大河の一滴

大河の一滴

まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

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(6653)正興電機製作所 日記(分)

 

注目銘柄(市場/業種)

正興電機製作所

(東証PR/電気機器)

株価

1022円(人々は爆発しては宥められるを繰り返すけど爆発はどんどん大きくなっている。)

業績財務と指標とそれに対する分析

今日は分析。市場統計推移記録表で2015/1/5と2022/11/15比較し、目先PER12以下かつROEをあげていてBPSが2倍以上になっているもの(対象175銘柄)から気になったものをチョイスして分析します。正興電機製作所。電子制御機器。数字は上記の通り。 業績データは主に四季報CD。最新株価・指標は2022年11月30日に取得。

業績

電子制御機器機器。範囲はひろめ。

ですがセグメント見ると環境と電力が中心。

(銘柄スカウターから)

電力部門(電力制御監視システム、受変電システム、配電自動化用電子機器、IoTシステム)、環境エネルギー部門(公共インフラ、受変電設備、蓄電システム)の制御システムを供給ってことでみると以下のような一括したシステムを提供のようです。

公寄りでシクリカルな感じだろうなという印象を受けますが2008年とかそれ以前には赤字も散発で売上も伸びる感じでもなかったですが、震災後くらいからは増収傾向も見られ利益も安定し利益率やROEも漸進するような傾向が見られます。

販管費が地味に減ってますね。売上と同期してる印象なのでやはり大枠は売上となりそうです。

その中で今期は下方ですね。「環境エネルギー部門において計画に対し、 新型コロナウィルスの影響 により、国内では電子部品など外部調達材料の入荷遅れが生じ、 生産計画や現地工事が停滞したこと、 また、 中国子会社 において、ゼロコロナ政策による活動制限が影響し、 当期売上が減少したことなどにより」とのことで、中国は気になりますが、需要自体が減ったとは現状みなせないかなとは。かつ3Qで増収ですし、今期自体も増収増益ですね。受注高は3Qで開示がないですが前期末では前年超えです。ただ計画は強気傾向があります。実際に下方入ってますし中期経営計画では成長するとしてますが割り引いてみるほうがいいかもです。

ではありますが大枠では遅延停滞をしながら売上を伸ばす程度で順調さを継続する範囲内といえますし、このままだと株安も進んだこともありまた見せ場がくるのも不思議じゃないところはあるかもしれません。

ちなみに2011年くらいからBPS率とると7.4%/11年とか。

 

財務

資産増。自己資本比率あたりは2016年くらいまで改善してたけど40%くらいで落ち着いてますね。

前期末総資産257億。有形固定資産は54億ほどですが、これは2020、2021で増やしてきてますね。

これっぽいですね。省エネらしいですがこれをどうみるかは一点であるのとそれ以前はほぼ設備投資してないのであまり増収に投資を要しないタイプだとは。

エンジニアリング棟(Eサイト)開設 | 株式会社 正興電機製作所

流動は169億で地味あげ。手形121億とかで主に手形。

負債は148億で手形類56億有利子負債37億とかであとはその他。借り入れはあまり減ってる感じでないです。返したけど多分上記のエンジニアリング棟でまた借りてます。

現金そんな持ってるわけじゃないし財務はよくはないですね。まあ潰れるとか危機とかでもないようにはみえますけど。

 

CF

営業CFは赤字もある感じ。これは赤字というよりお金の入ってくるタームが長いとか大きいという意味になろうと思います。赤字の2017、2020は売上債権仕入債務あたりの影響が大きめ。

設備投資は2018年まで極めて低水準で2012年にもおおきめにしてますね。いちおう2012年以降はROEが安定するところはあります。

それで近年は大きめの投資をして現在に至るですね。

増配傾向。だいたい配当性向で区切ってそうですが。増益なしにこれ以上あげると現金減りそう。

 

月足週足日足の値動き判断

月足であげてさげをくりかえしながら一応あげ
週足であげてさげ
日足でさげ
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、急騰してはだらだらさげるというのを繰り返しながらも、急騰時は以前の急騰を超えているし安値も更新でこれもひとつの上昇トレンドの形。それで2615まで急騰するもおちて、週足レベルでは絶賛の下落ですが日足では951の安値は割っておらず下落も落ち着いた感が出てきてはいます。サイドの急騰をねらうというのは一つのやり方かなとは。951とかをみながら急騰の再現あるは2615超えを延々待つ感じでしょうか。951割れると次は690ですね。諦めずにここをみるかどうか。これあたりを踏まえて。

 

ファンダ的には、主に電力とかその他インフラよりの管理計測機械とかシステム。

震災前は赤字もちらちらですが、以降は総じて順調で成長傾向です。増収が続くなら順調と見ていいのではないかという業績推移で、見れる範囲で受注も売上も堅調な範囲。

とはいえ本質的にはシクリカルなものと見ておいたほうが良さそうだし、毎年増収増益するようなものでもないとは見ておくべきで、シクリカルな停滞蓄財とみてるのがストレスなさそうです。

蓄財力はまあまあ以上で2011年以降の順調な範囲でBPS7.4%/11年ほどで、ROEも落ちてる感じなので順調ならこれに近い水準がでるのでは?あと配当2.5%ほどとみると合わせて年10%弱くらいでしょうか。

評価。

PER11のPBR1.1。絶対的にはシクリカルな事業となりそうでPER二桁はもう少し警戒されることもあるかもしれないと思うけど、2014年以降でPER11ほどはわりと低い水準で、株高時はPER20以上もつけたたりしますし、平均をとるならPER15ほどで、会社が順調であるという注文はつくも、順調ならまたどこかで急騰を再現すると考えてもいいかもしれない。株安も進む中で低PERに入ったところで下方で出尽くしで上昇反転も考えられるシナリオでもあります。このへんはテクニカル要素も入りますが。

まあでも絶対的にはもう一声と言われてもそうだよなあってところもありそうでさらに崩れるシナリオにも留意してたほうがいいとは思いますけど。

 

リンク

ヤフー:http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=6653

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=6653

IRBANK:https://irbank.net/6653

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

年末に向けて通常運転。

最近買ったドッキングステーションが壊れたようでというか壊したんですけどね。

電化製品買ってすぐ壊すは値段問わずぐぬぬとなりますね。

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記分析四季報CD導入後)

(7500)西川計測 日記(分)

 

注目銘柄(市場/業種)

西川計測

(東証ST/卸売)

株価

4650円(人々は、ここまで登ってきたがこれ以上登ることに飽きてきている。)

業績財務と指標とそれに対する分析

今日は分析。市場統計推移記録表で2015/1/5と2022/11/15比較し、目先PER12以下かつROEをあげていてBPSが2倍以上になっているもの(対象175銘柄)から気になったものをチョイスして分析します。西川計測。計器卸。数字は上記の通り。 業績データは主に四季報CD。最新株価・指標は2022年11月25日に取得。

業績

こういうのの卸。専門商社ですね。

多くの専門卸の特徴に準ずる。

長期に常習傾向も毎年伸びるわけでもなくわりと足踏み感ある。利益は底堅く営業赤字なら1999年以降なし。

その中で長期に地味に営業利益率を伸ばしてきて目先7%近くと単純に商品をいれて転売する卸としては目を引く水準までに。長期に原価率の低下が見られるね。おそらく無駄を地道に省いたり利益率の商品をより売るような営業努力を続けてきたのだろうとは推察できるところ。

 

(株探から)

というわけで専門商社だけどわりと優秀ですし、より優秀になろうと努力を続けてきてるような会社のように思えます。

一方で毎年増収増益するようなもんでもなく近年は減収傾向もありますし、このへんはやはりグロースという視点でみるより停滞蓄財としてみるほうがストレスないというか、とりあえず四半期進捗見て前年割れだ投げるしかないなんてスタンスだとあまり結果にならないだろうっていってます。

今期1Qで減収減益。大幅減益だね。とはいえ計画は増収増益。計画自体は保守傾向な。まあ今期計画がちょっと上振れしたくらいで今までなかったような業績加速だ!とはあまりならない気はしますが。

なので、そうですね。やっぱりBPSROEあたりでざっくりみるのがいいのではないかと思います。ちなみにBPS成長率とると8.9%/15年で結構以上に優秀。ちなみに15年握ってると2007から2022でざっくり1000が4500くらいでしょうか。トピックスより随分良い結果です。

 

財務

いやもう中身みんでいいわってなる。

(IRBankから)

前期で有形固定くらいみると2億台でほぼ有形固定持ってなくて現金伸びる傾向で88億で主な負債は手形類。

そんなかんじでやはりみるまでもなかったという感じ。

 

CF

さすがに卸なので毎年営業CFFCFでるまではCFは強くない。けど長期にはでるし現金積みますねって推移。還元もあげてますね。現金積みながらなので余裕をましてるので実際減益来たらわからないけど配当性向で区切ってそうというか30%目安といってので減配はあり得るとしてたほうが。

 

 

月足週足日足の値動き判断

月足であげだけど上昇スピード鈍化
週足でいかにもヨコヨコ

日足でよくわからないけどヨコヨコ
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、長期に上昇だし特に2016-2020くらいは力強い上昇をみせるも、2021年以降くらいは珍しいくらいずっとヨコヨコで足踏み中。

週足レベルでトレンドが横って印象です。まあ値動きを期待して触る局面ではないようには思えますが、始まるかもしれない上昇トレンドに期待して仕込むのはありかもしれません。基準はコロナ時のヨコヨコの最安値3620とか2021年以降安値4045あるいは4390あたりでしょうか。

 


ファンダ的には、順調な専門商社。いかにも地味ですが長期に状態は良くなっており、長くは増収に利益率改善に財務健全化の資産増でいかにも長期に順調ですねって感じ。でも数年レベルでは減収減益もあるのであまりグロースな期待はしないほうがいいとは。

資産増は結構なペースで8.9%/15年ほど。ROE下がる感じでもないのでこの順調さが続けば続くんじゃないかしら?とは。複利なので普通に7年で純資産が倍以上になるペース+配当。まあPBBRがどうなるかはわからないけど。

目先1Q減収減益はたぶん気にするな。破滅の序曲だったらゴメンなさい私にはわかりませんでした。

評価。

PER10のPBR1.2。絶対的には高いようにみえないけど、西川計測としては2017年以降はよくあるPER水準ですが、もっと前はより低いPERで推移してたことをどうみるか?過去より高評価化は進んでないこともないし、過去の水準に戻っていくというのも1つ個シナリオです。それらを踏まえて。

まあ黙っ持ってれば時間が解決する類になろうとは思いますが。うん。好調が続く範囲内でだけど。

 

 

リンク

ヤフー:http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=7500

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=7500

IRBANK:https://irbank.net/7500

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

市況が厳し目で損だしを強いられている・・くらい。

今年は渋く終わりそうです。自分は凡庸だったと思い知るのもたぶんいい機会なんでしょう。

 

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記事補足してます。

用語解説(日記分析四季報CD導入後)