大河の一滴

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協力の世界

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株式投資には競争の世界と協力の世界があると思ってます。

意味がわからないかもしれません。

自分も誰かが以下のような視点の話をしているのをあまり見た覚え聞いた覚えありません。

ご興味があるならもしかしたらあまり聞かない種のお話が出来るかもしれない。

そんなエントリー。

株式投資でお金を得ていく方法です。

僕は2つあると思っています。

自分にはその2つしか思い浮かびませんでした。

 

・売買益

・配当(株主優待

 

自分が思う限りこの現実的にはこの2つしかなさそうです。

解散価値とかもないわけではないですが、事実上これを狙ってというにはあまりに機会が少なすぎます。

そしてこのふたつがどこから来ているか?と言ったらどうでしょうか?

 

・売買益は他の株主

・配当は保有している会社

 

と、なると思います。

※追記。貸株もあるね。証券会社からだね。これは小さい要因として今回はスルーです。

売買益は他の株主から来ます。

売買益は、自分が買った株式を手放すかわりに他の株主が自分にお金を払う構造です。

これはどう見繕っても売買益に関する限りそれはゼロサムなんです。(税金、手数料の分マイナスサムであるといってもいいです)

どこをどうひっくり返そうが参加者が払った以上に参加者が受け取ることはできません。

 

もちろん必ずしもすべてがお金の奪い合いというわけではないでしょう。

自分が買った株式をより高い株価になったその上で喜んでお金を払ってくれる、つまりは問題なく買ってくれるというケースはそれなり以上にありましょう。

けど売買益を狙うという構造の中には、誰かが儲けた分誰かが損するというリアルな現実があります。

証券会社も国も売買された会社もその損を補填したりなどしません。

 

そして、おそらくは売買益を狙って株式投資に参加する全員が利益を狙って参加しているでしょう。

だれもが損をしたくない。儲けたい。

そして誰かが儲かることは損をする誰かが出てくることを意味します。

実際には、すべての株式が現金に戻されるという事は考えにくく、市場全体においてはおそらくは株価が高くなる事によって全体の資産評価はゼロサムではなさそうではあります。

しかしトータルでは全体の資産評価はゼロサムではないとしても、その分配には偏りがあり、運か実力か誰かの損が誰かの利益になっているようにしかみえません。

そして株式投資の世界ではそれはごく当たり前のように起きているように思えます。

 

売買益を狙うという行為は、他の株主を出し抜きねじ伏せお金を奪い合うという

競争の側面、他の株主は敵であるという側面があることは否定できないんです。

 

つまりは売買益を狙うという行為は競争の世界でもあると言えるんじゃないでしょうか?

 それにたいして配当(株主優待)をもらう事はどうでしょう?

配当の原資は企業利益です。

そして株式市場の外から来るお金です。

 

企業は事業を行うためにお金を必要としてます。それを支払ったのが株主です。

株主と会社は、競争する面が全く無いとは言いませんが、基本的にはお互いを補いあうことで利益を高め合う関係にあります。

 

会社は利益を出すことを望んでいます。

会社は成長することを望んでいます。(望んでなさそうな企業もあるけど)

それを望まぬ株主がいるでしょうか?

 

企業が努力の末、利益をだせば、喜んでかは知りませんが出資を受けた見返りに利益の一部を配分する。利益の一部は会社の発展に使いさらに会社をよくして利益を大きくしていく。

そのことにおいて、株主と会社は敵ではなく味方なんです。

お互いに協力し合い豊かになっていくことを目指す関係なんです。

 

つまり株式を保有し配当をもらうという行為は協力の世界であると言えるんじゃないでしょうか?

 

言い換えましょうか?

会社を保有し会社の成長を見守り会社から出た利益をもらい続けるという行為にはライバルがいないんです。

 

別に競争するなという話ではないのです。

それが利益になるのなら他の株主を出し抜きねじ伏せ売買益を狙えばいいと思います。

そうすること。そうされること。それは株式市場参加者の宿命です。

でもそういうことではなくて、利益を得ていく道としてどちらが容易く有利だろうかという話をしています。

 

他の株主と競争し利益を目指すことが容易くそして有利であるか

保有する会社を信じ協力しお互いに利益を大きくしていくことが容易く有利であるか

 

そういう話です。

あなたが、自分は優秀だ。ほかの誰かに負けたりしないと考えるなら競争もいいでしょう。実際に他の株主より上手く立ち回ったのならば保有する会社と協力しあうより早くお金持ちになれるでしょう。

しかしそうでないなら、あるいは協力の世界でライバルのいない世界で利益を出すほうが容易いと考えるのならば協力の世界で投資をするのもひとつのやり方なのではないでしょうか?

 

協力の世界で生きるのはそれほど儲からないかもしれない。

時間もかかるかもしれない。

でもそんなに難しくないと思います。

 

信じられる会社。

欲しいと思える会社。

好きな会社。

 

そんな会社をパートナーとして選びその会社を見守り続ければいい。(できれば安い時を狙って買うべきだと思うけど。)

そうすればそこはライバルなどいない協力の世界となると思いませんか?(競合他社はいるけどねー)

 

あなたは利益を・・

競争の世界で得たいですか?

それとも

協力の世界で得たいですか?

どちらが容易く有利になりそうですか? 

 

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