大河の一滴

大河の一滴

まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

MENU

どの会社、銘柄を買うべきか?は間違い

スポンサーリンク

f:id:kamomenotoushi:20160129110403j:plain

それって間違いだと思ってます。

なにが間違いか?といえば、何を買うといいのだろうかという発想がです。

もちろんそれも重要だと思いますがそれは最重要事項ではないし、最も最初に考えるべきことでもないのではないか?というお話になりそうです。

 

どの会社、銘柄を選ぶかはもっとも重要なことではなくてもっと重要な事がある。

と、考えるようになってきてます。

 

極論すれば自分はどの会社、銘柄を買ってもいいと思っています。

いやマジで。極論ではありますけど。

しかしながら多くの場合において投資しようとする際に最初に自問する事は・・

 

どの会社、銘柄を買うべきか?

 

になるんじゃないかと思います。

まあ自分もそういうふうに考えることは考えるのですが、自分はそれって実は間違いじゃんって疑っているのです。

世の中にはあふれています。

いろいろな情報が。雑誌でも誰かのブログでも見ればこれがオススメ!とかやってます。(自分もやっているじゃないか?と問われればやってるんですけど)

世の中そんなことばかりです。

そんなことばかりだから、どの会社、銘柄を買うべきだろうかから投資に入る事ばかりになると思うし、きっとナチュラルに皆様そういうアプローチで入られているんじゃないかなあと思うわけです。

偉そうに言ってますが自分も一年前くらいはそういう発想だったかもしれません。この一年で急激に発想が変わってきてます。そうじゃないほうがいいじゃないかって。

 

自分は思います。そのアプローチは投資としては・・

圧倒的間違いっ・・・!(福本的に言ってください)

 

その間違いを正すなら、自分はもう買う会社なんてなんでもいいじゃないかって話になろうと思います。

これは本気でそう思っています。

さっさと正してしまいましょう。

 その会社、銘柄はいくらで買うべきか?いくら以下なら買っていいか?

 

です。これがきっと正しい。

 

雑誌はビックカメラはPBRいくら以下ならお買い得かなんて特集を決してしませんが、投資家はビックカメラを買うならPBRでもPERでも優待利回りでもいくら以下で買うならリスクが限定されるだろうかと考えるべきです。

そしてそれを考えそれをクリアするのであるならどの会社を買ってもいいということになるはずです。

 

いくらでなら買ってもよいか?をクリアするならどの会社を買ってもいい。

 

ほんとうにいいと思ってます。

・・実はそうではないですが。自分は債務超過の赤字企業なら1円でも買いません。0円とかお金くれるなら貰ってもいいとは思ってる。

これを書いている時点で調べてみると日本上場企業が3624ほどで、その中でBPSがマイナス(債務超過)、あるいは公表してないのが25でした。

自分はPBR0.01くらいならすべて考えてもいいと思ってますのでそういう意味では3600社ほど候補になりえます。

PBR0.01なら数年くらいで債務超過や倒産や上場停止に突入する恐れがなさそうなら買っていいです。ていうか売ってください。

でも市場最低値がPBR0.01くらいになればPBR0.001くらいにするかもしれませんけど。

 

自分の場合を言うなら、3600ぐらいは候補になりえるんです。

もっともPBR0.01ですら現在それを満たすものは市場にないですし、いまのところ今後も出てて来そうにもなさそうです。

購入検討トリガーをPBR0.01にするのは容易いことですが、そうしたところでまあ買える機会などは、皆無でしょう。つまり永遠に株式投資を行えない。

だから、ひとつひとつ精査するわけです。

ひとつひとつ調べてみて、様々な要因条件を考えてリスクとリターンを測り、出てきそうでかつこれ以下で買うなら有利そうだ。というラインを引くわけです。

そしてそのラインをくぐらないと買わないとするわけです。

もっと下がるかもしれないけど、そこは許容してリターンをとりにいった方がいいんじゃない?と思えるラインを設定することになるんだろうと思います。

そして実際にそのラインをくぐるものが現れたらそれをとりに行くわけです。(自分の場合実際に出てきたら再検討はします)

そのラインは、人によって違うバランスとなりそうです。

ある人はより大きなリスクをとっても機会を多めに取ろうとするかもしれないし、ある人はまず機会が訪れない大きな優位性に標的を絞ろうとするかもしれません。

おそらくきっと正解はないだろうと思っています。

 

自分に関して言えば買う前に判断材料を揃えて「これはいくらなら買ってもよいか?」ということは自問するようにしています。

一定以上判断材料がないと判断できません。

なので3600程以上のものすべてに対していくら以下で買うべきかというアプローチを取るのは手間がかかりすぎて事実上無理そうですし、無駄な労力となる部分も多くなりそうなので、どういう条件の会社、銘柄を検討すべきか?というのを考えてそれを満たすものから調べるアプローチを実際には取ってはいます。

しかしながらその土台の発想は・・

どの会社を買うべきか?から来るものではなくいくら以下であったら買うべきかであったほうがいいと思っているんです。

少くとも今そこにあるものをチャンスだ。有利な取引になると容易にはみなすべきではない。自分はそう考えています。

 

多分積み重ねていけば結果は違ってくるものと思います。

いくら以下なら買うべきかという自問を繰り返す先に自分の投資家としての成長があるんじゃないかと思っています。

その会社、銘柄はあがるか?じゃない。投資家なら徹頭徹尾、価値と価格のバランスを考えて価値より低い価格で買えるかどうか。その会社は価値よりどれだけ安い値札がついているか?どれだけ安い値札がつくなら買うべきか?の発想であるべき気がしてます。

 

あなたが目につけたその会社銘柄

今の値札は買うべき価格ですか?

いくらなら買うべき価格で今はそれを満たした価格ですか?

それを真面目に考えてみること意味がありそうじゃないですか?

 

記事を気に入ってくださった方は↓をクリックしてくれると嬉しいです。