大河の一滴

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歪な成功体験

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パフォーマンス出るといいですよね。

パフォーマンスとは投資リターン。

これは高い方にいいに決まってる。

 

とは自分は考えてなくて、自分はあまりに高いパフォーマンスはまずいと考えている。

なぜなら恐れていることがあるから・・・みたいな話。

 

自分は高いパフォーマンスは不味いと考えています。

 とりあえず自分はパフォーマンス出過ぎたと思ったら警戒し振り返るようにしてます。これを書いている2018年においては幸か不幸か今年はその必要をあまり感じてないんですけどね。

 

なぜならパフォーマンスというのは、基本的には取るリスクの大きさで変化するものだと考えているからです。

 

問題ないとできるリスクの取り方で、高いパフォーマンスが出てくることもあります。それが運が良かったとか、精度高い判断から優位性の高い・・つまりローリスク・ハイリターンな選択ができてたからとかならいいんです。

でもそうでないなら、高いパフォーマンスは過剰にリスクを取っているからかもしれません。

 

自分は過剰にはリスクを取りたくはないのです。なぜなら過剰にリスクをとることは長期においては投資結果を悪くすると考えているからです。

自分は取るリスクは自分の制御下においておきたい。つまりコントロールしていたい。

 

故に高パフォーマンスが出たとみなした場合は振り返ります。みなさなくても振り返るか

その高いパフォーマンスはなぜ出てきたのか?を考えます。

そして過剰にリスクを取ってしまったから出てきたものではないか?

自分が感知しないままに取るべきでないリスクをとってしまっているのではないか?

その可能性を振り返り警戒するわけです。

 

それでこれはリスクを取りすぎかもしれないと思えば、取るリスクを減らす選択に動いたり、そこまではしなくてもこれは気をつけないといけないな?というポイントを見定め留意するようにしています。

このようにパフォーマンスが出過ぎるのは問題だと考えているのです。

 

しかしこれは理由の半分くらいです。

 もう一つ高いパフォーマンスに警戒すべきだと思ってる理由があります。

高いパフォーマンスを警戒すべきと考える理由はもうひとつ。

 

それが歪な成功体験になるかもしれないと思うからです。

 

多くにおいて高いパフォーマンスは、環境もありますが取るリスクの大きさに準じたものです。

好環境時にリスクをとるとパフォーマンスなんてすぐあがります。

 

もちろん判断精度とかもあるので取るリスクが同じようなものでもパフォーマンスが違ったりするので一概に+10%ならリスクをとってなく、+100%なら大いにとったとかは言い難いですよ?

でも基本的には、取るリスクの大きさと環境に投資成績は左右されます。

 

その中でどの程度を高いパフォーマンスだとするかはいろいろありそうですよ。

でも例えば、年間+50%ならそう簡単に行かない高いパフォーマンスと言えそうです。

 簡単にはいかないというのは、取るリスクや環境に左右されて出てきたものだと言ってます。

つまりその成績は高い投資判断精度によってもたらされてない。と言ってます。

もっと言うなら実力によるものじゃない。

 

そう言ってます。

 

自分が恐れるのは高いパフォーマンス。

それも実力というよりは、環境に恵まれる中でリスクを取りすぎたことで、出てきた高パフォーマンスが自身に刻まれることです。

 それは歪な成功体験です。

その高パフォーマンスが実力とは言えないものからでてきたとするなら、それは誤ったパフォーマンスとなるかもしれない。

 

人は簡単には生活レベルを落とせないといいます。

行動心理学でも保有効果というものがあり、得たものを人は高く評価する傾向があり、得たものを失うことにはより強い痛みが伴います。

実力によらず高いパフォーマンスを得た場合もその高いパフォーマンスは容易に捨てられないはずなんです。

 

あるとき+100%行きました。そのあとに+10%で満足するのは難しいことなはずなんです。

過去の+100%が実力によるものでない時にまた+100%を目指そうとしてしまうかもしれません。

好環境なときに高いリスクを取り届いたパフォーマンスに届かせようとするならより大きいリスクを取る必要があります。

 

そして取るべきでない領域にまで取るリスクを大きくしたくなるかもしれない。

 

そんなことをするなら投資はいずれ破綻するかもしれない・・というか悪環境時に高いリスクを取ることは普通に破滅への行為です。

そのように歪な成功体験が忘れられなく投資は破綻するかもしれない。と恐れるわけです。

見てみればTwitterの有名アカウントとかに、過剰なリスクを取って凄まじいパフォーマンスを出したあとに、結局その成功体験が忘れられず過剰なリスクを取り続け、投資を破綻させてる人。ちらちら見るような気がしてます。

 

高いパフォーマンスがでることは望ましいばかりじゃない。

自分はそう思うのです。

だからそのような恐れがあると思えば振り返り警戒しているのです。

まあ、出てきた高いパフォーマンスはもらっておけばいいとは思うけどね。

自分も出てくるならもらっておこうと思います。

 

自分は投資家になりたいと思ってます。

その中には、投資成績とうまく付き合える。バランスよく付き合えるということが含まれています。その形は必ずしも常に高いパフォーマンスを追い求めることではない気がしているのです。

今後も投資とのうまい付き合い方を考えていこうと思ってます。

これはその中のひとつの活動なのです。

 

 

常に高いパフォーマンスを求めるのは

賢明な投資との付き合い方と言えるでしょうか?

歪な成功体験があなたを蝕んでいないか。

振り返ってみませんか?

 

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