大河の一滴

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まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

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(9021)西日本旅客鉄道/日記(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。各データは11年11月25日取得。

比較銘柄

西日本旅客鉄道とその他

株価

9931円(人々は、谷を超え泥濘を抜けて足取りが軽くなってる。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 9021 9031 9142 9534
企業名 西日本旅客鉄道 西日本鉄道 九州旅客鉄道 北海道瓦斯
市場 東証一部 東証一部 東証一部 東証一部
業種 陸運 陸運 陸運 電気・ガス
時価総額(億) 19001.4 2070.5 5992.0 279.6
株価 9931 2609 3745 1576
決算期 2020/03予 2020/03予 2020/03予 2020/03予
予想売上(億) 15,700.0 3,966.0 4,423.0 1,300.0
予想営業利益(億) 2,020.0 186.0 566.0 38.0
営業利益率 12.87% 4.69% 12.80% 2.92%
予想純利益(億) 1,200.0 74.0 425.0 30.0
EPS成長率(年複利/期間) 5.9%/13年 -1.3%/13年 23.1%/5年 13.9%/13年
BPS成長率(年複利/期間) 4.5%/12年 3.6%/12年 -14.2%/4年 3.9%/12年
PER 15.86 27.80 14.09 9.25
PBR 1.67 1.16 1.39 0.61
ROE 10.5% 4.2% 9.9% 6.6%
ROA 3.7% 1.2% 5.3% 2.0%
配当利回り 1.91 1.34 2.48 3.17
配当性向 30.3% 37.3% 35.0% 29.3%
総資産(億) 32376.0 6227.4 8014.8 1495.7
自己資本(億) 10796.0 1759.9 4148.5 449.5
自己資本比率(%) 33.3 28.3 51.8 30.1
一言感想 停滞 停滞 停滞 いちおあげ

 今週は比較。2019/11/25時点で年初来高値から5%以内のもので2018/12/28比較でROE及びEPSで20%以上増加時価総額130%以下のものからチョイスして比較。去年末より状態よく年初来高値近辺で上がってるかつ30%までで上がり始めを拾う意図。比較の会社と数字は上記の通り。西日本旅客鉄道JR西日本。比較に西日本の方の鉄道。ゲストに東日本代表で北海道ガス

西日本旅客鉄道

業績

 JR西日本様。関西私鉄と争うにキツキツなダイヤを組んだり日勤教育して事故の背景になってそうだったり、中国ローカル線の放置っぷりが凄かったりとJR東海あたりとの鉄道事業者としての違いは感じますがそれはさておくと、長期に安定感のある業績。赤字なんて。かつ売上を微妙に伸ばし利益率を改善することによって長期にそこそこ利益を伸ばしてきてます。ただ2010年とか利益後退して以前の水準を回復するに2015年とかまでかかってるので弱シクリカルくらいになるのかなと言う印象。2010年の減益は経済低迷と高速道路割引とインフルエンザ流行等と言ってますね。

わりと景気耐性ありそうですが、観光が自粛されたり自動車に大きく取られたりすると業績にもケチがつくこともありうる感じか。

ただやはり長期にEPSはBPSなどを伸ばしていて安定感はすごく感じます。

あまり四半期進捗でとかいうタイプでもないと思うけど2Qで増収増益。順調なんじゃない?

 

財務

長期に財務改善。自己資本比率改善じわじわと。

借り入れもめっぽうあるけどこれは設備産業でもある鉄道だしね?CFからももう問題ある額じゃなさそう。

CF

 基本的には盤石感のある営業CF。それも長期には伸びる傾向かな。同時に設備投資は必要です。毎年大きな投資が必要でFCFもマイナスもちょくちょく。も、長期には普通にプラスで営業CFマージンあたりも高レベルで安定していてやはり基本的には消費者独占性があるとみなしていいでしょう。

還元は利益並み。ただ減益してた2010年から数年も減配なく増配もしてたくらいなので現在の配当はかなりの可能性で維持されそう。配当利回り2%弱をどう考えるかではありますが。

西日本鉄道

業績

長期にはJR西と近い業績推移。ただ利益率などJR西に劣るし長期に利益も伸ばせてもなくやはり一枚二枚下と見るべきか。

ただこの収益性の低さは鉄道として劣るというよりは事業ポートフォリオによるものでしょうね。

転載すると以下。

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様々な事業がバランスよくという感じでまた運輸も鉄道というよりバスだしあまり利益率伸びない流通物流比率も大きく、それに対し人が動くところの鉄道は端的に儲かりますので(その代わり鉄道敷くのにすんごくお金かかる)JR西との比較でもにJRは遥かに鉄道よりの事業ポートフォリオなのでこの差がでるかなと。

そんなわけで全体の利益の差などはそんな感じですが、やっぱり長期に利益やEPSを伸ばせてないはそうですね。あまり楽観的に見ないほうが良いかも。BPSくらいはちょっと伸ばしてます。

2Qで増収減益。まあこんなもんじゃないかなと。

 

財務

資産は伸びてますね。 自己資本比率は同程度です。同時に利益や売上はあまり伸びてないのでROE低下もしてますね。財産が大きくなるのは悪いことじゃないですが同時に非効率化が進んでてこれはあまり印象が良くないかもです。借り入れなども増えてますね。

このあたりをどう考えるかですね。いやBPSは増えてますけどね。

 

CF

 営業CFは安定的ですね。同時にこれが近年の資産増に影響ありそうですが、近年固定資産の取得、つまり設備投資を増やし投資有価証券などもわりと大きく買ってます。財源は借り入れ等となりそうでFCFは大きくマイナス。なにに投資したかは結構ポイントとなりそうですがここでは調べません。

九州旅客鉄道

業績

 近年上場組で、上場とか絶望視されてた記憶ですが頑張ったねって感じですかね。で、中身見ると(2019年3月決算説明)

https://www.jrkyushu.co.jp/company/ir/library/earnings/__icsFiles/afieldfile/2019/05/14/setsumeikai_jap_1.pdf

鉄道はあまり儲かってないという印象だったんですが・・儲かってますね。P23で利益の半分くらい。新幹線あたりが頑張ってそうですね。

で、もう一つの柱が不動産ホテルでこれも利益は運輸と同等で計画だと来期は一番の柱になる予定のようです。他にも建設や流通などで地味に稼いで総合的にはJR西日本くらいの収益性を手に入れてますね。いやほんとに頑張った。九州とか北海道ほどじゃないけど赤字ローカル線とかたくさんありますからね。

ただ2Qで減益ですし通期計画も減益です。頑張って上場したことと今後利益伸びるかどうかは別問題で近年は増収も利益は足部む感じです。

このあたりをどう考えるか。

財務

 鉄道や不動産であることを踏まえるとめっぽう高めの自己資本比率。借り入れなどもありますがCFなどから見ても言うほど多くなさそうですね。

資産はさすがに固定資産より。まあいろいろいいんじゃないでしょうか。

 

CF

営業CFは出てますね。まあこれはさすがに。で、FCFもわりと出てる感じに見えるかもですが、投資CFは有価証券の償還とかで水増しされていて設備投資自体は常に営業CFより大きく実質上のFCFマイナスも続く投資期にありわりとアグレッシブな姿勢を見せてます。

投資の内容次第って部分もありますが、このチャレンジブルな姿勢を評価するなら注目してても。

 

日足週足月足の値動き判断

日足であげ
週足であげ
月足であげ
確認。

評価・売買判断

西日本旅客鉄道

テクニカル的には、長期に上げ。特に2015年から2016年に下落したあとに調整チックな推移でしたが、2015年の高値を抜けてきていかにも長期上昇再開感のある強い展開。

上昇トレンド取れますが故に底が遠く底定めが難しいですね。 やはり7151くらいになりそうで遠そうですね。あるいは移動平均あたりみて日足で割った8977とか。


ファンダ的には、基本的に安定的でかつ長期に伸びてるとみなせる感じです。外部環境にまったく万全という程でもないけど、盤石感のある事業から潤沢なCFもでて財務も改善傾向にありと今後もこの傾向は続くはそう無茶でもない見通しかな。現在の評価水準は色んな意味でほどほどと思えます。わりとフェアバリューかなと。悪い選択ではないと思います。

南海トラフなどのリスクはありそうですね。不謹慎ながらあった時に買うのがより良いかもしれない。

 

西日本鉄道

業績推移自体は長期に安定と言えますし、事業PFもかなり分散でそのあたりも安定感に寄与と言えば寄与。 一方長期に成長みたいなところが見えないのはマイナスか。BPSくらいは増やしてるので停滞足踏み企業。

その中でそのEPSも売上利益も伸びない中資産増えてROE減ってる感じでどうなんだろう?って思うなか近年投資強めに来てる感じ。この内容によっては今後業績も改善も見込めるかもしれなくそうなるならわりとPBR1.1程度は面白いかもしれない。そうじゃないなら、あまり面白くないかなあという感じ。

だから投資内容はここでは調べません。

 

九州旅客鉄道

 

鉄道やホテルなどを頑張って上場まで。財務などは案外キレイで全体の収益性も以外に高く西鉄などより総合的に優秀なのでは?という印象。

利益は足踏みも売上などは伸ばしてきており、設備投資も営業CF以上に突っ込んでそうで盛んでわりとアグレッシブ。この姿勢を評価するなら今くらいの評価はわりと妙味もあるのでは?なんて印象。もちろん会社はリスクを取ってるでもあるので投資が失敗するなら痛手だね。投資内容はここでは見ません。

 

北海道瓦斯

 長期に赤字なし。さすインフラ。売上も長期に伸ばしてるね。ただ利益は前年割れとか一時のピークから大きく下がったりもしてるけど地味に長期にEPSも伸ばしてきてて以外に成長感も。BPSも長期で増えてるけど低成長でよって長期にROE伸ばしてきてるんですよね。ただ現在としてはどちらかと言えば安定だけど低ROEの低収益企業。その中で長く地味に改善が進んでいるという印象。

財務は停滞感あるね。自己資本比率などは一定。資産増自体はあるね。これも自己資本比率一定で中身を地味に改善してるのかなあって感じ。CFは営業安定だけど設備投資も必要でFCFあまり余裕ないのではないか?という印象でここは引っかかります。減配もしたことないので配当狙い向きかなあとは思うけどCF面からはどうでしょうね。たぶん大丈夫かなあくらいは思いますが。

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

とくに無いのですよ。

 

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記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

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