消費者独占企業という単語をご存知でしょうか?
消費者独占消費者独占とうるさい投資家といえば・・
それはもうこの世で最も偉大な投資家であろうウォーレン・バフェット様でしょう。
なんでそううるさいかと考えていくことが消費者独占企業というものを理解できると思いませんか?
そんなことを通じて消費者独占企業について個人的に整理するというエントリー。
と言いながら力点としては自分がどういうスタンスなのかを振り向いた上で何を狙うかを考える必要がきっとあるよねってところにある話。
消費者独占企業とはなんでしょう?
その指している意味といえば文字通り消費者を独占するという事じゃないかと思います。
消費者を独占する企業ということはどういうことでしょうか?
自分はこれを言い表す別の言葉を見つけています。
お客さんが逃げられない。あるいは逃げることをしないで大人しくその企業にお金を払い続ける事業をしている企業。
参考記事
端的には自分としての消費者独占の意味はここまです。
”お客さんが逃げない”それ以上でも以下でもない。
以上でないんだから、消費者独占に成長という意味は含まない。もちろん見込みある投資先だという意味も含みません。
ただ単に抱えるお客さんが大人しくお客であり続けるというのみです。
以上ではないんだからそこに成長を見出したければ、別の視点で探してこなきゃいけないし、見込みある投資先かどうかをしりたければこれも別視点が必要だ。ってのがFPかもめが思うところです。
ちなみにバフェット銘柄とか(経済的な)堀を持つ企業とかあると思いますが、それらの指すところとしては、この消費者独占企業の一部を指していると考えています。
なんだ大したことないじゃんと思う人もいるかもしれない
いいえ、たいしたことあります。とは言いたい。
成長やよい投資先になるかどうかをクリアするのなら、それをクリアした消費者独占企業ならば・・・
成長をしている消費者独占企業ならば、その成長はずっと残る(お客さんが逃げないのだから当たり前)
一時的な要因で業績がわるくなるとき株価が低くなる時に買えば、(その消費者独占性が消えてなければ)逃げないお客さんが業績を支えるのでいずれ業績は戻すし、安心してまた評価が見直される時まで待てる。
ということだからです。
それがどれだけアドバンテージになるかといえばすごくなるでしょう。
扱いようによっては。
扱いようだよね。
消費者独占に成長の意味は含まれません。もちろん急成長も。評価が落ちないとか自分が買ったあとに評価が上がるも含まれません。
繰り返すよ。
消費者独占のアドバンテージは、逃げないお客さんが業績を支え続けるです。
支え続けられるから業績は落ちにくいし(落ちないとは言えないと思う)、そして落ちても支えるお客さんが復活させるです。
もちろん株安にならないなんてどこをどう探してもそんなものありません。
業績落ちたらあるいは不景気になったとき・・当然株価も落ちるでしょう。その株安を待ったり株安に耐える気がないなら、あまり意味がないと思ってます。
このような特徴は以下の場合にすごく有効であろうと思います。
安いときを待って買いその後ながーくながーく株式を保有するつもりなら。
ながーく持つのなら何があるか分かったもんじゃありません。
だから何かが起こりにくいものを選ぶし何かがあっても(いずれ業績は戻す事が見込めるような)大丈夫なものを何かあっても持ち続ける前提で選ぶんです。
何かあっても大丈夫なものの中で優れた数字を持つことを過去の実績から判断しそれが安くなったと判断する時点で買ってなが~く持つなんてやり方に最適であると言えそうです。
どこかで聞いた事のあるやり方ですね。
ウォーレン・バフェットさんのやり方ですね。
ウォーレン・バフェットが消費者独占に拘るのはある意味自明の理と言えそうです。
だって長く持つつもりでの選択をしているのだから。
ちなみにバフェットさんは、消費者独占ならなんでもいいとかまったく言ってないと思います。ビジネスが消費者独占であるかどうか判断した上で成長とか割安性は定量的に判断している様に思えます。
ちなみに、バフェットが長く持つつもりなのは、バフェットがクジラだからだと思うよ?
あまりにデカすぎるので売りたい時に買ってくれるだけの十分な人がいないからそもそも売るという選択肢を取る必要が無いものを選んでいるのだと思ってます。
逆にあまり長く持つ気がないのなら・・
消費者独占であることはあまりアドバンテージはないかもしれません。
例えば急成長を狙うような場合とか(消費者独占であるより新興市場とかパイが大きくなっているところのほうが急成長したりします)
何かあったら逃げるつつもりでいるときとか。株安になるなら逃げるつもりの時とか。
そうであるときにあなたはどういうスタンスなのでしょうか?
消費者独占だからいいと言う話にはならないんだと思うわけです。
何がいいかは、その人のスタンスと合致するかで決まるということだと思います。
合致するかどうかは自分のスタンスを明確にしてないとわからないでしょうね。
AとBが組み合わせるのに向いてるかはAとB双方に理解がないといけません。
だから自分は自分のスタンスも振り返りつつ、何が合致するか?とか考えています。
例えば消費者独占企業は合致するのか?なんて考えたりするわけです。
この会社に投資する際に持つべきスタンスはなんだろう?自分はそれに併せていけるかな?とかみたいに。
あなたのスタンスはなんですか?
その上で消費者独占企業をどう考えますか?
どう扱いますか?