大河の一滴

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まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

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(3382)セブン&アイ・ホールディングス/日記(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。各データは2019年10月10日取得。

比較銘柄

セブン&アイ・ホールディングスとその他

株価

4163円(人々は、山の上に城を作り守るが次第に押されてきてる。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 3382 8267 8410 8386
企業名

セブン&アイ

ホールディングス

イオン セブン銀行 百十四銀行
市場 東証一部 東証一部 東証一部 東証一部
業種 小売 小売 銀行 銀行
時価総額(億) 36902.6 18467.4 3478.4 636.0
株価 4163 2118 295 2120
決算期 2020/02予 2020/02予 2020/03予 2020/03予
予想売上(億) 67,410.0 86,000.0 1,489.0 730.0
予想営業利益(億) 4,200.0 2,300.0    
営業利益率 6.23% 2.67% #VALUE! #VALUE!
予想純利益(億) 2,100.0 250.0 267.0 55.0
EPS成長率(年複利/期間) 4%/12年 -4.6%/12年 5.9%/13年 -7.1%/13年
BPS成長率(年複利/期間) 1.9%/11年 -0.6%/11年 9.2%/12年 1%/12年
PER 17.54 71.31 13.15 11.38
PBR 1.48 1.68 1.66 0.22
ROE 8.4% 2.4% 12.6% 1.9%
ROA 3.6% 0.2% 2.3% 0.1%
配当利回り 2.28 1.7 3.73 3.77
配当性向 40.0% 121.2% 49.0% 42.9%
総資産(億) 57953.0 100496.8 11419.3 48956.2
自己資本(億) 25214.0 10936.4 2125.6 2865.2
自己資本比率(%) 43.50 10.90 18.60 5.90
一言感想 びあげ びあげ あげ 衰退

 今週は比較。だいたい成長企業(http://kamomenotoushi.hatenablog.com/entry/2016/01/17/000000)を市場統計推移記録表にかけ2016/2/12と2019/10/9比較でPERPBRを下げているものからチョイスして比較します。利益伸びてるのに2016年2月より評価を下げているものを拾う意図。比較の会社と数字は上記の通り。セブン&アイ・ホールディングス。セブン様。比較にイオン様と配下の銀行。ゲストに便利なコンビニの対義語は地方銀行だとなので地銀代表百十四銀行

セブン&アイ・ホールディングス

業績

売上は例えば2008年あたりよりは出てるし長期に微増ではある感じですが成長という感じではないですし停滞と見ておくのが良さそうな。

一応その中で目下最高益な推移ですがこれも成長というより改善という感じですね。

停滞感はあるけど一応改善気味に価値をあげてきている・・そんなかんじでしょうか。まあ業績眺める限りの印象ですが。

同時にリーマンなどにもあまり動じてない底堅さもありシェアを握った生活密着型小売はやはり底堅い感はあります。

こういうのはそうですね。安ければ。とか思います。でなければわりとTOPIXETFでも買ったほうがマシなんじゃないかと。

2Q出て売上わずかに減少の利益でちょっと増益。大局的には停滞となりそうですね。やはり安くなければ。

 

財務

 色んな意味で横ばい感のある財務。それ以上の感想はあまり。

足踏み感は強いですが、BPSとか増えてるし価値向上は成してるとは見れます。

CF

 営業CF安定。そしてスピードは遅いけど増加傾向ですね。PLはさほど動かなくても地味に改善が進んでいるとは見れます。で、投資をこなしてFCFも出し続けていて現金もくっそ持ってる感じで。

業績は停滞気味ですがかといって衰退言うよりは改善だし安定感はやはり高そうでやはり強い小売って感じ。

イオン

業績

 なにげに長期に売上成長。ですが利益は売上に比べ足踏みがちで2007年とかは営業利益率3.9%に対し2019年実績で2.5%ほど。差は1.4%程ですが%低いのでかなり影響 大きいのですがそれより売上をあげて結果としては増益になってる感じです。

セブンはあまり規模を追わずしっかり改善で増益を目指すのに対しイオンは規模を追うことで利益率は下げるも利益を大きくしてる感じです。減益くらいはちょくちょくありますが営業赤字などはなさそうですね。このあたりやはり大規模小売の強さを感じます。

基本的には売上見ていくのが良さそうですね。2010年とかにあるぐらいのようです。基本増収を続けてます。

その中で一応増収ですね。なんか孫会社が不正会計とか物騒なことを書いててそれの影響のありなし双方載せてるという変則的な。その内容も見ないとなんともですが孫だしそんなに影響ないというか売上利益過去最高とか言ってるのでやっぱり問題は大きくなさそう。

 

財務

財務は悪いですね。自己資本比率を下げてきてますし 借り入れも増やしてますね。元々あまり良くないというところもありましたが2013年にイオン銀行を取り込んで財務はもっと悪化したように見えますね。

銀行自体お金借りて事業するスタイルなので悪くなりがちで実際に2013年以降に増えた負債で最も増えてそうなのが銀行業における預金よる預金で、これが2013年以降に増えた負債5.4兆くらいのうち3.4兆くらいが預金です。

いいかえればイオン銀行は預金集めまくってるせいとなりこれをマイナスとみるべきかはなかなか微妙というかビジネス的には顧客を銀行に囲い込んでるになっていいことじゃないかなあという感じ。

加えて総資産は6兆ほど伸びてるので預金分引くと他の資産2.6兆ほど増えたとなり、その他負債は2兆円くらい増えたことになるので資産は6000億増えたことになりそうなので2.6兆資産ふえてうち6000億自己資産増えたとなりそうでこれはだいたい自己資本比率23%ほどでこれはイオン銀行を吸収する前の水準でたぶん財務悪化はほぼ銀行を取り込んだせいでその他は通常運転かなと。

計算間違ってたらごめんなさい。

 

CF

営業CFはプラス安定。も、乱高下してるね。これもかなり銀行が数字を見出してそうです。2016年はかなり400億までと営業CF落としてますが 同時に銀行貸出で2000億出してますしそういう影響を踏まえればセブンと同様に相当CFは潤沢と思われます。

投資も熱心と言うか全体で固定資産を取得すると同時に銀行が有価証券をすごく動かしますので状態がわかりにくくなりますね。

となるとBPSや利益剰余金推移あたりで見たほうが大枠はわかりやすい・・・と減ってますね。見ると配当性向100%越えてますね。還元しすぎ。その中で増配もしてますね。手持ち財産からすると配当額は小さいけど、収入より大きくて財産を毀損している状態が数年続いてますね。

セブン銀行

業績

 銀行なので他の業態と財務諸表の流儀が違って見にくいところありますが、経常収益も伸びてますし経常利益あたりも成長の推移ですし、総じて苦戦しがちの銀行業界の中で気を吐いていると言えそうです。EPS辺見ると12年で6%複利ほど出てるようですが近年は落ち気味感があるのでもうちょっと下に見てるのが良さそうです。となるともうあまり成長企業と見るべきでないかもしれません。

その中で1Qでて増収増益ですね。増益も10%来てます。案外成長また加速とかなるかもしれない・・といいつつ1Qだし過信は禁物ですかね。

まあ総じて堅調とは言えます。あとは2019年に減損入ったようですね。詳細はここでは調べません。そんなに気にしないでいいと思いますが。

財務

預金は増えてるようですがそれはだいたいそのまま預け金として他の金融機関にいってそうで、貸し出しなどほとんどなく。 このあたりが銀行といいつつ銀行らしくないと言うかATM屋というかATM手数料で稼ぐスタイルですね。

ちなみになんで預金集めてるんだろう?とか見てみたけど、時間帯も限られますがATM料金無料がウリみたいですね。で夜間とか振り込みとかで手数料を稼ぐスタイルみたいです。銀行というより決済業者でついでにお金預かってるみたいな感じですね。ちなみに利子はくっそやすかったです。

 

CF

 事実上の決済業者なので営業CFがプラスで安定・・・ではなくて営業CFに預金増なども入ってますのでこれは預金が減るような局面だとマイナスが大きく出てきそうです。

ただ預金されてるので資金繰りに詰むとかありえないですし経常利益と設備投資比較で経常利益のほうがおおそうだしで事実上FCFが安定的に出てきそうですね。

も、あって還元は熱心な方配当性向高めですね。かつ増配傾向。増配は利益次第になりそうですが。

 

日足週足月足の値動き判断

日足であげ
週足でまださげ
月足であげてさげ
確認。

評価・売買判断

セブン&アイ・ホールディングス

テクニカル的には、 直近急騰してるけど長期で5998まであげたあとは下落か調整というところで3573を底割れするか5203を破るまでは下落寄りに見てたほうがいいのではないかと思います。なのでやはり底は3573に見ておくのが。あとはもっと短い視点で3993とか4236を底にみてすぐ抜けるのはまあありか。
ファンダ的には、業績はいちお伸びているけど成長というよりは改善という感じで。で財務はこんなもんか感ありますがCFは安定感盤石感あって堅調というしかない状態かと。

一方成長という感じでもないし投資妙味を見出すなら安く買わないとねとか思います。PER18ほどは状態の割には安くは見えないけど意外に2015年以降の評価では低い水準となりそうでやすいと言えば安いとみなせなくも。ただそれ以前はもっと下の水準に置かれてましたのでなかなか判断難しい局面。

 

イオン

セブンとの比較では規模を追って利益率も落としながらも規模を作ることによって増益してるタイプ。利益前年割れも多く不安定さも。また銀行が数字を動かして全体の状態が見定め難くも。

その中で数年還元が利益より上回っており還元負けする形で資産を毀損しています。蓄積は膨大なので当面は大丈夫となりそうですがこれをどう考えるか。そのうち会社が根負けして減配などは可能性がありそうです。

 評価としてはそうですね。高いと言わざるを得ませんね。絶対的にも歴史的にも。

セブン銀行

銀行名乗るけど銀行らしくないATM屋。

成長性が落ちてきてる懸念はあるけど事業が盤石感感じます。目下進捗もいいようですしPER13まで落ちてきてる中、わりと妙味もあるかも。成長性落ちてもそう高くも見えない水準だしやっぱ伸びるとなれば見直されるかもしれませんし。 

 

百十四銀行

業績推移など見てると衰退してるよね?感は。ただ赤字もそうなくBPSなら増えてるかなあ感はあります。衰退してるけど蓄財してる。

で、 資産推移など見ると預金は増えてるけど貸し出しは増えず増えた預金はだいたい預け金に行ってるみたいなところがありそうです。

預けられるけど貸し出す先がなく運用に困ってるみたいな。ただ貸し出し自体も少しは増えてるので頑張ってると言えば頑張ってるになるのかな。

とはいえやっぱり衰退の蓄財。この状況が改善されないなら銀行セクター全体の見直しでも来ない限りPBR0.22も致し方なしか。BPSも少しは伸びてるので低PBRでリスクを限定しながらBPSの向上を狙うみたいなこともできなくもないですがもっとマシな選択はいくらでもありそう。

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

市場統計〜のテンプレ実際話すととてもインパクトがあるようで好評なのですが、話さないと難しいというか何してるのかなんの価値あるかわかり辛いの極地にあるようであんまり豪華版売れないです。

でもできることの価値を考えたら実際くっそ安いとは思ってます。10倍でもいいくらい。したらいよいよ売れなさそうだけど。

価値を伝えるのは難しいって話だよ?

 

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

この記事の表とデータは以下のツールで作成しました。

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