になり防御的。優待をたくさん得たいという攻撃的な理由が分散及び安く買うという防御につながるところがいいと思うよ?

・株安に見舞われてもインカムをえるという逃げ道もある。40%株価下がっても4%程度の利回りは銀行預金よりマシだし10年貰えばトントンだしその前に株価も回復するかもという選択肢もあります。

・たくさん銘柄を長く持つことになると思うのでケーススタディもより多く積める。ペッパーフード100%で一年よりクオカード銘柄20銘柄1年のほうがいろいろ実地で学べると思いませんか?バリューもグロースの両方の経験もつめるかもしれないし。

大きく下がるもの大きく上がるもの。また長く持つとどういうことが起こるのか?なども学べるはずでその後の発展性もあるはずです。

すごく下がるものを持つというのも益があるんじゃないですかね?優待分散ならそのリスクも負える。

・あるいは優待分散はインデックスファンドより総合的に優れる投資手法であるかもしれないと思ってます。理由は大株主から弱小株主に対する富の移転がありプラスサムが大きいように思えるから。

 

以上に思うところでしてわりとうってつけじゃないかと思ったりします。

もちろんそんなにガンガン増えることはないと思う。インデックスにも負けるかもね?でも悲惨なほど負けるって多分ないと思う。というか負けても優待はもらえるよ?

で、いろいろ経験して学んでこの結果じゃ満足できないとなればそこで別のやり方に移行すればいいじゃない。

とか思うわけです。

よろしければ参考にしてくださいませ。

 

初心者のやるべき手法は・・

増やすことではなく守ることです。

守りつつ経験を積み学ぶことでです。

守っていずれ増やすために何をすべきですか?

 

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参考

kamomenotoushi.hatenablog.com

kamomenotoushi.hatenablog.com