FPかもめとしては特に印象に残ったよね?と言えそうな投資案件をつらつらとその振り返りをしていくというエントリー。
前の沢井製薬に引き続き、見込み外しの失敗事例となりそうだね。
ぐぬぬ。残念。
(失敗)事例:平賀(4555)
注目したのはここです。2016年9月くらいだね。
自分はこの記事を書く際に配当推移を見ててあれ?って思ってその理由を調べてこれは買いだろうとわりとたくさん、主力と言える量まで買いました。時価総額という点ではそうでもないですが枚数という面ではPF最上位までに。
値段次第ではもっとたくさん買いたいと思ってたくらいで。買えてたら最上位までいってたかもしれない。
注目した所は増配の可能性が高そうだというところです。
試しにと言うか、そのときになんで有望と思ったのか、以下の記事なんかに書いて投入してます。ちょっと前の記事に紛れ込ませてw
そんなことした理由は、以下の記事でもあるように狙いが明確だと思ったしあまり見ない種の狙いかな?ってところで良いサンプルになるかなあって思ったのと、基本PF非公開というバランスを取って見つかりにくそうな場所に仕込んだというお遊び。
狙いの根拠をざっくり言うと、減配した理由はルールに引っかかったもので、もう以前の配当水準に戻せる財務体質が準備できていると判断したから。
業績悪化でも元々の水準の配当を出し続けた結果、規則に引っかかり、配当するわけにはいかなくなって無配。
そこから財務改善をみながら、増配に来てるようで配当を出せるか出せないかというと以前の水準にもう戻せるだろう、そしてそして30円出してたときより財務業績共に企業状態は良くなっていると判断したという感じですね。
もう出せるだろう水準に戻すと購入時のそれに対し倍の配当利回りで8%ほどになるということになりそれによる株高及び買値8%程度になるであろうインカムを狙いました。
かつ低PBRで高配当利回りで基本薄利で赤字も出したりするも他社も総じて堅調な部類で配当が出せなくなるほど業績を落とす可能性は低いだろう、悪化しても15円は維持してくれるだろうと配当15円に対し配当利回り4%の375円程度を目安にしてそこくらいまでならひどい結果にはならないだろうとして大きく買うことにしたわけです。
で、すぐに375円を超えてしまったので買いたいだけは買えなかったと。
関連資料とかこのあたり(久しぶりに見たらHP変わってた)
https://ir.pp-hiraga.co.jp/wp-content/uploads/2013/03/240528_1.pdf
https://ir.pp-hiraga.co.jp/wp-content/uploads/2013/03/240528_3.pdf
https://ir.pp-hiraga.co.jp/wp-content/uploads/2013/03/240626.pdf
そんな感じに2016年9月くらいから上位めの主力ポジションでした。
こんなののんびり待ってればいいということで持ってましたが、2017年決算で、15円から20円の増配。%で言えば33%ほど。とまあ見込みの範囲内の推移でめっぽう順調でしたが、2017年11月。下方修正。
大幅減益となり雲行きがかなり怪しく。
ここで、このまま赤字まで業績悪化した場合はなかなか渋い展開にもなりそうだと考え、より高い買値だったものを微益撤退(配当分くらいは利益くらいになりそう)で、保有継続という感じに。
で、迎えた2018年5月の決算。
決算は芳しいものでなく。業績低迷期にも入った可能性も見なければいけないものに思えました。
他にいけないのは営業CFが配当を支払える水準にはなかったこと、(現金はまだまだ余裕ではあるけど)なにより減配の方針が出たことです。
業績が落ちても財務の余裕をみて配当は維持するだろうという自分の見込みは外れることになり、業績にかかわらず(できる限りは)配当は維持するという方針は変わったとも考えられるところで、今後の可能性も踏まえた上で見込み違いとし、ここで大部分を処分するという判断をしました。
この配当方針あたり近年社長さんが変わっておりそれも影響しているのかもとは少々思います。
ということであらかた自分の持ってたものは他の方にお譲りし、弱小株主として今後の推移を見守りたいと思います。くらいになってこの記事を書いているということですね。
反省点はあまりない。
狙いは未達成で撤退となりましたが、目安とした配当15円に対し配当利回り4%の375円程度は下回ることなく利益は出る形で撤退となって保有一年半で配当併せて20%越えるくらいかな?別に結果が悪いこともなく。
見込み外しした時の被害という面では想定した計画の範囲内で足をすくわれたみたいなこともなく。減配も15円は下回らなかったし。計画して悪い方に終わったけどそれでもプラスにできたくらいの見込み外しとなりました。
あえてなら、途中株高したときにいくらか確定するべきだったは結果論としては言えますが、それは元々の狙いと相反することでもあるし、今回の決算で業績が例年並みに復帰で増配などが来てたのなら結果論として売るのはまずかったねになっただろうしで。
見込み外しはしたけど、悪くない結果にはコントロールできた。というより見込み外しをしても大きくは損にはならないだろうという理由が主力に選んだという理由で実際見込み外しも利益で撤退になった感じで反省点はあまりないという感じになります。
平賀さんに関しては、少数株主として業績とかも見ながら。当初の予定通り少数分は末永くのんびり配当でももらっておこうと思います。お値段次第では再参入するかも。
というわけでございました。