大河の一滴

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アルゴが流行ると長期割安投資が繁栄する

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アルゴというものが流行っているようです。

ようですというのは、自分は実際には見たことないからね。

なんで伝聞だけになるんだけど、機械学習とか駆使ししてよくわかんないけど勝手にコンピュータが取引を考案して売買するとか、一秒に何千回も注文するとかまさに人間離れした投資(というかトレードだろうけどね)をするようだね。

なんかヤフーの掲示板など見てると、株価下がったりしたらアルゴにやられたとか、なんか損した理由に挙げてる人は多そうな。

 

そんなアルゴとかを絡めての市場の歪みの話。

アルゴからの話から、自分を惑わず言説とどう向き合おうか?みたいな話。

 

実際にアルゴ取引なるものはあるんでしょう。

 機械学習を駆使してやるとか、一秒に何千回も注文出すとか。

あるんじゃないかな?見たことないからわからないけど。

 

さて、そのときアルゴの目的ってなんですかね?

 

たぶん正確な企業評価をしようではないと思うんですよね?(正確な企業評価をすれば儲かるぞという発想はあるかもね)

インデックスと同程度のパフォーマンスを得ようでもないと思うんです。インデックス買えばいいからね。

わかりませんが、おそらく市場平均以上のパフォーマンスを出そうだと思うんですよね。

 

そしてどうでしょう?

アルゴは一つだけですか?

これもアルゴなるものは複数あって、隣のアルゴ同士は味方ではないはずで、きっとあるアルゴは平均以上の成績を取るべく隣のアルゴも殴ってる。だと思うんですよね?

 

つまり以下は間違いないと思うんですよね。

アルゴは複数いて別にアルゴはアルゴ軍の勝利とかを目指しているわけでなく、そのアルゴだけの勝利を目指してる。

アルゴの目的は基本的にはインデックスより高いパフォーマンスを目指してる。

 

これらは間違いじゃないと思いますがどうでしょう?

 

じゃあそのときどうでしょう?

アルゴが流行る・・・いろんなアルゴも出てきてそれが人と同時に隣のアルゴとも競う。

そうするとどうなります?

 

市場は効率化する・・・歪みが減る?

それとも非効率化・・歪みが増す?

あるものが値動きして割安となるというか歪みができたとき、即時に訂正されるような方向に進むか、あるいはさらにその歪みを増すような方向性が多くなるか?

この二方向です。

これは基本的には二択しかありません。歪みが減るか増すか。変わらないという答えもあるかもですが。

 

これは意見は分かれそうです。

しかしこの中でもし効率化する・・歪みが減るという答えであるならそれは面白い事象を指します。

 

つまり市場のインデックス化です。

 

アルゴなるものが切磋琢磨して競争が激化する結果、よくわからないけど神の手かなんかは知らないけどより市場は効率的な株価になっていく・・つまり効率化です。

ボラティリティも小さく・・あるいはなくなるというか正しき企業価値も踏まえた投資パフォーマンスが等しく調整される株価形成になると言ってると同義です。

 

何をいつ買ってもあまり変わらない。そのように値付けされるそれが歪みのない効率化なんだから。

 

ただそれはとてもハッピーです。

だって誰がいつ買ってもインデックスと同じ程度の投資成果が期待できる。というよりインデックスも今よりもっとマイルドな値動きになるでしょう。だって歪みが消えるのだから。

 

つまりみんなが勝てる時代の到来です。

 

まあみんなが勝てるは言い過ぎかもだけど、過去よりはそうなっていくでしょうね。いや、効率化ってそういうことだよ?市場が効率化すると平均より秀でるのが難しくなる≒平均より負けるのも難しくなるだから。そしてあるアルゴが成した効率化はアルゴなどを用いない人にもその効率化の影響が出ます。だってアルゴ用の株価とかないですからね。

 

さあどうでしょう?

あなたはアルゴが流行ると市場が効率化に向かうと思いますか?

 

あるいは、非効率化に向かうとしましょう。

アルゴが流行り競争が激しくなることで市場は効率化とは逆に非効率化に向かうという方向はどうなるでしょうか?

 

これは効率化と逆です。

インデックス以外を選ぶときインデックスとの成績の乖離が大きくなるはずです。だからならないなら効率化だって。

ボラティリティは大きくなるはずです。

 

そうですボラティリティが高くなるです。

・・これは言い換えると割安割高がもっとたくさん出ると言ってるのと同義です。

あるものが非効率に、高くなったり安くなったりをより繰り返すことになる。

これは割安株買って割安が解消されたたら売るという人にとっては基本的には福音となるはずです。

 

さあどうでしょう?

あなたはこっちの方向でしょうか?

 

結局ですね。

アルゴが流行ると言ったって、結局は2つの方向性しかないわけです。

市場が効率化するか、あるいは非効率化するか?

アルゴによって株価の行く方向に、北とか後ろとかが加わるとか企業価値が劣化するなどとかの方向性はなく、市場というか株価は効率化するかしないかのどちらかだけです。

 

もう一度問いますがどっちでしょう?

 

アルゴが流行ることによって市場は効率化するの?それとも非効率化するの?

 

どっちでもいいと思うんだ。というか自分もこれだろうと思う方向性はあるけど確信は得ないくらいだし。

 

さあどっちなのでしょう?

 

その中で自分はおそらく非効率化かなあって思ってます。

たぶん競争が激しくなると、それは歪みを増す事が多くなるかなあって思ってます。

これは感覚的なことで強い説得力をもって根拠を示すことも難しいかなあと思えるくらいは自分もよくわかりません。

 

でも、そんなに問題ない

実際問題なかろうと思います。

効率化ならインデックスを大きくアウトパフォームするのは難しくなるだろうけど、おそらく投資で企業価値向上くらいの勝利ならより得やすいという意味になるし、非効率化が進むなら割安なものを買ってじっくり割安を解消するまで待つという手法なら報われやすくなりそうと思うし。

自分ならいずれにせよ割安と思うものを狙って行けば良さそうだし。

なのであまり問題ない。

まあ非効率の方向は同時に理不尽なボラティリティに耐える方策が重要になってきそうだけど。

 

というより、ある環境変化。それが強力な競争者の出現であってもそれ自体は投資で勝てなくなるを意味しないと思うんです。

いや、もちろんある手法には厳しくなるということはありえましょう。例えば優待昇格投資はあまり妙味がなくなってきたとかも言われてるし。でもそれは投資で勝てなくなるを意味しません。

 

というより投資はある手法が栄えすぎて、妙味が小さくなってくると同時に他の手法の妙味が増すものです。ある手法が衰えてくる対面で必ず妙味を増してくる手法が出てきます。

 

その意味でアルゴは別に恐れるに足らずなんですよ。

変化していくだろうものを考えながら観察しながら狙うものを修正していけばいい。

そりゃ、短期のデイトレとかは影響があるのかもね。でも、ある手法が流行ったり廃ったりするのは過去からのこと。それが今後も続くはずだし、またあるものが駄目になるなら他の育つものが出てくる。

そういう話だと思うんです。

 

だからやっぱりアルゴとか聞いて一日千回注文だすとかに不用意にビビることなんてないんです。

いやホントに一日たくさん注文出せるから何?って感じです。自分的には。

その中で自分の場合はたぶんボラティリティは増していくかなあって思うところで、ならば割安割高を注視して投資していけばそれを利用できるよね?と考えたりするわけです。

 

何かを聞いて戦々恐々ばっかりしていても仕方ないじゃない。

そしてなんかすごそうなものも、結局落ち着いて整理して考えればどっちに行っても道はあるじゃないとかなったりすることがほとんどだと思うし。

 

アルゴは自分の中ではそのなんか凄そうだけど落ち着いて考えれば、それでどう変わろうと結局道はありそうだしそんなので戦々恐々としてやる気なくしたり今負けてる言い訳に使うとかまるで益がない。

そんなものの象徴のように感じているわけです。

 

そしてそんなものにとらわれず、目の前のことを落ち着いて整理して考えてそこから対処できるようにありたいと思ったりするわけです。

 

 

怖いそれがあるとして。

それを整理して考えるなら道もあるのではないでしょうか。

道があるならそんなの恐れる必要ないですよね?

 

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