(5542）新報国製鉄/日記（比）

投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。今日は比較。業績財務データはだいたい株探さん。株価は先週末終値。

比較銘柄

新報国製鉄とその他

株価

1249円（人々は、踊りながらも前に進んでいる。）

各企業の数字と比較しての感想

コード	5542	5609	5607	5401
会社名	新報国製鉄	日本鋳造	中央可鍛工業	新日鐵住金
市場	JQS	東証二部	名証二部	東証一部
業種	鉄鋼	鉄鋼	鉄鋼	鉄鋼
株価	1249	128	518	2600.5
時価総額（億）	43.84	65.73	79.77	24713.11
予想売上（億）	50	110	243	56000
予想営業利益（億）	6.8	3.5	5.4	2100
予想営業利益率	13.6%	3.2%	2.2%	3.8%
予想純利益	10.8	2.4	10.4	1600
PER	3.83	27.35	7.25	15.45
ROE	36.6%	2.6%	6.1%	5.0%
時総/収益（独自）	5.58	20.38	9.50	11.77
成長印象	一応あげあげ	一応増益	停滞ぎみあげ	停滞
総資産	57.06	189.15	278.41	73126.24
自己資本(億）	29.46	94.24	171.2	29787.33
自己資本比率	51.6%	49.8%	61.5%	40.7%
PBR	1.4	0.7	0.44	0.77
配当利回り	1.6%	2.0%	1.9%	0.0%
配当性向	6.1%	53.4%	14.0%	27.6%

今週は比較。今週は市場統計推移記録表で2016/6/24から2017/9/8比較でEPSを20％増やしかつPERを20％以上下げかつ2016/6/24時点でROE7％以上のものからチョイスして比較。2016年TOPIX最安値をつけた日から成長を見せたのに評価が下ったもののなかで2016年時点でそこそこ状態が良かったものを拾う意図。対象54銘柄。比較の会社と数字は上記の通り。新報国製鉄。鋳鋼品中堅メーカー。比較に同業っぽい。ゲストに大株主の新日鉄住金。

「当連結会計年度における売上高は、その８０％を占める半導体露光装置、液晶露光装置の低膨張鋼、シリコンウエファ研磨用定盤の低膨張鋼の受注は実質的には、ほぼゼロと言う惨憺たる状況でありました。」と、なかなか強烈な文面が2009年の決算短信でありました。この年売上は前年の4分の一。こんな手酷いダメージを受けてるのはなかなか見れないかもしれません。（そこで大きなリストラもしたみたい）景気にはひたすらに弱いと見ておくべきでしょう。ただそこで痛烈に危機感を抱いたのかその後売上も回復し利益率をかなり改善する形で利益も伸ばしてきてます。（今期は計画では前年割れ）財務も2009年に大打撃を受けてから一生懸命に有利子負債を返してきてる感じで財務健全化が急速に進んでいます。CFも増えてるね。リーマン後からは順調そのものとは見れそうです。配当もそれどころではないという姿勢から大幅増配をこなすようになってきてるね。まだ絶対的にはとても小さい配当額のようだね。

リーマンでダメージを受けじり貧してるのが日本鋳造。利益率は地に落ち。BPSもジワジワきてるね。営業CFは出るも必要な投資も賄えるかなー？って感じです。そもそも利益余剰金が減ってるので極めて厳しい状況かもしれません。

リーマンのダメージをそこそこに抑えたのが中央可鍛。2009～2010年に追い詰められてますが、持ち直し停滞くらいでしょうか。ただ絶対の収益性は低めで有利子負債返したり自己資本積み上げはできてない感じ。それでも有利子負債<現金とかだったり営業CFではしぶとく黒字であり続けたりと堅実な尾張商人感は醸し出してます。なお営業CFは投資に消えてる模様。

評価。新報国製鉄のPERは3.83。これはまるで未来の利益は信じられてないという評価だと思います。実際に大赤ぶち込んできた戦犯だけどそろそろ許してあげてもいいんじゃないか？とは思わなくもないです。ただ力及ばずまた赤字が来るとPBR1.4ということもあって再度惨憺たる状況になりそうだけど。株価がね。

日本鋳造はPBR0.7でもどうですかね？って感じ。中央可鍛工業はまあ安いとは思います。株高するとか株安しないとか言ってないです。

新日鉄住金はこんなもんかと。厳しい環境の中衰退しないで頑張ってると思います。有利子負債はとても重そうだけど日本鋳造よりはいいんじゃないかと思います。