自慢ですが
なんでもかんでもではもちろんないですが、日々会社の数字を見てて、「あ。これとても見込みありそうな?」と感じるものが時折あってそんなものが数ヶ月経つと結構株高に振れているなんてことがあります。
クックパッドは見込みをおおいに外しましたけど
その時期とかどれくらい上がるかなんてことはまったくわかりませんし、こうかなとか予想もしてもその結果はスッカラカンなんて事が多いですが、「これは見込みがある。たくさん買うべきではないか?」と感じたものはこれを書いている2016年10月の話ですが、そう感じたときより三割以上上昇している、あるいはしていた期間があるような気がしてます。(バイアスもかかってるかもしれない)
例えばこれ。
実のところこのデータを拾った時に決算前に見直される可能性はかなり高いだろうと思いました。結果としては10月19日の時点で3565円と1.7倍ほど。
たくさん買ってれば自分の今年のパフォーマンスは跳ね上がった事になりますね。
これは後付ですし、結果論でもあるし、だいたいこれほど早く大きく見直されるは思ってませんでしたけどね。
じゃあ自分は何故たくさん買わなかったのか?たくさん買えなかったのか?なんてところが今回のお話です。
つまりは、投資はロシアンルーレットなんです。
神戸物産でいえば、結果として株価は上がりました。
でも可能性はわからないけど例えば3%でいきなり下方の株価大打撃がないとは言い切れない・・。
もしたくさん買うそれこそ集中してたとしたら、その可能性を引き当てるのなら自分は死ぬことになる。
それを嫌った。
故にたくさんは買えないという感じでした。
見込みあると思える投資案件でも、それはあくまでもロシアンルーレット。
それが1000発に当たりが一発のロシアンルーレットだったとしてもそれには実弾が含まれていてその実弾を引くなら、それに挑んだものは死んでしまう。
そんなイメージを抱いています。
そして実際には、そのロシアンルーレットの中にある実弾の個数はわかりません。
1000発に一発かもしれないし、100発かもしれない、もしかしたら999発かもしれない。
自分はさらっと、上で神戸物産で大打撃を受けるのは3%とか言ってますが、それは実は99%で今は幸運な1%を引いただけかもしれない。
そのロシアンルーレットの弾倉の実態は朧げなんです。
わかることは、自分は神戸物産の数字を見た時に決算前くらいまでに見直される可能性は高そうだと感じたことと、実際出てきた事実はそういう弾だったまでで、隣の弾倉に恐るべき実弾があったかどうかはなにをどうこねくり回そうがわからない。弾倉の実情は決して明らかにされない。
そんなロシアンルーレットに全力投球出来るわけないじゃないですか?
そして、それの明らかにされない実態は1000発に実弾は一発であったとしても
一回のロシアンルーレットに大枚かけるのは本質的にはギャンブル的行為なんだと思うんです。
確率がどんなに低いんだとしても運が悪けりゃ死ぬ目がある。
それがギャンブルでないとするなら何であるというのでしょうか?
投資は怖いです。
大きな成果を狙うときはそのロシアンルーレットに挑まねばならないという面がありそうだからです。
もっと怖いのは投資だと1000発に実弾が一発のロシアンルーレットに数倍のレートがついていることもありえるということです。(例えは極端であるけどね)
実際には有利かどうかはわからないのだけれども、明らかに有利に見えるロシアンルーレットがあることもあるように思えます。
繰り返せるとするならまず期待値が1を大きく上回るけど、一度しか挑めなくあるケースでは死にうるという事を怖い以外のどんな言葉で形容されるべきなのでしょうか?
有利だろうが極めて有利だろうがそれは、死ぬ目もある一度限りのロシアンルーレットなんです。
1000発中実弾一発ロシアンルーレットで死ぬ人はかなり不運な人でそれをやれば多くは資産を大きく伸ばせるんだろうけど、それをやり続けるならあまり不運でなくてもいつか死んでしまいます。
やり続けるロシアンルーレットはいつか1000発に一発の実弾を引き当てるでしょう。
そんなことを考えて やっぱりどんなに自信があっても集中は基準を設けて線引してやらないなきゃいけないよなあとか思うわけです。
弾倉の姿がわからぬロシアンルーレット
あなたはそれをどのように撃ちますか?
どのように撃つのがいいと思いますか?