（4620）藤倉化成　日記（分）

投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。あくまでもいろんな企業の数字を見てみようという習慣でやってますので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。
記事は書き溜めておくためアップ時に最新データとずれてる可能性があります。厳密にやるわけでもなくアバウト判断の練習なのです。

注目銘柄(市場/業種)

藤倉化成

(東証一部/化学)

株価

543円(人々の旅路は山あり谷ありで進めど進歩は見られない。）

業績財務と指標とそれに対する分析

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今日は分析。3期現金抜きCF倍率（http://kamomenotoushi.hatenablog.com/entry/2019/01/27/210000）で上位の方を市場統計推移記録表にかけ2016/2/12と10/21比較でよりPBR低くROEが高くなってるものからチョイスして分析。お金入っている割には事業評価が低く、かつ2016年2月より効率化はしてるのに評価をさげてるものを拾う意図。藤倉化成。アクリル樹脂派生製品が主力。。数字は上記の通り。業績データは主に四季報CD。最新株価・指標は2019年10月21日に取得。

業績

コーティング剤とか塗料とか電子材料とかいろいろ。いろいろうやってこれがウリってのもなさそうだけど。決算説明資料見ても赤字部門とかもなさそうで器用貧乏感ある。

と、言うのも赤字もほとんど出さない企業に失礼でざっと長期業績見るに赤字は2000年以降2010年の純赤字のみのようです。営業赤字ならなさそうですし、2010年の赤字もBPSならそんなに傷んでないしBPSは長期に右肩かな？という推移です。

同時にやっぱり成長感などないので足踏み蓄財企業となりそうで地味感。

あまり進捗どうのこうのは重要じゃないというか進捗が良くてもまた足踏みでしょ？と思われそうだし逆もしかり。でもいちおう見ると1Qで営業利益-37.4％となかなか減益。修正などないね。実際発表時は無反応でしたね。ただその数日前大きく株価が下がる局面もあり事前に警戒されて売られた感はあるけど。

漏れてた？とか勘ぐる人もいるかもだけど、他の企業の決算をてて芳しくないのが多いから、株価も目元伸びてきたしここで決算前に警戒して手放しておこうって考える人はいなくもないと思うよ。いやほんとに漏れて事前に売ったかもだけど。

こういうのを自分はノイズって呼ぶんだと思うけど。

財務

業績的には予想してたけど、財務はいいね。借り入れなどないわけじゃないけど手持ち現金で全然返せるし、その現金も増える傾向。自己資本比率じたいは低くもない程度だけど負債は手形買掛金が占めるところが大きい感じ。手形買掛多いと自己資本比率は悪化するけど支払いを待たせてるということで資金繰りに有利となる部分だからね。その他固定負債はあまりなく資産も流動寄りで現金手形多い感じで問題あるかといえばないですね。

CF

毎年ではないけど基本的にFCF出てるタイプ。出てないのは買収したっぽい2009年とか比較営業CFが少なかった2008年2012年くらいだね。投資姿勢もあまり変化ない中で現金は近年特に増えてる印象。過去見るに惰性で配当配ってるだけ感あるので期待は禁物だと思うけど、余力的には還元大幅強化できるね。来るなら面白くなるかもね。

日足週足月足の値動き判断

日足でさげ
週足でさげ
月足でまだあげっぽい
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、2014年に急騰のノイズがあるも2012年より上昇とは見れるね。460を切るかどうか。ここを切らないなら2012年からの上昇が継続しているとみれます。なのでここを底と見るのが良いと思います。あとは年足見ると1990年以降三角持ち合い形成感ある。どうでもいいけど。

ファンダ的には、いろんな事業に手を出し器用に小銭を稼いで蓄財しているような企業。財務の蓄積も大きくまたCFも安定してると業績は伸びなくともそれなりの安心感も。財務などの余裕から還元など飛んでくるなら面白いかもね。飛んでこなさそうだからわりと評価低めでPBR1越えるのもめったにないとなりそうだけど。要するに還元できるけど期待されてない。そんな今のPBR0.5ほどは特に期待されてない水準と言えて低い方になりそうです。このあたりに目をつけてPBRの反転BPSの積み増し狙いでのんびり持ち会社と同様に小銭稼ぎは別に悪くないは思います。まさかの還元大盤振る舞いとか来るかもしれないし。