大河の一滴

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(9039)サカイ引越センター/日記(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。各データは2019年10月2日取得。

比較銘柄

サカイ引越センターとその他

株価

6300円(人々は、標的に一気に近づきじりじり追い詰めてきている。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 9039 9069 9027 6538
企業名 サカイ引越センター

センコーグループ

ホールディングス

ロジネット

ジャパン

キャリア

インデックス

市場 東証一部 東証一部 札証 東証一部
業種 陸運 陸運 陸運 サービス
時価総額(億) 1333.2 1319.2 147.2 86.4
株価 6300 863 - 412
決算期 2020/03予 2020/03予 2020/03予 2020/03予
予想売上(億) 987.3 5,600.0 640.0 31.0
予想営業利益(億) 114.6 209.0 33.5 8.1
営業利益率 11.60% 3.73% 5.23% 25.95%
予想純利益(億) 81.2 122.0 21.4 4.8
EPS成長率(年複利/期間) 10.4%/13年 12.8%/13年 21.7%/13年 13.3%/5年
BPS成長率(年複利/期間) 9%/12年 7.9%/12年 4.5%/12年 41.5%/4年
PER 15.94 10.74 5.99 17.88
PBR 2.14 1.09 1.05 3.11
ROE 13.4% 10.1% 17.5% 17.4%
ROA 9.5% 3.6% 6.8% 15.2%
配当利回り 0.95 3.01 2.24 0
配当性向 15.2% 32.4% 13.4% 0.0%
総資産(億) 852.9 3404.9 316.9 31.7
自己資本(億) 577.0 1192.1 119.2 27.2
自己資本比率(%) 67.60 35.00 37.60 85.80
一言感想 あげ あげ あげあ あげ

 今週は比較。市場統計推移記録表で18/12/28から19/10/1比較でPER,PBRで下回り純資産純利益は増加かつROE10%以上のものから気になったものをチョイスして比較します。トピックス転換点より状態が良くなったと言えるのに評価を落としてる地力のある企業を拾う意図。比較の会社と数字は上記の通り。サカイ引越センター。引っ越し。比較に物流系。ゲストに引っ越ししたくない場合は転職だと思うので転職代表キャリアインデックス。

 

サカイ引越センター

業績

 長期にかなり安定成長。売上なら2010年以外は前年割れなさそうで、営業利益でも前年割れは2005年2010年くらいになりそうです。2005年の短信も会社HPに残ってましたので見ましたが販管費が増えてることが原因ぽく広告費増に触れてますがあまり利益前年割れを重く見てなさそうで説明も特になしですね。このあたりが企業と投資家の温度差になるかと。実際に次の年は増収増益で企業としては何も問題はなかったとなる話ですね。

2010年は売上前年割れの中、売上原価が増加のため利益は大きく減っている感じです。これも会社は事実を淡々とですね。これは利益のピークを破るのに20014年までかかってますね。ここらは若干苦戦と言えましょう。

それくらいでやはり優秀という他。長期に赤字もなくROEも安定してますね。BPSも右肩でBPSでも8~9%の複利成長を見せてます。

で、1Qで増収増益。月次売上も出してますがそれでも前年割れ無しで優秀さは継続。

 

財務

 好財務です。借り入れ自体はありますけど増え続ける手持ち現金が凌駕するくらい。

かなり固定資産よりの資産構成ですね。土地たくさん持ってます。事務所ですかね?全国に支店網があるようなのでそれを増やすみたいな感じで成長している感は受けますが、詳しく確認しないので間違ってるかも。

まあ財務上順調なのは間違いないので言うほど気になりません。

 

CF

 盤石感のある営業CF推移。投資はしてます。主に有形固定資産買ってますね。土地でしょう。それら買いながらFCFはだいたい出て増配などもこなしながら現金が積み上がってます。配当は5円ずつあげたいようでペースが追いつかなく配当性向が下がりお金余るので自社株買いしてきたいな印象を受けます。

いろいろと隙がない。

 

センコーグループホールディングス

業績

 これも安定感がとても高い会社で。利益率やROEなどはサカイ引越センターに劣りますが、売上で前年割れは2004年以降なさそうですし、利益も前年割れ程度はありますが長期には売上について来て伸びてます。BPSならほぼ右肩ですね。成長率も少し劣ってるかな。

サカイ引越センターには劣る部分もありそうですが十分に安定成長を見せているという感じですね。

その中で1Qで増収増益。堅調感は継続してます。

 

財務

 財務はあまり良くないですね。借り入れがわりと大きな水準であります。ですがこれは意図的なものにも思えます。自己資本比率などは長期に一定水準で資産と負債のバランスを長期に保ってるとなり業績も堅調なことからも言うほど問題ないです。むしろ安定業績にも担保されレバレッジを有効に使っていると見ることも出来ます。

うん、だから財務レバレッジかけずにROEで上の数字出してるサカイ引越センターの方が優秀だって。

CF

 営業CF右肩。設備投資は熱心ですね。あまりFCFはだしてなさそうで現金も増える傾向ですがサカイほど伸びてる感も。還元は普通以上にしっかり長期減配なしです。

 

ロジネットジャパン

業績

札幌地盤の運送持株会社。子会社は東京にも西日本にもいるみたい。

2015年位までが売上伸ばすも薄利で冴えない感じでしたが2016年位から利益が跳ねてきて急成長感が。利益率ももう運送としてはかなり高いしROEならサカイを破ってますね。 特に利益のはねた2016年「ロジネットジャパン西日本グループの業績改善や燃料価格の低値安定、本州地区での増収効果などにより、営業利益は前期比6億9千7百万円増」2017年「本州地区での増収や、ミネラルウォーター「ゆきのみず」等サテライト事業の業績向上といった営業効果に加え、不採算事業並びに輸送システムの見直しによるコスト削減、更にはグループ組織の最適化によるシナジー効果などにより、営業利益は前期比6億2千5百万円増」

増収もありますが、コスト削減やグループ内の効率化によるところが大きそうです。今後はこれほど利益が跳ねるのは期待しづらそうですが売上なども伸びてますし目下はとても順調となりそうです。

その中で1Qで増収増益。増益率など見るに上の二社より波に乗ってる感あります。計画もここ数年は上振れ続きのようですね。

 

財務

財務水準自体は悪いですね。自己資本比率は低いですし借り入れ自体も量があります。ただ借り入れは急激に返してきて自己資本比率も急速に改善中ですね。

気になるのが2016年から2017年に手持ち現金がごっそり減ってるんですね。だいたい借入返済に回ってる感ですが。2015年くらいから方針転換感があり人が変わってるかもですね。

 

CF

2017年に借り入れと同時に手持ちでたくさんあったお金を盛大に処分しそこからあまりお金をもってません。営業CFなどをみるに安定的なので手持ちを減らしても大丈夫だと判断したのでしょう。投資もFCFもプラスに維持しながら行いつつ一方で借り入れを減らしてきてますね。お金を動かし会社を良化させている感はあります。で、直近投資を強めてきてますね。特に何かは明記してませんが有形固定資産買ってますね。一方で増配も進めてくると。

 

日足週足月足の値動き判断

日足でもみあい
週足で上げ気味に調整感
月足であげ
確認。

評価・売買判断

サカイ引越センター

テクニカル的には、短期には方向性ない感じだけど中期で上値は撮れてないけど底値は上げ気味な推移で調整で長期は相当順調な推移。長期の上昇が続くとするならわりとありなのではないかと。底は4680まで見たいですが、5930とかで切るならおとなしく撤退も手かもですね。


ファンダ的には、明らかに優秀ですね。長期に成長を見せ現在までもそれを継続、財務CFの余裕は増し還元も追いつかず自社株買いもするもしっかり手元のお金も増やす水準に収めてると。普通に投資するにいい選択になりえる様に思えます。あとは値段。

PER15ほどは2016年以降でほどほどかちょっと安いくらいでそれ以前だともっともっと低い水準で定着していました。このあたりをどう考えるかですね。個人的には状態からすると高くは見えませんが、運送屋が基本的にはあまり高評価にならないところです。考えましょう。

 

センコーグループホールディングス

サカイ引越センターよりは劣る会社だと評価せざるを得ないですが、その他のそのへんの上場企業より優秀であるように見えます。そんな感じでお値段一緒ならサカイですがお値段は一緒じゃなくPER10の配当利回り3%ほど。これは過去に減配がないこともあり手が出しやすい水準には思えます。配当狙いなど特にありなんじゃないかな。とはいえサカイ比較でサカイは自社株買いも入って還元水準は配当利回りほど差がついてなさそうですが。

またPERでみると歴史的にはそんなに高くもないというかどちらかといえば低い水準で下を抑えたい向きにもわりと向いてそうです。いやもっと下もありますけどね。

 

ロジネットジャパン

急激な良化が見られます。一番変化するところは終えた感はあるのでもう利益がどかんと増えるとかはなさそうに思えますが良化自体はまだ継続してそうで直近は設備投資にも多く振り向けて来てる感。

その中でPER6は増益となるという視点で見ると妙味がいかにもありそうな水準です。 ・・・なのですが札証の運送業とか評価は底辺の方で低いほうをみると平気でPER4とか割ってくるので油断は禁物かな。業績が伸びないならかなり渋い結果になりそうです。というよりPER6も近年ではわりと高い水準のようです。そのあたりも踏まえながら考えましょう。

 

キャリアインデックス

複数の求人サイトを集約して一括検索応募できるようにしてデータ元に送客とかどっかのじげんで聞いたようなスタイルですが 結構伸びてますが、2019年の売上前年割れがきになりますね。「新規事業の拡大に注力してまいりましたが、プロモーション活動を中心としたWebマーケティングに係るユーザー獲得コストが高騰したことにより、一定の利益を確保するため一時的にWebマーケティングを抑制いたしました。ユーザー獲得コストの高騰に対し、新たなユーザー獲得手法の開拓、サイト内改善及び販売単価の調整等の施策を進め、高騰していたユーザー獲得コストも減少傾向となり、ユーザーの獲得数も回復傾向となりましたが、通期業績としては伸び悩む結果となり」と言ってますね。

新規顧客獲得にコストが掛かりそうだったのでマーケティングを控えめにして利益確保に動いたということですね。それ自体はいいと思いますが・・よくなかったのですかね株価でえらい落ちてます。これでまずいと思ったのか今期は計画でまたぐんと伸びるとしてますね。利益は控えめですがこの辺がどうなのかみたいな。

そして1Qで減収減益ですね。なんか一度勢いを削ぐと戻ってくるのが大変で戻ろうとしてコストがあまり効率よくないというか無駄になってるみたいな印象ですね。これは下方など来てませんが下方の可能性も見てたほうがいいかも。下方などなければ利益率も高く良さげで、財務も超健全でFCFも潤沢に出てるいかにもよさげな素地の会社ではあります。その分どうしても高PBRで減益などがストレートに株価に反映されそうでちょうど今その懸念が広がってる感じに思えます。高値5分の1もあまり安直に入らないほうが無難かなあとか思います。

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

常にとくにない。

 

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記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

この記事の表とデータは以下のツールで作成しました。

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