その投資には狙いというものがあるべきだと思うんです。
前にも言ったことだけど。
今回は矢は測ったほうがいいと思うけど 、さらに一緒に矢を射る的までの距離・・要するに時間も測ったほうがいいよね?って話。
今回は、長期よりの話ですが短期だってひとつひとつの取引の期間は短いけど、それを定めるルールが結果を出すものかは時にはドローダウンを越えての時間がかかるはずなので短期もちょっと参考になるかも。
その矢(狙い)によって当てようとする的まで距離(時間)を合わすべきだよね?
そうなんじゃないでしょうか?
短い場合は待つ態勢に入る前に狙いの可否が判明しちゃったりするので短くなってしまった場合はそう意識しなくてもいいかもですけど、特に長い時間がかかるあるいはいつになるかわからない狙いにおいては意識したほうがいいと思うんです。
そして多くの狙いにはそれなりに時間がかかるものです。(ファンダなら多くはそうだし、短期でも繰り返す取引ルールが狙いを果たすかどうか?がわかるのも時間がかかるもの)
※追記以下はカカクコムが下方する前に書いた部分で2017年3月現在ならもっと厳し目な条件になってるかも。成長し続けるならいずれ株価は上がりそうではあるけど。
そうですね。
成長している企業で株価が上がることを狙うとします。
冷静にいろんな事例を見てみましょう。
例えばカカクコム。今のところ毎年毎年業績をのばしてくる素晴らしい企業です。
ここでカカクコムは成長してるぞ株価上がるだろうって買って、それが報われるのにどれだけ時間がかかりますか?
月足チャートを見てみましょう。
毎年株価があがっているというわけではないんじゃないですか?
過去についた株価をまた上回るなんて数年に一度のように見えます。
さらに業績以上に株価水準に大訂正が入る期間とかならもしかしたら10年に一度もないかもしれない・・なんて読み取れませんか?
たぶん、カカクコムなら成長を見て成長に伴う株高を狙うは間違ってない狙いだと思うんです。(百発百中だとは言ってない)
でもその狙い、その矢を射ってから的に当たるか外れたか定かになるまでに数年かかることもあるんです。時によっては10年に一回。もっと言うなら射る絶好のタイミングも数年あるいは十年に一回かもしれない。
狙う矢(狙い)によってその的までの距離(時間)が違うんです。
だから、その矢を定めても的までの距離も考えておかないと「あれえ?なんで矢が当たらないんだろう?」なんて事になりがちになってしまうでしょう。
で、まだ矢が的に向かって飛んでいる最中にもうダメだと諦めて弓を片付け帰ってしまう。
そして射った人がいなくなった後に矢は的に当たる。
そんなのもったいないじゃないですか?
だから的までの距離、測りましょうよ?
率直に言いまして月足チャートとはそのためにあるんだと思いますよ?
いまやろうとしている狙いがどうなるかは知りませんが、過去には似たような狙いをしたらどうなった?とか見れるはずです。
そういうの見ましょうよ?
そしたら、こういう狙いをしたらそれが達成されるのはこのくらいかかるんだなって例が読み取れるのたくさんあると思います。
実際問題グロースとかバリューで狙いがちな狙いならその見込達成まで年単位がざらになると思います。
知っておいたほうがいいと思います。
案外株価が変わるのは遅いんだって(一割二割ならちょいちょい動きますけどね)
それはあれえ?なんかじゃないんです。普通はそうなんです。
普通がそうなんだから、そんな早く的に矢が当たるもんですか。運がよければ早く的にあたるけど。
だから、狙いを定めたらさらに同時にそれが多くはどの程度時間がかかるのか。
これも見てみましょう。
それを予め考えておけば、他の銘柄や他の人があがったーさがったーなんて言ってる中、矢が的に当たるまで待てるんです。
普通のことで思い悩むのってしょうもないことじゃないですか?
狙いがそう間違いじゃないと思うなら待ってればいいんです。
それで自分の感覚を言いますと
狙いがそういい加減でなければ、矢はそのうち的に当たります。・・だいたい。
もちろん狙いがそれなりに正しいこととその狙いの前提が崩れないことは必要ですけど。
でも、長期系の方がターゲットにするようなことなら多くは平気で半年以上とか年単位になってる気がします。時間がかかります。
自分もあることを狙って一年近く含み損(まさに塩漬け)してそれがふとみたらいつの間にか買値の倍近くになってるじゃないかとか経験があります。
自分は、矢と的を見て時間がかかる事を予め確認し、時折は矢はまだ放ったとおりの矢か確認していたから矢が的に当たるまで待てたんだと思いますよ?(具体的な名前は言いませんが、予め3年持とうと考えて買いました。そういう意味では予定を立てて予定通りに持ってる最中なだけ)
その矢と合わせて狙う的までの距離も測ってみませんか?
その測った矢
それを狙う的までの距離も測りませんか?
当たる矢が当たる前に諦めて帰ってしまうのもったいないじゃないですか?