昔々工場がありました。
昔じゃなくてもいいんだけどね。
まあ雰囲気的に喩え話で昔話的な。
2つあります。
ひとつめ。
あなたはその工場の持ち主です。
その昔その工場を1万円で買ったわけです。
その工場は頑張って稼ぎ、稼いだお金でもう一つ工場がたちました。
しかし、不景気が来てしまいそのふたつの工場の稼ぎは以前のひとつ分だけにまで減ってしまいました。
それを見た誰かが言ってきました。
「以前と同じ稼ぎだよね?1万で売って」
ふたつめ。
あなたは工場の持ち主です。
その工場は不景気の時は稼ぎが減るけどそうでないときは毎年1000円儲けます。
それをあなたは一万円で買ったわけです。
しかし、不景気が来てしまいその工場の稼ぎはその年100円まで減ってしまいました。
それを見た誰かが言ってきました。
「以前の10分の一の稼ぎだね?1000円で売って」
さあ?あなたはどうする?
実際それらの話にのるかどうかは知りませんけど、それらの話はフェアであると感じますか?
感じないよね?
自分は感じません。
ひとつめなら、工場が倍に増えたのに不景気になり稼ぎがひとつ分になるなら工場ひとつ分の値段で売れとか
ふたつめなら、不景気で儲けが10分の一になるなら10分の一の値段で売れとか
門前払いして塩まくレベルです。
あたりまえじゃないですか?
不景気がされば以前と同じ稼ぎまで戻るかどうかは知りませんがいくらか戻るはずですもの。
みなさんは違うんですか?
という話でございました。
何の話だ?
企業のお値段をどういう風に考えるべきかって話だよ?
企業の実力というか価値って持ってる資産だよね(帳簿に書かれているものとは限らない・・例えばボーダフォンならその顧客も入るんじゃないかな)って話。
とりあえず企業の実力は、その年出てきた利益じゃない。多くても少なくてもね。
例えるなら利益・・損益計算書がテストの点だとすれば、資産(だから貸借対照表にかいてあるものとは限らないって言ってるでしょ?)・・が受験者の実力って考えるべきなのではないんでしょうか?
実力ってものは吐き出された利益ではなくて利益を吐き出すのものではないんじゃないでしょうか?
あなたが買ってるものはテストの点じゃなく、テストを行う受験者だって思ったほうがいい結果出そうな気がしませんか?
いや俺はテストの点を買いたいのだって思うなら止めはしないけど。
自分は最近そのように考えるようになりました。
という話でした。
あなたが工場の持ち主だとして
その工場にいくらをつけるべきを考えてみませんか?