大河の一滴

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(9201)日本航空/日記(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。各データは2019年10月2日取得。

比較銘柄

日本航空とその他

株価

3287円(人々は、勢いに乗って進んでいたがいつしか勢いはなくなり迷い続けている。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 9201 9202 9020 6625
企業名 日本航空

ANA

ホールディングス

東日本旅客鉄道

JALCO

ホールディングス

市場 東証一部 東証一部 東証一部 JQS
業種 空運 空運 陸運 不動産
時価総額(億) 11472.6 12863.1 39664.0 165.4
株価 3287 3691 10495 193
決算期 2020/03予 2020/03予 2020/03予 2020/03予
予想売上(億) 15,630.0 21,500.0 30,700.0 17.5
予想営業利益(億) 1,700.0 1,650.0 4,880.0 12.5
営業利益率 10.88% 7.67% 15.90% 71.43%
予想純利益(億) 1,140.0 1,080.0 3,010.0 8.0
EPS成長率(年複利/期間) -17.2%/9年 9.6%/13年 4.2%/13年 #NUM!
BPS成長率(年複利/期間) 24.7%/8年 8.7%/12年 6.1%/12年 62.3%/7年
PER 10.03 11.44 13.26 20.64
PBR 0.99 1.14 1.28 1.89
ROE 9.9% 10.0% 9.7% 9.2%
ROA 5.6% 4.0% 3.6% 4.1%
配当利回り 3.35 2.03 1.57 0
配当性向 33.6% 23.2% 20.8% 0.0%
総資産(億) 20303.3 26871.2 83596.8 195.0
自己資本(億) 11651.3 10994.1 30671.7 86.3
自己資本比率(%) 57.40 40.90 36.70 44.30
一言感想 停滞 びあげ びあげ 不安定も急成長

 今週は比較。市場統計推移記録表で18/12/28から19/10/1比較でPER,PBRで下回り純資産純利益は増加かつROE10%以上のものから気になったものをチョイスして比較します。トピックス転換点より状態が良くなったと言えるのに評価を落としてる地力のある企業を拾う意図。比較の会社と数字は上記の通り。日本航空。お空の鶴。比較にANAと長距離移動で競合しそうなJR東。ゲストにJALにCOとホールディングスがついてパワーアップして変身したっぽいのにJALからすれば吹けばかえって弱体化感ある不動産屋。

日本航空

業績

ご存知JAL。一度は破綻していろいろ整理されて帰ってきてます。新生JALというべきものか。再上場は2012年ですね。

それ以後は売上で微増くらいで利益は横ばい程度となりそうです。BPSは順調に伸びて上場時より3倍程度になってますね。利益は横ばいなのでROEが低下してます。

順調に稼いでいるし財産は増えてるけど利益は伸び悩むいわば足踏み状態が続いているという感じです。

その中で1Qで増収減益。上記の傾向がまだ続いているということになりそうです。

なのですが利益は全然出てますしまた退場してしまうような状態かというと全然そんなことはなく再生後は堅調ということになりそうです。

 

財務

資産は順調に伸びてますね。借り入れなどないわけではないですが手持ち現金で一掃できる水準で事実上の無借金経営です。

増えている資産は何が増えてそうかというと航空機や建設仮勘定が増えてるのが目立ちますね。他にめぼしい大きな資産もなさそうで建設仮勘定もおそらく航空機でしょう。つまりずっと飛行機を増備し続けている。それは悪いことではないですが今の所それが利益に反映してません。おそらくは飛行機を作って路線強化に励んでいるもののあまり収益力のある路線は広げられてないのでしょう。

路線開設などの圧力があるのか輸送の使命に燃えてるのかはしりませんが、このあたりが半公的な役目もあるインフラ企業の厳しいところかと。

ただ利益は安定して出て現金なども増やしながらで自己資本比率等も改善しながらとなりますので、安定経営と輸送の使命の両立はできているとはみなせますね。

 

CF

 営業CF安定。投資はかかりますがFCFも出る程度で、普通に順調ですね。配当は利益並みということになりそうでですが維持自体はできそう。あと加えて営業CFマージンが高いレベルで安定しています。

これは事業の収益性は高いといえるところで投資をしながらFCF出しているところもあり、事業の安定性継続性は今の所不安なさそうです。成長性もないですが。

 

ANAホールディングス

業績

 あまり成長企業というイメージはないのですが、一応長期に成長が認められます。

2009年2010年辺りに大幅減益赤字なども出しながら気づけば過去から見て売上利益を伸ばしてるみたいな。

飛行機にお金がかかってリスク要因も大きいですが実際には長期成長です。

また2007年とかの過去の利益のピークに比べ利益率アップな一方ROEはマイナスで、評価も分かれそうですが財務が相当改善していると思われ長期に状態を改善している一例と言えましょう。

その中で1Qで増収も大きめの減益ですね。JALと共にということで引っかかりますが今の所下方もないですね。販管費が伸びてますね。その中で伸びてるのは減価償却費とその他のようです。・・そんなに心配なさそうですね。

 

財務

各数字良化してきてます。自己資本比率などもじわじわ上る感じで堅調ぶりが伺われます。ただ借り入れも結構あり絶対の自己資本比率も低い水準で財務はいいとは言えません。よくはない中、良化が進んでいるという感じです。 

資産で特に目立つのは航空機です。一兆円分持っててさらに建設仮勘定もあるので作ってもいるということになるでしょう。飛行機って高いですね。

大丈夫だと思いますが流動資産≒流動負債です。資金繰りはいうほどラクじゃないかも。

CF

 基本的にはプラスの営業CFですが、2009年などは赤字です。2010年は営業赤字なのでCF赤字が来るなら注意というか2009年も大幅減益なので間に合わないかもですが。あと投資がかかります。FCFも長期にあまり余裕もなさそうで今の配当水準などはわりと頑張ってる方に思えます。

東日本旅客鉄道

業績

 盤石感のあるド安定企業。JR東海などは利益率も高くさらに盤石感ありましたが中央リニアの大勝負に来てますのでそんなリスクを負いたくないという向きだとJR東は筆頭候補になりそうな。

長期に業績を地味に伸ばして一応今期が最高売上最高利益の計画のようです。赤字なんてなくBPSなら前年割れなさそうな推移ですね。BPSくらいなら長期に複利6%程度でてそうです。

その中で1Qで増収増益通過。安定感を見せています。

 

財務

 絶対の財務水準は低いが長期に財務改善を続けている感じです。順調な鉄道会社感。

資産は多くは土地やら建物建造物ですね。鉄道設備ですね。

その他大きな借り入れ水準。だいたい借り入れで一兆円を上回る水準で長期に伸びていると言えば伸びてます。ただ流動資産自己資本比率も伸びてますので問題視するところでもないでしょう。

そんなわけでやっぱり順調な鉄道会社。

CF

参りましたの盤石の営業CF推移。もちろん設備投資も必要ですが投資しても毎年FCF出ているという上の航空会社と比べれば世界が違う感じです。

事業的にまるで詰むことが想像できないチート事業っぷりを見せてます。明らかに消費者独占企業です。 

 

日足週足月足の値動き判断

日足でさげ
週足でさげ
月足で調整かなあ
確認。

評価・売買判断

日本航空

テクニカル的には、 長期には4940までいくも2929、4504と上値を破れず三角持ち合いふうな株価形成。2929を下回るとさすがに長期下落かな。ここを切らなきゃ三角持ち合いからの上放れ形成にいつかはなるという見方はできますね。よっていろんな意味で2929を底に見ておくのがいいのではないかと。あと週足までなら絶賛下落なので中期以下は注意。


ファンダ的には、復活した鶴。航空機整備し輸送力増強に余念がなさそう。も、それが収益に反映してなく成長性には疑問符が。ただそれらは収益を出しながら財務を改善しながらで余力をキープしながらでのことであり事業安定性と輸送の使命の両立はできてそう。あとは、株主に対する使命ですが成長性を認められないので厳しく見てるのがいいい・・つまり安く買うことを意識すべきじゃないかと思います。PBRで結構低い水準のようです。ROEなどを見ても許容水準にも思えます。ただROEは低下傾向ですが。あとは利益連動ですが配当利回りなどをみて優待も活用するなら結構ありかもとかは思います。

 

ANAホールディングス

 状態自体は悪くないし業績も大枠良化傾向、財務なども良化傾向でやはり堅調。とはいえ財務の絶対水準などはいいとも言えず、事業的にひたすら飛行機を買い続けないといけなさそうで、余裕はあるようには。精一杯で堅調という感じ。故に業績後退が来るならちょくに財務などに響いてきそうです。その意味で外部環境には留意注意が必要でしょう。評価は色んな意味で程々感のある水準なように思えます。優待もそこそこ使えそうなので利回り見ながら納得するならこれはありかもしれません。

 

東日本旅客鉄道

 くっそ安定の盤石企業。一応長期に成長風味。ただ成長率は控えめ。長期のそれでBPS6%あたりをどう考えるか。一応長期にROEに劣化は認められません。一発を狙うという種の選択にはなり難いですね。インデックスよりはいい選択になるかもしれない程度に思えます。

評価はほどほどか若干安いかもしれないかなあ程度で悪いことはないと思います。

 

JALCOホールディングス

不動産いじったり貸金?をしてるようですが、ここ数年はすごく調子がいいというかむちゃくちゃ伸びてるのですが、過去には売上いきなり-60%近くとか3割クラスの減収が数年続いたり良くもというか悪くも業績は安定しないタイプ。その中で近年はよくわからないけど大躍進という感じですね。

裏には借り入れを思いっきりしてまた新株発行などもして大型投資してますね。有形固定資産がやたら増えてます。

あとは利益剰余金がマイナスですね。

まとめると不動産売ったり買ったりファイナンスなどしてるけど、浮き沈みの激しい感じで長期通算では利益剰余金マイナスで儲かってないですね。その中でお金を大量に調達し不動産買って大勝負に来てる感じでしょうか。さすがにそれで目先の業績がはねてきてると。ただ借り入れ重そうですね。業績がもっと伸びるなら面白そうですがそうでもないと途端に苦しくなりそうです。ハイリスクハイリターンな方かと。

 

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

ライザクリアして図鑑のアイテム埋めた。

あとは最高品質を目指すとかできるけどもうゴールしていいかな?って感じ。

それくらい。投資は買いたいのはあるけど売りたいのがないというのが続いてます。

 

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記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

この記事の表とデータは以下のツールで作成しました。

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