大河の一滴

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低PERとかそこにあるワケあり商品。

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世の中にはワケあり商品として似たようなものより安く売りだされる商品があります。

開封してしまったとか、後継商品が出たとか理由はいろいろです。
株式投資で言う割安かどうか見る指標にもPREとかPBRとかいろいろあったりして、これが割安となっている場合が往々にしてあります。
それらは要するにワケあり商品なんですよというお話です。

物が意味もなくそれらが安いだなんてことは殆ど無くて安いなら何かの理由があるんです。

世の中には訳なし激安商品だなんてものはまず無いんです。
当たり前な話でそれを売る人がわけもなく安く売りたいと考えることなんてあるでしょうか?
10000円で売れるものをあえて5000円で売ってあげようなんて知っている人に好意で行うとかあるかもしれませんが、基本相手の見えない株式取引でそれを行うボランティア精神に優れる人はまずいないでしょうしそんな人と取引できることを期待すべきでもありません。
だから安い!と思うものを見つけた時、なんでこんなに安いの?とかんがえる必要があるんです。
もし安い!と思っただけで買う事はワケあり商品を何のワケかもみずに服を買うのと一緒です。
なんでこんなもの買ってしまった、こんなはずではなかったとか往々にしてなってしまうでしょう。


訳あり商品を眺めて理由を考えその理由が見逃せないものならもちろんそれは買ってはいけません。

眺めるとは例えばその商品の昔を見てみるとか、同じような商品が安くなっているの?とか比べてみることです。
そのようにして理由を考えてこういう理由だろうと想像をつけてその理由が自分にとって大したものでなければそれは安いだけのワケなし商品になります。
ワケあり商品を手にとってそのワケが何なのか考え、その理由が自分にとってあるいはその会社にとって大したものでなければそれは買うのをやめるほどのワケではないんです。

そのワケですが例えば以下の様なものがあるでしょう。


・株価が上がったのでお金に変えるために売られた(その会社の評価がまだ良くなると思えるなら訳なしセール)
・悪いニュースが出て今株価が下がることを嫌われた。(将来の会社の価値が下がるものでなくニュースが風化するまで待てる人なら訳なしセール)
・あまり知名度がなく人々が殺到していない(殺到する時期を予測できたり、そのいつかを待てるなら訳なしセール)
・人々が近い将来業績が落ちると売ってる(もっと将来を見て、その会社を見てもっと先の将来の会社を信じられるなら訳なしセール)
・潰れる!と思われて売られている(潰れないことを予測できるなら、売る人の予測が外れることに賭けられるなら訳なしセール)
・たくさん株式を持っている人が何らかの理由で大量に売っている(時間をかけて買う人が集まってくることを待てるなら訳なしセール)
・株価が下がったのでこれ以上利益が減り損を増やすのが嫌な人たちが売った(会社の価値実力より株価が下になったと判断してまた評価される時を待てるなら訳なしセール)
・配当や優待をもらうのを待てない人が売っている(配当優待で買った分を回収できそうでそこまでゆっくり保有できると思うならワケなしセール)
などなど他にもいろんな理由が考えられそうです。

もちろん無視するわけにはいかないワケもあります。だから割安なもの下がっているものをセールだ!と飛びつくのは大変危険な行為です。なんどでもいいます。 ワケなしセール品なんて無いんです。 ワケあり商品を手に取り”なんで安いのか”、”なんで安くなったのか”を考えてください。

それがもちろん売り手に問題があって自分にも問題がある。そんな場合も多いでしょう。 そんなものからはさっさと離れて忘れるべきです。
もちろんそんな理由なんてさっぱり分からないも離れるべき理由になります。
しかし売り手には問題があるけど自分には問題はない。そう思えるならそれは買うべきワケあり商品なのかしれません。
そういうお話です。


そこにあるワケあり商品。
安いワケは何ですか?
それは自分にとって問題のないことですか?



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