大河の一滴

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まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

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(4966)上村工業 日記(分)

 

注目銘柄(市場/業種)

上村工業

(東証ST/化学)

株価

6830円(人々は、険しい階段もじっくり上り詰めて来ている。)

業績財務と指標とそれに対する分析

今日は分析。市場統計推移記録表で2015/1/5と2022/11/15比較し、目先PER12以下かつROEをあげていてBPSが2倍以上になっているもの(対象175銘柄)から気になったものをチョイスして分析します。上村工業。めっき。数字は上記の通り。 業績データは主に四季報CD。最新株価・指標は2022年11月25日に取得。

業績

めっき関連。メッキ用の薬品とか研磨剤やそれ用の機械とか加工処理もしてるようですね。

セグメント。セグメント的にはほぼめっき資材に特化してそうです。

(銘柄スカウターから)

基本的にはめっき一筋って感じで、特化型企業となりそうで2010年辺りに後退はあるも長期に伸びる傾向で利益率も高く、優秀な特化型企業のようには。

ただ上記のように2009年辺りまで後退してるしそうでなくてもそんな毎年伸びる感じでもないしグロースというよりは停滞蓄財とみるというかシクリカルグロースでしょうか。

その中で2021,2022とぐっと伸びてきて非常に目先好調です。シクリカルなところが良い方に転んでいるということですね。

特に加速した2022で主力の資材で「主力のプリント基板用及びパッケージ基板用めっき薬品は、5Gや半導体関連市場における需要拡大により、売上高、セグメント利益ともに前連結会計年度を上回り」でわりと半導体様様感ありますね。その好調は今期も続いて2Qでやはり半導体関連が引っ張る形で上方を伴い大幅増収増益ですが計画は進捗のわりには控えめですね。計画は好調時は保守的停滞後退時は強気感あり、このへんもやっはりシクリカル。

目先好調でシクリカルとあれば半導体も一服感もでてきてることもあり業績後退を警戒したくなりますが、ROEも継続して安定してるし、原価率とかも長期に減少傾向でこの辺はメッキ一筋でそれを磨き上げるみたいなスタンスもほの見えて、根本的には優秀で真面目な企業なのではないかと思えるところ。覚えておいてもいいかもですね。ちなみにBPS成長率とる7.2%/15年ってところ。配当配りながらの複利だよ。

目先は半導体後退で業績後退するかもしれませんけどね。

(IRBankから)

財務

だろうなあと思ったけど財務健全で資産増で蓄財。

自己資本比率あげてきて80%近くの有利子負債も元々少ないが返しきり残り殆どないとかBPS成長率7%でもう中身も見る必要もないかなって思うけど、一応みると前期で総資産1011億で有形固定186億であまり有形固定ないけど増えてもないので成長に投資があまりいらないタイプ。

現金は近年は伸びてもないけど、総負債<現金くらいは成立。

くっそ健全だし優良企業のBSしてる。

CF

ですよねーの営業CFド安定のFCFだいたい出てる。FCFマイナスの2020は有価証券買ってますって感じだから事実上2014からFCF黒字維持で、2020年に減ってる現金も有価証券分考慮すると現金等もまだ右肩で増えてますね。

増配しながかつ自社株買いも散発しながら。

 

 

月足週足日足の値動き判断

月足であげ
週足であげ
日足であげから三角持ち合いっぽい
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、長期にはわりと素直な上昇。ドローダウンもあるもその後の上昇で安値高値を切り上げていく感じ。2018-2019のドローダウンをこなしコロナで落ち込むもその後は週足レベルで非常に順調な伸び。目先日足で7450、4940、7260、5910の三角持ち合いを形成感あるのでここを上放れで週足月足の上昇継続というシナリオをみつつついていくのはいいのではないか。その意味で4940とか5910が基準になりそうですね。


ファンダ的には、めっき一筋。シクリカル色はあり後退期や足踏み期はあるものの収益性の優れる事業からの安定的なCFで還元をしながら資産増で財務度健全。

普通にまわってる優良企業という印象。目先は業績加速。ただ半導体が引っ張りあまりに好調でピークアウトを警戒したくはなるし、その可能性も十分ありそうだけど、長期に状態改善もしてて根本的には真面目かつ優秀な優良企業のように見えます。ピークアウトはわからないけど、もしピークアウトして株安にでるならそのときはって視点でも十分見れるとは思いますし、ピークアウトなど防いでくれると今から手を出すのもありかもしれないと思えるくらいはいろいろ優秀に見えます。

評価。

PER10のPBR1.4。まあこの手の地味な専門メーカーにしてはちょい高PBRな気がして一定の評価はされてると見てたほうが。というかPBRだと上村工業としてはわりと高いほうです。今長期的には評価されてる方と言えます。一方PERではPER10はめっぽう低めで平均取れば2013年以降なら13くらい。目先の業績のわりには低評価と言えます。なので一定以上の業績後退は織り込んでるっちゃあ織り込んでるとなりそうですね。過去をみればPER15はあまりいかない程度ですが、絶対的にはPER15以上つけてもいいんじゃないかと思えるくらいは優秀ですけど、ひとまず過去10年はそんなことになってないので過信は禁物ですね。

そのあたりを勘案して。

リンク

ヤフー:http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=4966

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=4966

IRBANK:https://irbank.net/4966

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

損出しをせっせとしてる。

証券口座複数に同じ銘柄があると処理がややこしい。

得にクロスは同口座とか同じ数にしないといけない縛りがあるようですし。

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記分析四季報CD導入後)

(8425)みずほリース 日記(分)

 

注目銘柄(市場/業種)

みずほリース

(東証PR/その他金融)

株価

3320円(人々は、じりじり歩をすすめるが進めてるようでたいして進めてない。)

業績財務と指標とそれに対する分析

今日は分析。市場統計推移記録表で2015/1/5と2022/11/15比較し、目先PER12以下かつROEをあげていてBPSが2倍以上になっているもの(対象175銘柄)から気になったものをチョイスして分析します。みずほリース。総合リース。数字は上記の通り。 業績データは主に四季報CD。最新株価・指標は2022年11月25日に取得。

業績

総合リースで元興銀リース。総合で大きめのリースもかなり。船舶航空機とか不動産とかも。

いちおうリースとレンタルの違い置いときますね。

リースとは?レンタルとの違いやそれぞれのメリット・デメリットを紹介【クレジットカードのことならCredictionary】

上の業績表ではずっと伸びてる感じがあるけど、もっと長期では2002-2012で減収傾向があり、2014年くらいから伸びてきて、目先は2001年のピークを破った感じで一応長期成長だけどシクリカル味があり、環境次第ではまた後退もありえると見てたほうが。

とはいえ、赤字は2002年くらいになりそうで、売上がかなり落ち込んだ2012年前後も赤字はないしBPSは右肩となりそうで相当堅実な部類の業績になりそうです。

利益とかEPSとか伸びてないことないけど毎年伸びる感じでもないので停滞蓄財とみてたほうがストレスなそうですが。

ROE自体はわりと安定的で落ちてる感じでもないですが、9%台か6%台くらいを基準に落ちるならその理由が一時か永続かをみるくらいがいいのでしょうか。

あとは財務レバレッジがかかってそうですがこれはリースの特徴にもなりそうでこのへんをどうみるか・・まああまりマイナスに見ないほうがいいかもしれませんが。

(IRBankから)

まあ今回はそのいうの拾ってますがBPS成長率とると9.75%/15年とかになり、これはなかなか目を引く水準です。蓄財力が高いってことですね。そしてROEが落ちてないところをみてもその力が落ちる感じではひとまずないとはなりそうです。

そのような感じですが、今期2Qで減収増益ですね。利益面は今期は「一過性要因の航空機案件未収リース料の回収等」とかいってますしいくらかブーストがかかってそうです。計画では増収増益でまあ総合好調の延長線上とはなりそうです。

計画は下振れもありますが、総じて保守傾向でしょうか。下振れの時は大きくした振れ感ありますが、長期業績みると一年の下振れがなんだ?とはなってきそうなところもありますが。

 

財務

資産増で前期末総資産2.7兆。流動が2.1兆で、賃貸資産0.3兆と有価証券0.2兆でその他みたいな感じで、目立つ資産は流動のリース債権1.2兆営業貸付金0.4兆営業投資有価証券0.4兆にその他で主な資産はリースと貸付とかですね。流動資産は増えている感じ。

一方負債は有利子負債あたりが2.2兆くらいで、だいたい有利子負債≒流動資産

基本的に、リース資産を借りて買って、それを貸して儲けるという感じで大枠はリース資産が増えてれば好調となりそうで、その視点でおおよそ好調ですね。

いいのではないでしょうか。

 

CF

リースは調子いいとき(事業規模が大きくなるとき)はリース収入<リース資産取得費でだいたい営業CFがマイナスになる・・のがマイナスなんで調子いいし、プラスになってる2009-2012は業績低長期にあたります。

だからCF面からは好調。それで足りないお金は借り入れにたよる感じね。

還元は増配傾向。還元余裕かはリースは銀行ほどじゃないけどお金の動きがイレギュラーだし、借り入れも多いのであまりCFや現金残高からは健全性が図りにくいね。配当性向あたりで見るのが妥当そう。あとは過去には無配もあるので注意は注意。

 

月足週足日足の値動き判断

月足であげっぽくあるけど調整ですかね。

週足であげて調整

日足であげてさげというかもみ合い
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、一応長期で目先は高めの水準にきてるけど、2021の高値3845は、2013の高値4050を破れてないし、安値も切り上げ感なくあまり長期トレンドを形成している感じは無いですね。そのように長期にもみ合い感のある中でコロナ以降は高値安値の切り上げも起きており上昇感はあります。その中で日足は一度落ちて上昇ももみ合いしてる感じで、日足レベルで上昇再開が週足の上昇に繋がり、月足の上昇を形成していくか?みたいな視点で。ひとまずは2831が節目となりそうでここを切らずに3845を突破できるか?みたいな視点でみるのがいいのではないでしょうか。


ファンダ的には、堅調なリース会社。業績財務CFでずっと順調な推移で気がつけば15年間でBPS成長を9%を維持。配当優待を踏まえると13%超えでこれはプラスサムとしてみなすと相当は相当。この順調さが続くとするなら妙味は妙味です。

一方、成長傾向ではあるが、過去は後退期もあり本質的な意味ではシクリカルというか停滞蓄財な類で成長企業とみなすと期待過剰だったにもなりそうな。

そうですね。増収傾向やROEの水準や、リース資産推移、CFあたりをみながら順調さを測る感じがいいんじゃないでしょうかね。

評価。

PER6のPBR0.6ほど。PERはみずほリースとしても低い方ではありますけど営業利益と純利益の差も小さいしまた一時的な利益も入ってそうでかなり低くでてるとみるべきか。あえて平均を出すなら2013年以降くらいは9程度です。まあブースト込みでも高くはないのではないか。PBRだともっと低い時もあるけど0.6ほどはわりと低い水準。長期にBPS増してるけどあまり株価水準が下がってないのでPBRが下がる傾向は見られます。根本的には安定的でさがった評価をまた上に向けるカタリストには乏しいようには思えるけど、もっと上の評価でもいいんじゃないか?とは感じたりはします。というかプラスサムを13%程度がPBR0.6だと普通に破格ですので、これは機会がめぐれば上ってのはわかる話です。(数年以上そのようなタイミングが来てないとも言えますが)

というのはだから現在の好調を維持できるならの話なので、好調が剥がれるならまた話が変わってきますけどね。

 

リンク

ヤフー:http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=8425

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=8425

IRBANK:https://irbank.net/8425

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

こまい変更だけど今回から日足週足月足の順番を月足→日足にした。

大きな流れの中でだんだん小さく流れをみていくほうが自然だし、実際そのようにみてるので思考に合わせた感じ。

それくらい。

 

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記事補足してます。

用語解説(日記分析四季報CD導入後)