株価動向を当てようとする人がいます。
別に当てようとするのはいいんだけどね。
実際上がるか下がるかしかないし結構当たるんじゃないかな?
と言いつつ、それは只の二択ではなくただ上がるか下がるかなんて扱い方ならおそらく外れまくるだろうなという二択なようで二択じゃない得体の知れない何かの話。
なになにの株価は上がる!
そう思ったり感じたりすることもありましょう。
中にはそれなりの理論と根拠を持ってそれに行き着くようなケースもあるかもしれない。
それが一年後であるなら、たしかに上がるか下がるかの二択です。
二択問題なら結構当たりましょう。
だってどっちかは必ずあたりだもんね。答えは東でしたとかないし。
確かにそれの答えは二つの中のうちの一つです。
しかしそこに至る経過はどうだろうか?
それは上がるか?下がるか?という二択問題なんでしょうか?
前にも書いていることだけど。
自分の好きな事例なんでね。
ポケモンGOがリリースされたときの任天堂2016年7月だね。
このとき任天堂は数回ストップ高を繰り返し寄り付いて取引が成立した時点で結構下げてその後その水準を下回る株価であったけどだいたい2017年5月にはその水準を越えて株高になったみたいな感じなんですけど、そのときに信用目いっぱいに勝負して寄り付いた途端株安をくらい一発退場したらしい人がヤフー掲示板にいらっしゃいました。
大きく値上がりした任天堂で一発退場です。
しかしポケモンGOをみて任天堂はあがる!という判断は正解だったんです。一年後なら。
二択問題を正解しても経過次第では大損して退場があり得るわけです。
まあその人が一年後をみてたかどうかはわからないですけどね。
でも自分は別に期間の話をしているわけじゃない。
上げるか下げるかの二択問題に正解しても利益になるかわからないもっと言えば損するかもしれないということを話しているのです。
なぜならそれは上げるか下げるかの二択じゃないからです。
株価の動きは上がるか下がるかの二択じゃないんです。
そりゃあ、ある時点からある時点であるならそれは上げるか下げるかの二択ですよ?
でもその答えにはそこまでに至る過程に対してなんの意見も準備もない。
ある時点からある時点まであがったとしたとしても・・
買った途端ストップ高を繰り返しまったく下落無しで行く。
下落幅1%以内で三ヶ月で倍まで到達する。
5%くらい下げては戻りを三回ぐらいして結局上がる。
30%さげながら結局あがる。
高値から5分の1、10分の1にもなったけど結局十年で最初からは100倍。
考えればいくらでも。
どのくらいの期間でどのような経過を辿ってある結果に至るかはそれこそ無限のパターンがあるのです。
それが短い期間の間でもね。たとえそれが三時間後でも5%さげて10%結局上げるかもしれないし。(上げる下げるの予測でデイするのはホントおすすめしないけど)
その中でこの株価はあがる!なんて
当たりっこないじゃん。
その上がるって事がまったく下がることなくとか事実上ほとんど下がることなくとか調整もなしとかに上がるって言ってるならね。
それは無限にある株価変動の可能性のうちのほんのごく一部のパターンなんです。
あなたのいうあがるがそのごく一部しか該当しない事を指しているならその予想予測で利益を出すのは難しいかもね。だって星の数ほどあるあがるの中にある可能性の大半を捨てているわけだから。
あなたが売ったあと大きくあがるなんてのもたくさんあると思うな。
途中を無視した二択問題にするから途中に引っかかて外れるわけです。
あがるかさがるかだなんて単純な二択問題にはしてはいけないんです。
だから経過を踏まえた問題をすべきなんです。
途中に起こりうる事も考えてそのことに対してもカバーしうる答えにしておくべきなんです。あるいはここまではカバーするとするとか。
途中にどれくらいのことはありえる?
どこまでなら耐えれる?耐えれるとすべき?
ここまではこうしよう。こうなったら撤退だ。
なんて感じに。
上の任天堂の人は、そうやって正解をとれる範囲を広げてカバーしていたのなら一年後には無事正解の利益をとることができていたし、これを書いている2017年12月ならそこからおよそ1.5倍。そこまでカバーしていたのならこれも取り得たわけです。
自分はそういう可能性も考えて準備していきたいと考えているわけです。
株価変動は二択問題じゃありません。
経過には無限のパターンがありもっと複雑な問題です。
その経過を踏まえた問題にすることによって
もっとハッピーな結果が出ると思いませんか?
おなじことを別の言い方で言いました。