世の中は弱肉強食だ
と、思ってる人は多そうです。
でも自分は世の中見るにそうでもないよね?って思っています。
自分の好きな話なんですが以下のような話があります。
これのベストアンサーがかなり好きだったりします。
自然界では弱肉強食ではなく、個体レベルでは全肉全食で種レベルでは適者生存であると。
またこれも好きなエピソードですが、恐竜の話。
環境に適応し大いに繁栄しブクブクに肥え太った恐竜はさらなる環境の変化には適応できず、その時代に小さく生きていた哺乳類に覇権を譲り渡して絶滅したとかね。
それら話を思い出しながら思い浮かんだウサギとカメの話。
世の中は弱肉強食というより適者生存なんです。
そう思う根拠は上のベストアンサーでだいたい言いたいことは言ってますので割愛。
人間社会に生きる自分の実感も、適応する力というものを強いとするという見方もできますけど、基本的に世の中は強いものがというより環境に適したものほうが繁栄しているように思えます。個に限った話でも。
とりあえず腕力に優れてなくても、頭が良くなくても環境に適応しその環境をうまく利用できる人が個においても繁栄することが多いように思えます。
適応の仕方は様々。秀でる腕力や知性で他をコントロールしたり、逃げ足が速かったり、周りと仲良くしたり、珍しく有益なものを拾ってきて交換したりとか考えるならいろんな適応の仕方も思い浮かべそうです。
皆さんにもそんな強者でもないので適応して栄えてるなんて事例の心当たりはあるんじゃないでしょうか?
そしてもっと思うのは投資の世界はもっとすごく適者生存の世界だということです。
環境に適応したものがすぐに膨れがる。
恐竜は一億年かけて環境に適応しぶくぶくに膨れ上がり繁栄しましたが投資の世界では、環境に適応するならもっとあっという間に膨れがる。
一年もしない間に数倍とかあるいはもっと下手したら100倍とかやって突風のようにぶくぶくに膨れ上がるなんてこともあるように思えます。
投資では進化のスピードが速いからだと思ってます。
恐竜が一億年かけてやったことも投資の世界では下手したら一年にも満たない間に起きてしまう。
そして同時に環境の変化の巡りも速いように思えます。
これも好きな話なのですが、まぐれの 不適者生存の法則。
- 作者: ナシーム・ニコラス・タレブ,望月衛
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2008/02/01
- メディア: 単行本
- 購入: 28人 クリック: 585回
- この商品を含むブログ (174件) を見る
一億年かけて恐竜は環境に適応し、ぶくぶくに膨れ上がりましたが、仮説を信じるなら隕石が落ちて変わった地球環境にまったく追いつけず、死者累々死滅することになり(一部の子孫が鳥類として残ってるようですが)そのとき影で生きていた哺乳類に覇権をわたして今に至ってるように思えます。
投資の世界では環境の巡りも速い。適応しすぎてぶくぶくに太ってしまうとさらなる環境変化に対応しきれず恐竜のように滅んでしまう。そしてぶくぶくに太るほどには適応しなかった不適者が生き残る。
これが不適者生存の法則です。
恐竜も一年で全部滅んだわけでもなくもうちょっと長い時間をかけて滅んだようですが、(隕石に当たったからというよりは隕石が落ちたことによる地球環境の変動についていけなかったですので)、投資環境の変化は速い。投資で適応しまくりぶくぶくに太ったものはもっと短いスパン、下手したら一日で滅ぶかもしれないね。というかそういう事例もあるように思えます。
ちなみに上のベストアンサーや不適者生存なども参考にして書いた記事とかあります。
適者となり富んだものは適者となりすぎたゆえに社会の裏切り者とみなされ断頭台に送られるかもしれないという話。
適者生存であると同時に不適者生存でもあるのです。
投資では環境に適応できなければいずれ衰退し滅びてしまう。
でも環境に適応しすぎて短期にぶくぶくに肥え太ることは、さらなる環境変化に対して不利になることで危うかったりもする。
だから正解は適者と不適者の間にあると思うんです。
ここで思い浮かんだのはウサギとカメの話。
話が飛んでる感はあるけど、仕方ないよね。思い浮かんだんだから。
環境に適応し早く走ったウサギはいずれ変化する環境についていけなくなり、最後はどんな環境でもほどほどに適応し一歩を重ねてきたカメに負ける。
自分が思い浮かんだのはそういうイメージです。
ならば自分はカメになりたい。
でもどうせなら足の早いカメがいいよね。
足が早い亀でもトップスピードにおいてはウサギには到底敵いません。
しかし環境の変化にもかかわらず、一歩を進められるカメが最後にはウサギを下すのです。
適者と不適者の間にあるもの。それがカメだというイメージなのです。
そのカメになるにはなにか必要か?って考えていきたいと思ってるわけです。
適者と不適者の間にあるカメになりませんか?
それがどんな形なのか何を考え行っていけばいいのか考えてみませんか?