最近#会計クイズが熱いわけです。
ホントに熱いかは知りませんが、Twitterで大手町のランダム・ウォーカーさんが始められた会計クイズが面白くて参加しています。やる気出たので自分はランダム・ウォーカーさん主催のファイナンスラボに参加させていただきました。
それで自分でもクイズを作ったりしまして、Twitterに埋めとくのももったいないのでここでまとめておくという話です。実際の出題は以下です。
ファイナンスラボでは難しがられてましたがさすが百戦錬磨の株クラ。
特定まで含めてピンポイントに的中させていた方も多かった模様です。
以下のA/B/Cのグラフの組み合わせて正しいものを答えよ。 pic.twitter.com/oF9SMWRZvI
— かもめ (@kamomejan) April 13, 2019
会計クイズ:業種特定
Twitterでのクイズは終わってますが気が向いたら考えてみてください。
解答解説は以下をスクロールして。答えを決めてから読むとより楽しいと思います。
余裕のある人はABCの特定まで頑張ってもいいですのよ?
正答
答えは③のノジマ・コジマ・ケーズホールディングスでした。
A:コジマ
B:ケーズホールディングス
C:ノジマ
でした。
想定していた解き方
タイトルに業種特定がテーマになっているのに注意。
おそらくは、個別企業を見ていくよりこれらの業種はなんだろう?って筋で行ったほうが早そうです。
A/B/Cすべて営業利益水準がかなり低いとなりそうで、あまり高付加価値ではないと想定できそうです。一般的に4%程度以下はかなり薄利です。
②グループのしまむらは違いますが青山商事とファーストリテイリングは製造小売(SPA)でここまで営業利益が低いということはないだろうとできますし、実際にファーストリテイリングは利益率は10%超えることも多く、不調なイメージもある青山商事でも10%近いです。また不調でもなければアパレル全般ももうちょっと高い事が多いです。
①グループのリースは薄利であったりしますが、これはCFに注目。一般的にリースは伸びるとき営業CFマイナスにしながら伸びることが多く、これらのCFからはリースというか金融じゃないとできてほしいところです。
③グループは家電量販で競争が激しくまた付加価値の低い小売ということでこの利益率もありえるだろうとなるなら③の家電量販は行けるだろうと思うところです。
で、特定になると家電量販業界動向も知ってる必要がありそうで、かなり知識を要しそうとなりそうですが、想定だと低迷寄りでビックカメラに飲み込まれたコジマがA、BC特定は難しそうですが、Cの2015年2017年の投資CFに注目すると特に2015年は大型投資CFを支出した上で2016年に大きく売上が伸びています。これは基本的に買収を疑うべき動きとなりそうで、ノジマがニフティ(2017)やITX(2015)を買収したという知識があるならCに到れるかなと。残りがBのケーズです。
また選択肢各社を買収のサブワードで検索するくらいならしてもいいと思ってたところで、実際に調べると買収してそうな結果になるのはノジマのみになりそうで(オリエントなど出ますが時期とCFで弾けるはずです)買収に気づけばノジマの一本釣りで③は導けそうです。
ちなみに家電量販はヤマダ不調なども報じられてるしアマゾンなどに押されてるイメージしかなさそうですがわりと順調な企業も多く、これは財務レバレッジもありそうですがわりとROEなども高く指標的にはかなり優秀な企業も多かったりします。
以上です。
実は、コジマノジマケーズの選択肢を用意した上で、引掛けになりそうな選択肢は・・?とアパレル選びました。その意味では選択は意図的に引っ掛けようとしてましたw
ツイッターで出しましたが解答が4票しか集まらなく・・・・元々そんなにたくさん入るとも思ってませんがさすがに思ってたより少なく人から注目されるのって難しいよねと思いました。
設問がややこしすぎたのかなあ。解答者比率は高いのはさすがと思いましたが。