投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。各データは11年11月12日取得。
比較銘柄
レスターホールディングスとその他
株価
1981円(人々は、鳥かごの中で暴れまわってるが鳥かごの外には出ることができてない。)
各企業の数字と比較しての感想
コード | 3156 | 8154 | 3321 | 2974 |
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企業名 |
レスター ホールディングス |
加賀電子 | ミタチ産業 | 大英産業 |
市場 | 東証一部 | 東証一部 | 東証一部 | 福証 |
業種 | 卸売 | 卸売 | 卸売 | 不動産 |
時価総額(億) | 595.7 | 726.7 | 61.3 | 36.5 |
株価 | 1981 | 2532 | 775 | 1120 |
決算期 | 2020/03予 | 2020/03予 | 2020/05予 | 2019/09予 |
予想売上(億) | 4,100.0 | 4,300.0 | 360.0 | 311.1 |
予想営業利益(億) | 80.0 | 70.0 | 10.0 | 19.8 |
営業利益率 | 1.95% | 1.63% | 2.78% | 6.38% |
予想純利益(億) | 40.0 | 50.0 | 8.0 | 12.0 |
EPS成長率(年複利/期間) | -4.1%/10年 | 1.1%/13年 | 2%/13年 | 28.8%/2年 |
BPS成長率(年複利/期間) | 1.2%/9年 | 3.1%/12年 | 5.6%/12年 | #VALUE! |
PER | 14.89 | 13.90 | 7.66 | 2.77 |
PBR | 0.85 | 0.9 | 0.67 | 0.85 |
ROE | 5.7% | 6.5% | 8.7% | 30.7% |
ROA | 4.1% | 2.3% | 4.9% | #VALUE! |
配当利回り | 4.04 | 2.37 | 3.87 | 3.21 |
配当性向 | 60.1% | 32.9% | 29.6% | 8.9% |
総資産(億) | 973.6 | 2137.6 | 161.8 | #VALUE! |
自己資本(億) | 384.0 | 766.1 | 91.2 | #VALUE! |
自己資本比率(%) | 39.4 | 35.8 | 56.4 | 16.2 |
一言感想 | 確変? | 確変? | 停滞 | あげあげ? |
今週は比較。営業CF復活企業(http://kamomenotoushi.hatenablog.com/entry/2018/03/25/210000)を眺めて気になったものをチョイスして比較します。比較の会社と数字は上記の通り。レスターホールディングス。レスター。総合エレクトロニクス商社。比較に同業っぽい。ゲストにレスターは英国の州なので福証の英国代表大英産業。
レスターホールディングス
業績
2019年にガツンと 売上を減らし2020年今期に売上を大幅に伸ばす計画。あとは2016、2017年に赤字がありますね。そしてこれ2016年は発表時は黒字で後ほど赤字に訂正されてるようですね。
2017年「連結子会社であるUKC ELECTRONICS(H.K.)CO.,LTD.(以下、UKC香港という)及びUKC ELECTRONICS(S)PTE,LTD.(以下、UKCシンガポールという)における貸倒引当金計上等により、営業損失、経常損失、親会社株主に帰属する当期純損失を計上」とありますね。あと円高に加え、熊本地震の影響もあって赤字と。
2019年の売上は「半導体及び電子部品事業における商流変更等の影響で売上高が減少」ですが、相応に原価率が下がる形で増益ですね。
今期の売上増は「株式会社UKCホールディングスと株式会社バイテックホールディングス(以下「両社」といいます)は、2019年4月1日付けで経営統合(同日付で商号を株式会社レスターホールディングスに変更)し、レスターグループとして新たなスタート」と言ってるので経営統合ですね。
となると、売上動いていますがいずれも一時っぽい動きでまた赤字も特損絡みとなりそうで、決算後に修正したり心証悪いですがそれ以外は薄利ながら地味に安定し利益を出している感は。
2Q終えて堅調感は。純利益などの上方も入ってます。ただこれは統合によるのれんなどの財務処理で業績としては計画並みって感じですね。
財務
統合で資産構成が大きく変わってます。自己資本比率も少々悪化ですね。
総負債<流動資産くらいは成立してて財務はとりあえず問題でもなさそう。いや借り入れなどはあります。そこそこ借り入れは重そうです。
ちょっと変化も大きくてやはり今期終わったあとに判断したほうが良さそうとは思ったりします。
CF
税引前で営業CFは直近2Qで純利益は上がってるけどCF自体は横ばい程度。法人税絡めて前年割れですね。これは持分法による投資損益が純利益を押し上げてている部分がありそうです。つまり増益も今の所CFに恩恵なし。
統合効果も絡めてもうちょっと様子みたいですね。投資で関係会社株式取得でかなりの出費してます。短期借り入れも積んでますね。還元は計画では程よい位というか利益並みなのであまり信用しないほうが良さそう。というか長期のFCFもあまり余裕がある感じでもないですね。
加賀電子
業績
長期に営業赤字も出さない堅実さはあります。しかし利益が出る時期と薄利なときを繰り返すシクリカル味。その中で2009年から2013年までの低迷期を越えて利益が安定していましたがここにきて売上が跳ねて来たという感じです。しかしその中で利益率を減らす形で利益は横ばい程度ですね。
2019年短信からスマホなどが鈍化の一方車載関連が伸びて増収ですね。ついでに富士エレクトロニクスを子会社に加えてるようです。これが今期の増収の要因となるのかな?
で、2Qで弾けとんだものが出てきてますね。売上ほぼ+100%の増益39%。
「売上高は、本年1月より当社のグループ会社となった富士通エレクトロニクス株式会社(以下、「富士通エレクトロニクス」)の収益が期初から寄与したことなどにより前年同四半期比大幅に増加」に「買収効果に加えEMSビジネスを中心とした電子部品事業が堅調に推移」と言ってますね。
財務
2019年に総資産がすごく増える形で自己資本比率悪化。これが富士エレクトロニクスのせいですね。ただ負債の多くは手形となりそうでですし、借り入れはあるも手持ち現金で一掃できる程度なのでとりあえず問題はなさそうです。
CF
卸売ではそこそこ珍しい営業CFがプラスで安定なタイプ。も、2019年には営業CF赤字ですね。でもこれも買収にまつわる部分でマイナスになってるようで長期のFCFもプラスかな。ここに富士エレクトロニクスが加わりどうなるか?という局面。2Qではもうプラスに出てますね。還元も余裕そう。
ミタチ産業
業績
これも黒字は安定するも薄利でそして売上利益は結構乱高下するシクリカルタイプ。
近年はわりと利益出て2018年とかいい業績ですが、その後ピークアウト感ある感じです。その中でBPSならだいたい減らさずに来てるかなあという感じ。
1Qで減収減益でまだピークアウト中感ありますが利益は出てますね。
ちなみに株価も偉いピークアウトしてますね。
財務
総資産横ばいで純資産を伸ばす形で自己資本比率改善。 見ると各資産というよりは負債が減ってる感じですね。
端的にはリストラを地味に稼ぎつつ進めながら財務を良化させてる感じ。
CF
営業CFは赤だったり黒だったりですが、長期に投資もこなしてFCFがプラス。借り入れなどの整理はまだまだっぽいですが、今の還元なら余裕そうで増配に向かってますね。
日足週足月足の値動き判断
日足であげ
週足でまださげとみるべきか。
月足でずっともみ合い
確認。
評価・売買判断
テクニカル的には、長期2013年位から上は2400~3000の下は1400のレンジとか言うかもみ合いを続けてます。その中で2018年2747円から1412円まで落ちてその後反転ですね。これがレンジの上の方に向かいさらには突き抜けるかという視点はありそうです。
一方週足レベルでは2月の2100円の高値を破れてないので2747からの下落トレンドは解消してないという見方もできそうです。いずれにせよ1412と2100がポイントと見れそうです。
ファンダ的には、売上とか動きやすく特損なども出ていろいろやりにくそうだけど、そうでもなければ地味に堅実に黒字ですがFCFに余裕があるタイプでもないですね。
その中で統合。増益などもしてますが財務的な理由が大きそうで業績やCFではまだニュートラルくらいに見てたほうが無難かも。通期出るといろいろ変化も測りやすそうでそれからでもいいかもしれない。
PBRで見るのが無難かな。あまり安くもないように思えます。
シクリカルも赤字は出さない堅実味のある商社。 それが大きなグループ会社を加え直近2Qで早くも大きな成果が出てきているところ。財務CFもあまり問題なさそうで選択にはなりえそう。直近株高もして加賀電子としてはもう低くもないPBR。かつ薄利の商社としても低くもない評価帯に思えるところ。あとは企業良化をどこまでみるかとかモメンタムな視点でどうするか?とかがポイントかなと。
業績ピークアウト感ありますが、もともと堅実に稼ぐタイプですし財務整理も進んで今の還元くらいは維持できそう。 株安でPBRもほどほどまで来て配当利回りなど見ても配当狙いなどは機能しそうです。増配とかもあるかもしれない。もっとももっと下の評価も有り得そうな感じでやっぱりほどほど。
大英産業
九州あたりの不動産屋ですが大英とか分不相応な名前名乗ってますが、売上などは堅調にのばして利益も増益傾向今年は特に伸ばすとしてますね。でも上場したてで3Qで進捗売上半分以下の利益は赤字ですね。ちょっと計画できなさそうな。
借り入れも多く自己資本比率も低い感じですね。資産の多くは在庫不動産ですね。それを借り入れたっぷりで持ってる感じです。お家売れるといいですね。
高いお家なので売れると一気に売上たち黒字とかなりそうなので必ずしも駄目とも思いますせんが、上場したてて実績も少なく3Qで不調感ありとなれば色んな意味で厳しいですね。スルーでいいのでは。
参考データリンク
銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html
株プラス:https://kabu.plus
IRBANK:https://irbank.net/
その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)
とくにもない感じ。
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