過去にこんな記事書きました。
その株価は何を織り込んで何を織り込んでいないのか考えようよ的な。
今回はそれを発展させたようなというか似たような話。
妙味ある投資です。
それは一体どんなものなのでしょうか?
いろいろあるんだと思いますが、自分がこれはそうだろうと言いたくなるものは例えばこれなんですよね。
実像と期待(及び落胆)に乖離があるもの
難しく言いましたけど(かっこよく言いたいだけです)、なんてことはない「評価の価値離れ」です。(これもこむずかしいか)
ええっと、中身(価値)のわりにオトク(評価低い=値段安い)です。
中身のわりにおトク。
もうこれだけあればいいんじゃないですかね?って気がしてきます。
おトクなんだから妙味がある。
あまり反論できない命題です。
それを狙いましょうよって話です。
しかし待ってください。
箱を見ればたけのこが何グラム入ってるわかりますし材料成分だって調べられます。そして大抵ついている値札は明確でその値札の値段で買えます。
グラムごとの値段は計算しようとすれば計算するのは容易いです。
この大きい袋のものはオトクだ。今日のセールは昨日よりオトクだ。わかります。
やる人はまずいなさそうだけど栄養価に対する値段だって出せないことないです。
でもたけのこの里であったとしても中身だけじゃおトクかどうか測れませんよね?
それが、10キログラムたけのこの里がある。たくさんだ!オトクだ!ってなりませんよね?
もしかしたらそれ、1000万円なのかもしんないんだから。
おトクかどうか(妙味があるかどうか)は、中身と値段が揃って始めて分かるものなんです。
株式投資でも一緒じゃないですかね?
もう一度いいましょう。
それがオトクかどうかを判断するのには、中身と値段が必要だ。
そしてそれを揃えて測りおトクならそれは妙味のある投資だ。
中身のわりにおトクだからである。
片方だけじゃオトクか測れないですよね?
もう一度いいますよ。
片方だけじゃオトクかどうか測れないです。
中身はどれだけよくても中身だけじゃそれがオトクかどうか(妙味あるかどうか)わかりません。
なんどでも言いますよ。
中身だけでもお値段だけでもそれがオトクかどうかは測れない。
それが揃って初めてその投資の有利不利が判断できる。
もしかして片方だけ見て、もう片方を見ること雑になってませんか?
本題はそういうことなんですが
本題は終わりましたが、株式投資で中身のわりにおトクかどうか測るのは少々難儀です。
価値と値段が見えにくいというところはありそうだからです。
たけのこの里なら、個数あたりの円あたりみてればあまり間違いなさそうなんですけど、中身という面にしろお値段という面にしろちょっと見方を工夫する必要はありそうです。
単純に中身を例えばEPSだとするのも不都合がありそうですし、値段をPERだとするのも不都合ですし株価とするのはもっと不都合がありそうです。
でも大丈夫。
みなわかんないから。みんなはこれで測るぞと決めていて、それをあなたに知らぜず、あなたをハブってるなんてことないから。
だから大丈夫です。
みんなに共通のそれはないので、仕方ないですね。自分用のそれを身につける必要はあるかもしれません。
このあたりは学んだり経験して身につけるしかないんだと思うんですよね。
ということで以下あたりに続く。
その投資がオトクかどうか
中身と値段が揃って初めてわかると思いませんか?
中身だけで、値段だけで、オトクだと飛びついてませんか?
そのふたつを明らかにしその乖離にある妙味探してみませんか?