以下は自分がある投資家さんに送ったDMだったりします。
「サンバイオ参戦しました。一単元ですが。
言いたいことも或るでしょう。しかし待ってほしい。これは自分としては配当狙いでバリューなんです。
つまり自分は、サンバイオにNTT及び伊藤忠を抱き合わせる事によって、NTT伊藤忠サンバイオホールディングス的なもので高配当利回りかつ低PERなものを主に配当狙いとしてPFに組み入れるスキームを開発しました。なので変節してません。(もうげん)」
そしたら以下のように煽られたんですけどね。
失敬な。
これは確かに妄言だけど、そこには自分なりの考えもあったりするんです。
そこで考えたことなんてものを挙げてみるなんて話。
記事投下直前追記(19/1/29)
この記事は2018年の11月くらいに書きストックしていた記事です。
残念ながらサンバイオのお薬開発は全部じゃないけどメインのものが頓挫しそうなことになり、サンバイオに希望を託した人は非常に厳しい事態になることになりそうな情勢に思えます。
自分もサンバイオを持つ中でのことですが、ある意味このスキームがその厳しい事態の中でも自分を守ることにもなったと考えるところでタイムリーかな?と思いこの記事を投下する次第です。
投資家にもいろんな方がいるでしょう。
そしてその人なりの得意なこと不得意なことだってあるでしょう。
そのなかで自分はバイオ創薬みたいなものは守備範囲外かなって考えてたりします。
今の所利益も出てないしCFも垂れ流してるし。な、くせしてPBRで見て凄まじく高い水準だし。なにより未来の業績が今のそれと連続性がなく実際問題これぐらいになるだろうとか精度高い見込みなんて立てられないよね。そんなだからか非常に高ボラティリティでもある。
自分はこういうのは基本苦手なんです。
だいたい日々の発言とかもそういう雰囲気出てるんじゃないかと思う。
実際苦手だと考えているし。
でもサンバイオは面白そうだなあって思ったんです。夢がありそうって。
だから開発しました。
NTT伊藤忠サンバイオホールディングスというスキームを。
説明しよう。
NTT伊藤忠サンバイオホールディングスとはなんなのかを。
自分はNTT伊藤忠サンバイオホールディングスを一単元買ったんです。
それの一単元は、NTT(日本電信電話)100株、伊藤忠商事400株、サンバイオ100株で構成されてます。
その一単元は以下のようなデータになります。
2018/11/9データ作成。決算データはだいたい実績値。
(億)のところみんな単位(円)だね。
赤字だけどちょー化けるかもしれない創薬部門を抱えながら営業利益率は7.5%。
安定して盤石のCFをだす通信部門と、浮き沈みの激しい資源は避けなにげに業績が安定している商社部門もありと。
それでトータルで予想PER11.7、PBR1.57、ROE12%でなかなか指標的も安いと言えそうでかつ配当性向を抑えながら配当利回り2.55%もありと。
なにげに最新予想EPSで20%増益予定です。(商社部門がなにげに伸びている)
と、まあ創薬という当たれば大きいものを抱えながら業績も安定かつ成長もしそうでトータルではPERなども抑えめにし配当狙いもできなくもないなんてものになっていると思うところです。
ちなみに上記のデータはこれで作りました。
実際はこれぐらいで買ったらバランスいいかなってなんとなく買って、買った後にこのように確認したんだけどね。やってみて思った以上にバランス良かった。
妄言だよね。
実際にはNTT伊藤忠サンバイオホールディングスなんて企業はないからね。
しかし一つのポートフォリオの組み方としてはこういうのもありな形なんじゃないでしょうか。
性質の異なる企業をトータルでは魅力的な企業になるようにに組み合わせる。
上手く組めば、その中から大きな一発もでるかもしれない、かつそううまくはいかなくてもそんなに酷い目にも合わない。なんなら配当をもらい続けるという狙いも達成できる。というか、だめでも大丈夫だよね?みたいな選択に全体ではしておくからこそ大きく化けるかもしれないというものをじっくり狙っていられる。とも言えるかもしれない。
いろんな性質も持ちながら全体として優良企業と言える数字を持つ。
これも一つの銘柄選択の在り方だしポートフォリオ戦略です。
ハイリスクかな?と思ったときに手堅いものも入れていく。高成長グロースで高PERになってきたなと思ったら、成長を抑えめにしても手堅いものを加えていく。逆に優待とか低PBRとかに傾いてくるなら大きく成長している企業でリスクも取る選択を加えてみる。
自分はそんな感じにポートフォリオのバランスを測りつつ調整しています。(最近は低PBRに維持することがなかなか難しいと感じてますが)
またうまくいけば大化けもありそうな夢を見たくなるようなことがあったときにリスクが怖くて夢を見ながらも買えないという人もいるでしょう。
そのときにもこのスキームならこれくらいなら買ってもいいという発想もできるようになります。
全体としてバランスが取れるならそういうリスクも取っていいと考えるんです。
というか、自分の基本方針のひとつは市場で組み上がるホールディングスという企業(つまり市場全体)と比較して有利だと言える企業になるようにポートフォリオを組み立てるというものです。
端的には市場全体より良い企業を安く持つです。
EPS成長率をより高く、ROEをより高くその一方でPERPBRは低く、配当利回りは高く配当性向は低く、ついでに自己資本比率あたりも高く有利子負債は返せるようなレベルでとかとか。
実際に自分は他のもっとPERが高く配当利回りが低いものから乗り換える形で乗り換えたのですが、この乗り換えでサンバイオを組み入れつつ数字上はポートフォリオ全体でより利益が出るように、配当がもらえるように将来はわからないけどその時点に限ってはより増益率も高くなるよう・・つまりサンバイオがそのまま赤字でも今のポートフォリオを強化するように立ち回ってます。
この発想をもうちょっとひねれば市場と同じ程度の企業をすごく安く持つとか、市場よりすごく良い企業を市場と同じ程度の安さで持つとかの発想もできるかもですね。
そのようなことを考えポートフォリオを測り調整していく。
そのためのスキームがNTT伊藤忠サンバイオホールディングスなんです。
ポートフォリオをどう組みますか?
ときにはハイリスクなものでハイリターンを夢見る時とかに
NTT伊藤忠サンバイオホールディングスという形が
役に立つかもしれませんよ?
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試してみたい方はだからこれ。
もっと日々簡易的にコントロールするならこれでも。