大河の一滴

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損小利大と損大利小とヒトの本能

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投資の手法道具なんてなんでもいい。

と自分は思っています。
日々の値動きを追っても、会社の状態と株価を比較しても、経済ニュースを追ってもいいし、もっと大きな経済の動きを考えるのもいいでしょう。誕生日投資法でも占いや賽の目で決めたりしてもいいじゃないかとすら思ってます。


ルートはどうあれ損小利大になればいいんです。
損より利益が多ければプラスです。

そうなればどう間違ってもプラスですし、逆ならどう頑張ってもマイナスです。
10バガーとかいう10倍になる株を持っていたとしても他でより多く損するなら結局マイナスです。
そして株価は上がるか下がるかしかありません。
株価は東へ行ったりロシアに行く心配もありません。雑に言えばプラスになるかマイナスになるかの二種類しかありません。

しかし、どちらかと言えば大抵の人は株式投資をすれば・・・

とういうより価格を上げたり下げたりする未来が断言できないものを用いて儲けようとすると損をすることが多い様に見えます。


それはそうなるようにヒトはプログラムされているからと自分は考えています。
損をさけ得したいというプログラムです。欠陥人間でなければそのプログラムに従いヒトは動くのです。
そして損をさけ得をしたいと行動すれば損小利大ではなく損大利小になります。

まあ何が得で損なのかは結構多様性がありますがね。Mなひとは虐められるのが得みたいな。ある人は金銭的メリットよりスリルが得なみたいな。

行動経済学の本などを読めば、事例は呆れるほど確認できます。

ここであれこれ事例出すのもうまく伝わるかなあと思いもしますのでできればぜひ行動経済学の本でも手にとって頂きたいと思うところですが、ちょっとだけそれっぽい話を。

ある株を買います。
それが値上がりすれば含み益です。でも含みは含みです。そのあと下がって含んだ益など消し飛ぶかもしれない。いますぐそれを売ってしまえばそれは確定された得となります。
出てきた得はすぐに刈り取りたい誘惑にかられるでしょう。
それが値下がりすれば、含み損です。でも含みは含みです。そのあと下がって含んだ損など消えてくれるかもしれない。いますぐ売ってしまえばそれは確定された損となります。
出てきた損はできれば避けて通りたい誘惑にかられるでしょう。

それは生きていくために必要な素晴らしい機能です。
危険を避け、利益を望む心理が働かなければ危険の多い世界ではすぐ危険に捕まりあるいは、数少ないチャンスを見逃し死ぬことになるでしょう。
しかし価格を上げたり下げたりする未来が断言できないものを用いて儲けようとする世界ではそれは死への道です。
普通に損大利小になるからです。


出てきた得は伸ばさずすぐ確保したくなり、出てきた損は避けて通りたくなるために損が大きくなる前に対処したくなくなる。
そうしておいて損小利大になるわけがありません。

銘柄選択でもこれは言える部分があります。

近く株価を大きく上げたものは、やはり反落することが多いです。大きな材料が出て期待を集めてストップ高を通過するも値がついた途端に利益確定などの売りで急落もよく見ます。

早く得したいと感情に従えばそういうものに眼が行きやすいものです。

そこには得している人が見えますしね。
大抵は普通に反落、損することになって、それを確定するのを嫌って損大になったりしますけど。
そして大きく得をしたいと思ってるなら大きく買っているかもしれませんね。
大きく得をしたいは大きく損をするに変化することになります。

大利小をさけ損小利大とするにはヒトにプログラムされた本能、感情をごまかしねじ伏せる必要があります。

自分はそれを出来る人がいわゆる相場で勝てる人だと考えています。

 

投資なんて手法道具なんてなんでもいい。
ヒトにプログラムされた損大利小に行きたがる本能、感情をねじ伏せ損小利大にできるものであるなら。

ということです。
どうせならその人の馴染む手法道具を手に取ればいいと思いますけど。

 

あなたは、どんな手法、道具、考え方、資金管理をもって損大利小に行きたがる本能感情をねじ伏せますか?
そのために人のお金に対する心理を学んでみることは意味がありそうじゃないですか?

続編もアップしました。

kamomenotoushi.hatenablog.com

 

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行動経済学のはじめにいい本だと思います。
実生活でも役立つ知識多いと思いますし読み物としてもきっと面白い。

この動画もわかりやすいかもしれません。

「9割が負ける投資の世界で、一生利益を上げ続けるということ」 - YouTube