投資とはどういう判断で行うのでしょうか?
と、いきなり言ってることの範囲が広すぎて意味不明な話し出しですが、今自分が意図しているのはそれは未来を予想するものじゃないよね?って事というか、ある基準で定義したことをもって自らを制御することだよね?みたいな意図の話。
自らを律する定義の話。
そう言ってもピンとくる人は少ないかな?
なので実演してみましょう。
ここでは、トレンドの定義をして逆張り順張りで考えてみましょうか。
参考
トレンド判断の定義は様々な基準がありそうです
その一つには高値安値の切り上げか切り下げかというものがあります。
いわゆるダウ理論。
ダウ理論ではざっくり高値の更新を上昇トレンド、安値の更新を下落トレンドと捉えます。
ここで株探の日経平均の週足チャート見てみようか。
数字がごちゃごちゃしてるのはご容赦を。
高値安値の推移という意味では、2016年6月から高値17156、19668、20318、24129、24448と切り上げ安値も14864、16111、18224、20347、20971とどこのポイントを取るかはあるけど今の今まで上昇トレンドです。上昇トレンドと判断するんです。
この場合において日経の週足は上昇トレンドと判断するんです。
定義の話をしています。
例えば、高値の切り上げが起こってるならそれは上昇トレンドとする。24448まで切り上げているのだからそうなるしかないです。もちろんこれから下落トレンドに入るかもしれません。しかしそれも少なくとも20347くらいは切ってくれないとそれは下落じゃないです。
だから定義の話をしています。
まずはそうと定めようって話をしています。
そして定めるなら、そこにあるものは上昇か下落がわかるんです。
また上昇と下落が定義できるなら順張り逆張りも定義できます。
上昇トレンドを見て買うのが順張り、それに逆らって買うのが逆張りです。
この定義において、24129から20347の過程において切るのは自由だけどその意味は上昇トレンドの最中にポジションを切ったという意味になります。
これは上がっている株式を買うという方針…順張りをするという方針を立ててるときには不合理なんです。
もちろんどれくらいの期間を保有期間と定めるかにもよります。短いとするならここで切るのはありでしょう。資金的な理由もあるでしょう。
でも例えば日経平均ETFあたりを半年以上単位くらいで上がってるなら保有するとかいう方針であった場合は不合理なんです。
あがっているものを持つという方針なのに上がっていると定義されるときに手放すという意味になるからです。
これは定義の話。
自分の言わんとする事は、定義しようよってことです。
そしてそれをもって自らを律しろと言いたいわけです。
その例としてダウ理論を日経週足に適用すれば、それが上がってる下がってるがわかるわけだし、それを用いて自分の行動も律せるわけです。
ついでにだめなときの被害もわかるからね。
この場合は例えば20347で切ることです。そこまで下ればそれはもう下がってると定義づけられることになり、まだもってるなら下がってる株式を持ってるということになり、そしてそこで切ったときの損害が被害額です。
で、そういうシナリオにならなく日経が24448を越えてまだ上昇トレンド描くなら利益が増えていくよね?って話になります。どこまで増えうるか?というなら理論的には青天井です。下はこの場合20347です。損小利大です。
そういうふうになるように。そう利用できるように。
定義を用いて自らを律するのです。
以上状況を定義付け、自らを律するという投資の一つのあり方です。
その定義をして自らを律しませんか?
これは値動きで定義したけど、別に他の基準でもいいし、一つの基準じゃなく複数の基準を用いてもいいはずです。
例えば、営業利益が伸びる限りはその企業は価値を増していると定義する。価値を増している企業と認められる限り保有を続けるでも、
何かの測定基準で測られる価値に対して価格が下であるなら安いと定義する。そしてそういう状態なら買う、そうでなくなったら売る。
とかだっていいわけです。
同時に月足で下落トレンドになったときは保有を諦める。とか、週足で安値を切り下げてくるならそれは下落トレンドに入ったとして保有量を制限するとかを組み合わせたっていいと思いますよ?
これが自分の提案するひとつの投資のあり方です。
未来はどうなるかわかんない。
けれど目の前にある状況を定義、認知してそれをもって自らを律することは未来なんてわかんなくてもできることなんです。
使いようによっては、悪い結果が出たときに受ける被害を制御できるように律することだって普通に可能です。それはできることなんです。
自分はそうやって、実際にこれは状況をどの定義をもって測るのがいいのかな?とか考えながら、よくわからぬ未来に依存しないように様々な定義を使い分けながら自らを律しているわけです。
未来はわからなくても
今を認知し定義づけることは可能だし
その定義に基づき自分を律することも可能です。
そうやって投資をコントロールしませんか?