因果とは難しいものです。
何が難しいかと言うと、たとえば業績と株価のどちらが因でどちらが果か?を正確に捉えることすら人によって意見が違うみたいな。
かく言う自分は業績が因で株価は果でしょうという立場ですし、それは違うなどと言うならしこたま反論してしまいそうですが、時々は株価が因で業績が果だと言われる方もいたりします。
そんな因果を捉えることの難しさから思う1%の得意科目についての話。
自分は断固として業績が因で株価が果です
確かに株価上がった後に業績良くなるIRが出てきたりもしますよ?
でもそれはどこかで業績が良くなりそうな要因があったりしてそれを見てる人が業績が高くなるだろうから買ってきたという感じで株価が上がってたのだろうと考えます。
この場合業績より株価が先にも見えなくもないだろうけどこれだって業績(が上がるだろう)が先で株価があとだと思うわけです。
逆に株価が上がったから業績上がったということは、株価を上げれば業績が上がるということになるでしょう。
でも万年赤字のCYBERDYNEちゃんの株を買って株価を上げればCYBERDYNEの赤字が黒字になると言うならおかしいでしょう。
そんなわけで自分としては業績(結果あるいは見込み)が因で株価が果なんです。
自分から言わせるとそれが株価が因で業績が果なんて頭おかしいんじゃないかなんて言いたくなりますが、時々そのように言う人がいるんです。
そして自分の感じてる傾向としてはそうおっしゃる人は概して投資(トレードと言うべきか)で勝ってるのです。
これからは以下のことが言えそうです。
自分は業績が因、勝ってる。
その人は株価が因、勝ってる。
ひとつは業績と株価の関係ならどちらを因にしようとそれだけでは勝ち負けを分ける理由とはならない。
もう一つは自分としては申し訳ないが断固として業績が因です。
その立場からさらに言うと因果を決定的に取り違えても勝てるです。
僕に言わせればその人は株価と業績の関係が見えてない。
でも見えてないのも当たり前で多分それを見てないんです。
そしてその人は多分他のものを見ている。
その他の見ているもので勝ってるわけです。
これは逆に自分にも見えてない、見てないこともあるということでしょう。
ある部分では自分は全然見えてなく盛大に認識を間違っていることもあると思います。それこそ因果を逆転して考えてしまうような。
でもそれでいいんです。
勝ってるからね。
見えているもので勝てばいいのだから。
その人だってあるものは(たぶん株価の値動き)しっかり見てそれで見えたことを用いて勝ってるわけです。
自分だってだいたい毎日業績と株価見るのは繰り返しそれで見えてきたことを用いて(今のところですが)勝っている。
しっかり見て見えたことは得意科目と言えましょう。
その得意科目で勝つわけです。
投資やトレードの世界で見れることは膨大です。
それを全部把握しようなんて無理ゲー過ぎます。
自分だってその世界を1%も理解してないかもしれません。
しかしその1%で勝てるのです。
1%の得意科目
これはなんだっていいとまでは言わないけどかなりなんでもいいと思うな。
たとえば桐谷さんは優待しか見てないように見えるけど勝ってるじゃないですか?
その他でも大きく成果を出している人はたいていはこれは見てるぞって得意科目があるというか、なんでも知ってるわけじゃなくて案外守備範囲外のことは全然知らなかったりします。
投資やトレードで勝つためには世界の全容なんて見えてる必要はないんです。
あれこれ知ってる必要もそんなにない。
もっと言えばめくらだっていいんですよ。
しかし1%の得意科目がないといけない。
それは見えてないといけない。
得意というかちゃんと見るべきもの。
自らの武器。
それは投資の世界を覆うような大きさである必要もなくそれこそその世界の1%も知らない程度の大きさでも勝てるのです。
だから自分の武器を理解して、その武器を磨きそれを1%の得意科目としていくことが大切なのかなって思います。
自分は今のところ会社の数字から価値、株価から価格を測ることが武器であり1%の得意科目なのかな?って思います。
自分は、1%よりもっとたくさん知りたいかな?って思うのでそれだけじゃないですが、この武器ももっと磨いてもっと得意科目としたいと思ってるわけです。
世界の1%でも極めればそれで戦えるものです。
あなたの武器は?得意科目はなんですか?
それをどのように磨いていきますか?