大河の一滴

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まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

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(6058)ベクトル/日記(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。各データは2019年10月10日取得。

比較銘柄

ベクトルとその他

株価

815円(人々は、圧倒的な勝ち組人生からあっという間に圧倒的転落で転がり落ちている。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 6058 2436 9782 3075
企業名 ベクトル 共同ピーアール ディーエムエス 銚子丸
市場 東証一部 JQS JQS JQS
業種 サービス サービス サービス 小売
時価総額(億) 390.7 57.8 143.1 193.1
株価 815 1415 1970 1330
決算期 2020/02予 2019/12予 2020/03予 2020/05予
予想売上(億) 380.0 60.0 274.0 199.0
予想営業利益(億) 40.0 5.0 15.5 7.3
営業利益率 10.53% 8.33% 5.65% 3.66%
予想純利益(億) 24.0 4.0 10.9 5.1
EPS成長率(年複利/期間) 38.4%/10年 21.3%/12年 6.5%/13年 1%/13年
BPS成長率(年複利/期間) 35.4%/9年 0.3%/11年 6.9%/12年 9.2%/12年
PER 15.84 14.17 10.54 35.93
PBR 3.71 3.3 0.99 2.72
ROE 23.4% 23.3% 9.4% 7.6%
ROA 8.9% 15.1% 6.5% 5.1%
配当利回り - 0.71 1.12 0.45
配当性向 #VALUE! 10.0% 11.8% 16.2%
総資産(億) 269.6 26.4 166.8 99.7
自己資本(億) 102.9 15.2 114.9 66.6
自己資本比率(%) 38.20 57.70 68.90 66.80
一言感想 あげあげあ 復活? あげ 停滞

 今週は比較。だいたい成長企業(http://kamomenotoushi.hatenablog.com/entry/2016/01/17/000000)を市場統計推移記録表にかけ2016/2/12と2019/10/9比較でPERPBRを下げているものからチョイスして比較します。利益伸びてるのに2016年2月より評価を下げているものを拾う意図。比較の会社と数字は上記の通り。ベクトル。PR得意な広告会社。比較に同業っぽい。ゲストにベクトルは矢印で対する丸から代表銚子丸。

 

ベクトル

業績

ぱっと見で印象受けるのは、株価がぐんぐん伸びていたところから株価の崩壊でみるみる雪崩のような転落っぷり。で、業績見ると純利益で特損でも出たっぽいし営業利益も前年割れだけど売上はむしろ加速みたいな感じで成長なはずだけど成長株投資の怖さ、あるいは株式投資の怖さが垣間見れる一例かと。

で、絶好調中の2018年を見ると「 動画広告市場に関する調査によると、平成29年の動画広告の市場規模は1,374億円(前年比63%増)となり、その後も高い水準で成長を継続し平成35年にはおよそ2.5倍の3,485億円に達する見込みであることが示され~M&Aや事業譲受によりWebメディアの取得を積極的に行い、生活者にとっての重要な情報源であるWebメディア分野のサービスを拡充することで、上述の通り急速に市場規模を拡大しているインターネット広告の分野の事業強化を推し進め」

みたいな感じで動画広告市場の好調を受けその中で買収や事業譲受も使い拡張して成長とか絵に書いたような新興の勢いある感じですね。またベンチャー出資などしててそこから上場企業もでて、なんかベンチャーの兄貴分みたいな感じにもなってていかにもピカピカ。

なところから2018年10月の2Qで営業増益11.8%から嫌われたっぽいですね。期待がもっと上だったと。で、3Qで下方が来てます。売上は本業?が順調なのと買収で増収も子会社の一部で投資先行や見込み通り業績を下回ったりベンチャー出資の一部が業績が芳しくないと減損とかですね。

結果として2019年で増収減益ですね。減益要因は買収による償却費拡大と本業は順調も想定を下回る部門が出たという感じですね。で、のれん減損による純利益がほぼゼロという感じです。と、決算説明からですがまずマイナス要因を丁寧に説明して好感が持てますね。また改善可能としてますね。その他いろんな部門あるけど今回マイナスに働いた部門以外はうーん、絶好調?みたいな感じですね。それで計画も強気ですね。

なんですが・・そこからの1Qが増収は38.7%となかなかすごいですが営業利益で前年比マイナス38.5%となかなか強烈なものが。

決算説明あって、あしたのチームが足を引っ張っているようですね。ですが前年割れ部門が3つ出ててそれは先行コストだと言ってますが・・さて。そのあしたのチームは社長を交代と拠点の思い切った閉鎖となかなか行動早い感。

とはいえ、うまくいっていたものがコントロールが難しくなってきてる印象はありますね。

 

財務

資産の右肩感は半端ないですね。しかし2017年位から自己資本比率が減ること著しいですね。ここでそれまでしてなかった短期借り入れを初めて2019年には長期も加えてますね。おそらく買収や投資したとかする気なのでしょう。そんな感じでなかなか財務悪くなってきてますが・・中身見るとほぼ有形固定資産は持たず現金も結構もってますし固定資産ものれんと有価証券でだいたいといかにもな新興ネット企業みたいな資産構成。

そうですね。現金+有価証券くらいでだいたい総負債にちょっと足らんかな?程度でまずいことはないと思いますが、ちょっと買収などは抑えたほうがいいかも感は。

 

CF

営業CFは黒字安定ですが2019年に大きく減らしてるのが印象悪いですね。で2016年位から営業CF<投資になりFCFマイナス傾向が強いですね。 

財務CFでがつがつ借りてきてます。利益並みな配当ですね。純利益が追い込まれた2019年は無配にしてます。還元より投資をというスタイルですが故にと言うか、業績が頓挫すると株価は大変なことに・・というかなってますね。

 

共同ピーアール

業績

ベクトルでつかれたので以下さくっとながします。

2008~2014年の低迷期を越えて2014年に赤字で膿出しして業績が好転した感。今期2Qも好転中で軌道に乗った感。ただ2Q増益率落ちてるので落ち着いたと見てたほうが無難かな。 

 

財務

財務も悪かったところから急速回復中。 総負債推移も減少が止まってつまりやばい分はもう整理したで通常運転とされてそうね。つまり問題なし。

 

CF

 営業CF、FCFでて。営業CFも過去にない水準。投資もほとんど必要なさそうだししても有価証券買ってる感じだから、今の還元水準は極めて余裕かと。大幅増配の余裕もありそう。してくるかはわからないけど。

ディーエムエス

業績

 我道を地道に堅実に歩いているという感。じわじわ業績上げる形で成長とも取れるね。直近が売上利益最高水準みたい。ただ過去には足踏みみたいなところもあるので近年は環境に恵まれている疑いももってたほうがいいかも。

赤字なし特にリーマン以降くらいはBPSなら右肩。

1Qで売上は微増も利益は奮ったものが。好調継続ということだね。

財務

 財務みるみる改善。借り入れもまあ完済だね。 

CF

 営業CFは安定。何かしなければFCF出るタイプ。2011年になにかしてるね。不動産勝ってる。なんか安く不動産を勝ったのかも。その後の業績見ると正解となるのかな。CF推移見るとあまり変わってないとなりそうなのがちょこっと引っかかるけど。

還元はやる気ない水準ですね。ですが2017年位から増配に来てます。配当性向やCF、手持ち現金から以前やる気ない水準ですがこのままいけばさすがにやる気だしてくるかも。返す借り入れもなくなって現金積み上がりだしてるし。

 

日足週足月足の値動き判断

日足でさげ
週足でさげ
月足であげて奈落
確認。

評価・売買判断

ベクトル

テクニカル的には、長期に上げてきて95円から2750円まで。かなりの大出世だけどその後は奈落の転落。そろそろ反転?とか思いたくなるけど今の所つける底値は切り下げまくりなので圧倒的下落トレンドで容易な希望は打ち砕かれそう。785の底が反転点になることを期待しても挑戦するのはまあうまくいったとき報酬大きいのでやるのもなしじゃないと思うけど。


ファンダ的には、野望をもった輝く成長企業・・特に近年はリスクを大いに取り借り入れを増やし投資先行だったのが、その輝きは鈍くになりかけか。足を引っ張る部門もでてきてその対処に苦慮している模様。それ以外は総じて伸びてる印象も投資先行とされて利益が足踏みしてる部門も多いことは留意。

足を引っ張ってる部門以外は好調そうでここにもしっかり対処していることを踏まえれば株安してPER16程は妙味もあるかもしれない水準と言えそうです。

ですが対処がうまくいき利益が想定通りにでるというシナリオにおいてですね。なかなか手こずってるようでさらなる下方など飛んできてもおかしくない局面には思えます。たださらなる減益を折り込みつつある評価にもなってきてるかなあというところにも感じますし、いろいろ判断難しそうですね。会社の計画通りに行くなら安いとしか。いくとは言ってないしハイリスクハイリターン組かと。

 

共同ピーアール

低迷から復活してきてそれが軌道にのってきたくらいか。伸びしろという意味では劇的な改善期は過ぎたかもしれない。軌道に乗ってこのまま成長できるか?みたいな局面。 

評価は共同ピーアールとしては高い方。ただ絶対的には高いとは思えないね。減益懸念がなくなってきてる感。もっとも安くも見れないかな。つまりほどほど。業績堅調なら悪くない選択肢。大幅増配などもあるかもしれないし。

 

ディーエムエス

基本好調で伸びてるし財務もきれいになってお金あまり出してる状況。増配なども期待できPER10程度と考えると妙味ありそうですね。

と・・いいたいのですがこれでもディーエムエスとしては高い方のPERでそのへんの期待も織り込まれてそうです。あまり安いと思わないほうがいいかも。

 

銚子丸

 売上微妙に伸ばしてるけど利益は足踏み続いているね。本質的には停滞と見てる方が。

ただ赤字なども出さなくBPSなら右肩。つまり堅調に稼ぎ蓄財企業。借り入れもなさそうでFCFは常に出てる感じでその意味で安く買うなら面白そう。

なのですがPBR2.7のOER36ほどは明らかに過剰評価ですね。おそらくは優待のせいとなるけどその優待も言うほど利回り高くないですね。と株価みると長期に右肩ですね。

上がり続けてるから上がるみたいなかんじでしょうか。もう指標的にやばいのできっかけあるとわりと悲惨なことになるかもしれませんね。

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

休みだけど何故か記事が入ってる。は、どうでもいいけど、優良販売してるエクセル各種、データクエリ自動取得で数字が文字列化する現象に対策したものにアップデートしました。

簡易版はそのまま。不具合というわけでもないので。 

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

この記事の表とデータは以下のツールで作成しました。

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