大河の一滴

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安いのカッコ探し

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ときに問う

 

レクサスは高いと思いませんか?

 

ある程度はそう言われればそうだよね。と同意してくれるかもしれない。

しかしそれは問題だ。という話。

その行為は()カッコの中に対して無思慮だよね?って話。

 

タイトルは安いですが他にも言えると思う。

高いもそうだし、良いとか悪いも。効率的とか非効率的とかもね。

  

レクサスは高い。

 

うんそうかもしれない。

 

しかし待ってほしい。(朝日風)

それには見えない()カッコがついているはないのだろうか。(意味なく朝日風

(オデッセイより)レクサスは高い。とか。

(セレナより)レクサスは高い。とか。

(自分の収入や貯金からすると)レクサスは高い。とか。

(以前売っていたモデルのレクサスより今の)レクサスは高い。とか。

あるいは(レクサスを使うことによって得られる価値より)レクサスは高い。あたりかもしれない。

 

いずれにしても「レクサスは高い。」はそれ単体では成り立たない意味を成さないと思いませんか?

そして上記すべて、”より”とか”対して”とか比較する対象がついているのがわかるでしょうか?

ちなみに(800万の)レクサスは安いとかともいうことはできるでしょう。でもそのときにその800万は何に対して安いんじゃ?って思わなきゃだめだと思うよ?

(800万の)レクサスは安いだってもっと先の比べるべきなにかが隠されているはずなんです。

 

レクサスは高い。

そう言われてそうだ!なんて思ってはいけないのです。

なんでそう思うのか自ら問いかけ、かっこの中を探らなければいけないのです。

 

これは投資でも一緒だよ?

 

例えば任天堂に対してはこう思うかもしれない。

 

任天堂は安い。

 

投資ではこのままではいけません。(投資以外もだと思うけどね)

その安いは何に対して安いのだ?

と、問いかけをすべきなんです。

 

あなたは任天堂が安いと言う

その理由は?それはなんですか?

その()かっこの中は何なのだ?

 

(過去の株価と比べれば)

(もらえる配当に比べれば)

ソニースクウェア・エニックスのPBRに比べれば)

(去年最安値時のPERと比べて)

 (ある時期の日経平均の上昇に比べて比較上昇してないという意味で)

()の中は他にも色々あるかもしれませんし、複数の中身があるかもしれません。

 

それを明らかにすべきだと思うんです。

なぜならそれをしないということはあなたはなぜそれを安いとするのか説明できないのに安いと言っていることになるからです。

 

あなたが思うその安い。

あなたはなんでそれが安いのかを知らない。

 

そんなときにその条件(探れば見えてくるはずの)が崩れたらももう安いと判断できる理由を失ったものを安いと思い続けてしまうことでしょう。

 

それはきっとあなたの投資を悪い結果へと誘うことになるんじゃないかな?

 

加えてもしかしたら例えばこんな()も出てくるかもしれない。

 

(switchが勢いあるから)任天堂は安い。

ポケモンGOが売れたから)任天堂は安い。

(switchは楽しいゲームがあるから)任天堂は安い。

 

そう感じることもあるかもしれない。

 

switch勢いあるから任天堂買うってのは間違いとは言えないんだけれどもね。

でも振り返ってみてください。

これら日本語としておかしくないですか?

冷静に振り返れば因果が目茶目茶と感じるものもあるかもしれない。

そういうときはたぶんあなたの感じた安いは虚構であり間違いなんです。

 

そうやって考えればそこに任天堂が安いか高いかという発想がないとわかるはずなんですよね。

それは別のところで判断せねばならないとなるはずだし、もしそれで安くもないとなるならば(何らかの根拠から)勢いが衰えてきたと読み取って安くもないから株価を支えられないかもしれないと考えるとかできそうじゃないですか?

 

人の頭なんて結構不合理です。

ときには目茶目茶な答えを弾き出すことだってありえます。

そんなときには振り返ってその間違いを発見し自ら正してやるべきだと思うわけです。

そしてこれは努力なんです。

だって自然にできないことを意識してやる事だから。

それは努力と言うべきでしょう?(そして自分も努力を払わなければこれができません)

自分は、そんなことにも努力しながら投資をしているわけです。

 

 

見えない()カッコを探しをしましょう。

それを明らかにし、間違いを正してやりながら投資をしませか?

 

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