大河の一滴

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(6857)アドバンテスト 日記(分)

投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもいろんな企業の数字を見てみようという習慣でやってますので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。
記事は書き溜めておくためアップ時に最新データとずれてる可能性があります。厳密にやるわけでもなくアバウト判断の練習なのです。

注目銘柄(市場/業種)

アドバンテスト

(東証一部/電気機器)

株価

3880円(人々は、長い雌伏の果てに来た晴れ舞台でやりすぎて反省中。)

業績財務と指標とそれに対する分析

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 今日は分析。実績通期決算でROA15%以上のもの(133銘柄)を市場統計推移記録表にかけ2015年以降TOPIX最安値をつけた2016/6/24と比較、ROEを向上させかつPERを下げているものからチョイスして分析します。元々質が極めていいしさらに良化も見せてるのに2015年以降TOPIX最安値時より評価を下げてるものを拾う意図。該当19銘柄。アドバンテスト半導体試験装置で世界大手。数字は上記の通り。 業績データは主に四季報CD。最新株価・指標は2020年4月3日に取得。

業績

 半導体試験装置。目先の業績は素晴らしいというか何度も素晴らしくなったり赤字になったりですね。いいときは目先くらいの売上規模が出て利益率も20%越えてドカンと利益が出てROEROAも相当な水準になりますが、悪い時になると売上も随分落ち込み赤字なんてことを繰り返しているTHE・シクリカルって感じ。

ざっと2002年前後リーマン前後で環境悪化で順当に赤字になってます。あとは2014年ですね。ただそれを乗り越えると繁栄してることが多い(リーマン後は抜け出すの長かったですが)感じで、今回も繁栄を終えて環境悪化が想定されそうな中株安マッハという感じでしょうか。

ただ今年1月末に上方修正ですね。計画は保守より感もあり目先はそれなりに堪えるのかな?感も見せてて判断難しそうなところですね。ただこれも前期より減収減益の中で会社が考えてるよりマシだったという感じに上方修正しても減収減益の計画くらいで会社としても繁栄のターンが終わってもう落ち目だってのは思ってそうな数字。

焦点は次はどの程度で抑えられるか?ですかね?

財務

 IFRSはきらいです(ぼそっ)財務は悪くなさそうです。目先の3Qで固定資産800億に対し2500億の流動資産。現金1500億に対し総負債は1100億というところで借入金も目立った大きさでなさそうで来るかもしれない危機かはわからないけど赤字くらいに対応できない状態とも思えず。リーマン前くらいに状態は近そうでこのときも1500億くらい現金あってそれが2013年には456億ほどです。IRBankの現金推移ではですが。 IFRSなので間違ってるかもしれないのでIFRSはきらいなんですけど。

まあ、有報見て2008年は1500億で目先も1500億は間違いないので会社側では警戒してるかはわかりませんが準備はできてそうって話にはなりそうです。存続性は危ぶまれることはかなり考えにくいと思います。株価が大丈夫なんて全く言ってませんよ?

CF

低迷期に営業CFもマイナスにしながら堪え、繁栄期に荒稼ぎするタイプ。なんか農業味ある。とか思うと好感も感じてしまうけど早まるな。めちゃくちゃシクリカルで収穫期を終え、畑を休ませる時期入り生活費だけが出ていくみたいな時期に入る懸念が大きくなってる局面です。

配当は利益並み。減益すれば減配してくるスタイルですね。

 

日足週足月足の値動き判断

日足でさげ
週足であげてさげ・・ではなくまああげ
月足であげです
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、2020年高値からは随分下げてるけど、週足や月足ではまだ安値高値の切り上げで上昇中と見るほうが正しそうには思える形。長期上昇の中で短期に行き過ぎたなかの調整の下落という見方だね。底に見るのに妥当そうなものは2471となりそうで、ここを切るなら下落転換というかもうだいたい上昇リセットになっちゃうけど。2471にもっと近づくなら2471底に押し目でより短期のリバ狙いはありかもしれない。

 


ファンダ的には、とてもシクリカルらしいシクリカル。その中で繁栄期を終え低迷期に突っ込む懸念が強くなってる局面には思えます。低迷はいると赤字まででて大変になりそうですがそれにも耐えられる財務体質は持ってそうです。・・なんですが目先業績は全然繁栄のもので現在は衰退というところでもなく会社も思ったほどわるくなってないやと上方修正こなしたくらい。別に衰退期がくるというルールもなし。目先は全然優秀な企業で堪えられれば株安にも歯止めがかかりリバウンドはあり得るとは思えるところ。PER15のPBR3.5ほどはもっといい選択あるんじゃないかなー?とかは思いますが。

衰退が進み利益がもっともっと減るなら今の株価水準はやばいと思います。悪い意味で。かなり懸念される状況には思えます。・・故にそうでもなかったら大きく反転かもしれないのがまた難しいところなんですけどね。

 

リンク

ヤフー:http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=6857

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=6857

IRBANK:https://irbank.net/6857

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

ここの感想を見てる人はあまりいないのかな?って思っているのですが、もっと見られてないだろうなと思ってるところに銘柄扱う日記の銘柄抽出条件です。だいたいスクリーニングですが、毎回明記してます。明記してるんです。しっかり見てください(見なくてもいいです)明記してるんです。例外がないわけじゃないけど週間でほぼ同じ条件。

で、今週の条件相当厳しいです。まず、ROA15%より上ってまず厳しいし133銘柄は普通に全銘柄(約3800)の約3.5%でそれを2015年トピ最安値の日と直近比較で予想ROEを向上させてる上にPERが低くなってるものだからね。ロジック的にも有利と思える根拠(非常に質がいいものでさらに質を上げてるだろうものを全体が安いと言える日よりさらに安くなってる)で抽出した結果が19銘柄。19銘柄って市場全部なら1%切るというか0.5%くらいですって。正直分散して買ったら勝てるんじゃないかとか思う条件には思えます。まあ、これは負ける条件かもしれないで結局わからないのが難しいところなのですが・・・ってそんなことをいいたいわけじゃなくて、明記してますよってことです。だから毎週というか毎日。

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記分析四季報CD導入後)

理論株価否定論

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自分は理論株価は持ってないのです。

なんで持ってないのか?という話だし、だけどメインはそこじゃなくその道具は役に立ってますか?という話だし。

その道具に服従するのは嫌だよねという話。

ちなみにタイトルはああですがあまりタイトルな内容じゃないです。

自分は理論株価を持ってないのです。

理論株価言うと懐疑的に見る人もいそうだけどもっと言うなら適正株価だよ。

自分はそれを持ってないの。というか使ってないだね。

 

もっと詰めるとつまりこうなる。

割安割高の否定。

 

自分は端的に言うと割安割高という概念を投資に使用してません。

これは今の株価こそ正しいと突き通すトレーダー以外でなら・・特に企業を見るファンダメンタルズ投資家には珍しい姿勢かもしれない。

 

と、言うのも語弊があって自分にも割高割安という概念はあって、それは言い換えれば自分が買いたい値段と自分が売りたい値段と言う意味での割安割高です。

その株価とか企業に適正株価もなく、しいては割安割高なるものはなく、それがあるのは市場参加者の中でありそれぞれが持ってる買いたい値段売りたい値段という株価をもって株価が形成されているという世界観で投資しています。

 

そんな考え方に至った経緯は以下とか書いてますね。

kamomenotoushi.hatenablog.com

kamomenotoushi.hatenablog.com

kamomenotoushi.hatenablog.com

 

でも今回はなんでか?だったよね。

 

結果を出せないから。

 

GMOPGに登場してもらいましょう。

 何回か登場してもらってるけどやっぱりこの話するにはわかりやすいので。

今ならここがわかりやすいかな?

irbank.net

 

ちなみに参考

kamomenotoushi.hatenablog.com

 

今記事を作ってるのは2019年9月だけど、この時点でGMOPGのPERを見てもらえればわかるけどそれはPERなら15から130程度まで、PBRなら2.5から22程度までつけてます。株価最安最高なら記事時点で78円から9080円まで行ってますね。

 

自分は思います。この幅を合理的に説明できる適正株価論などないと。

故に適正株価という考え方を採用すると…

 

78円から9080円まで取れない。

これは極端だけど150円くらいで買って、8000円くらいで売るという投資行動も結果として残せないでしょう。

 

いずれにせよ自分が投資で成果を出したいと思う企業に投資したとして

この業績推移でこの株価推移をした現実の中満足行く投資結果にたどり着けないと考えるからです。

 

だから自分は適正株価という考え方は採用してないのです。

 

結果を出せない道具はポンコツなのではないでしょうか?

前置き長くなったけど本題です。

結果を出せない道具はポンコツでしょう。

そして適正株価なるものはただの道具です。断じてただの道具です。

それを現実に突き合わせたとき満足できる結果にならないのであるならその道具はポンコツと言う他ないでしょう。

だから満足な結果を出せない道具だからです。

 

そんな道具は投げ捨てるべきです。

 

自分はそれをしただけです。

適正株価という道具は自分が望む結果を出してくれると期待できないものだと判断したので投げ捨てた。

 

しかし役に立つ道具を投げ捨てるのは愚かなことです。

一番愚かなのは例えば自分の言うことであなたの役に立ってるそして十分な結果を出している道具、例えば適正株価を投げ捨てることです。

だから自分は捨てたけど自分が言ったからって捨てなくていいからね。

 

ただ、その道具に対し疑問が投げかけられることは自分の望むことです。

 

自分の言いたいことはその道具が役に立ってるかどうか?十分な結果が出そうかそれを確認しましょうということです。

言い換えるのなら…

 

道具に服従するのは愚かなことだ

と、言ってるわけです。

 

道具に服従しないというのはそれを役に立つかどうか確認し考え、ブラッシュアップしときには投げ捨てることです。

 

あなたは道具に服従するのではなくどこまでも道具の主人でありそして道具を管理しなければなりません。

 

あなたはそれができているでしょうか?

自分はそのようなことを考え理論株価は捨てました。

結果わりと珍しいスタンスを持ったのかな?とか思いますが、そのスタンスが出す結果も見つつ、結果に向かうために使う道具をブラッシュアップしたり、ときには投げ捨てたりもしながら、道具には服従しないぞと投資をしているのです。

 

 

その道具は役に立ってますか?

あなたの目指す結果はその道具で出せる言えますか?

その道具に服従していませんか?

 

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