大河の一滴

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(6065)ライクキッズネクスト 日記(分)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもいろんな企業の数字を見てみようという習慣でやってますので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。
記事は書き溜めておくためアップ時に最新データとずれてる可能性があります。厳密にやるわけでもなくアバウト判断の練習なのです。

注目銘柄(市場/業種)

ライクキッズネクス

(東証一部/サービス)

株価

897円(人々は、荒波に揉まれつつあまり前に進めてない。)

業績財務と指標とそれに対する分析

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 今日は分析。トリガー満たしているもの(FPかもめ独自指標)から気になったものをチョイスして分析します。ライクキッズネクスト。保育園やってる。数字は上記の通り。 業績データは主に四季報CD。最新株価・指標は2019年9月13日に取得。

業績

病院などの中の保育所の受託運営とか、自治体の公営保育所 を運営とかしてるね。人手不足言われて久しく、病院などが院内福利厚生として保育所を設置して人材獲得あるいは流出を防ぐ、あるいは自治体が待機児童対策として保育所を設置するということで需要自体はずっとあるある言われ続けてそして実際に売上なら右肩に近いですね。上で売上複利15.8%と出てますが、この中には決算期変更による期ズレもあるのでもう少し高くなりそうです。

とまあ売上面では伸びはかなりしていますが、利益面ではなかなか思うように伸びていないという感じですね。というのも保育士獲得に苦労しているようです。苦労というか、保育士は特に待遇が悪いと言われる職種で裏を返せば保育にあまりコストをかけるという意識が形成されてない(もっと大枠で人材一般にかけるコストを増やそうという意識)中、保育業界も低コストで人材を集め維持しないと利益が出ない構造となってそうです。需要が豊富な一方、コストを上げたくはないというところに板挟みになって、保育士の待遇は上がらずまた売上は伸びても利益はあまり伸びないというふうになってるように思えます。実際に原価率を確認すると2011年あたりは78%で2019年は82%程と出てますね。もともと原価率高いところに更に圧迫する感じでスケールメリットを相殺している感はあります。

なんですが、営業外収益として補助金が入ってきてます。これは経常利益には計上される感じでそれを踏まえると利益率10%越えてきそうで景色も変わってきますね。ただこのあたりは政治次第なところもありますので法令変更リスクがありそうです。

なので補助金込みで一応儲かってるかなあってところです。人材獲得維持に難があるは変わりませんが。

その中で1Qで増収減益ですね。減益幅はわりと大きいですが修正はないですね。これは補助金の入金が2Qになるからみたいなことを言ってますね。

財務

 財務は悪い感じ。資産構成は固定資産よりで建築及び構築物が大きく占めてます。つまり保育所を運営する不動産は結構自前で用意してそうで(これは建物内に設置しない公営保育所の方かな)、貸借的には自分で物件持つ小売とか外食に近いと見て取れます。

なので借り入れは大きめ負債のおよそ半分が借り入れで、およそ流動資産=流動負債で大きなトラブルあるとかなり厳しい展開もあるかも。

CF

営業CFは伸びなかったところから伸びてますね。見ると補助金の影響が大きいです。というより補助金による収入は半分以上程度となり、その補助金がはねてますね。これは補助金のルールが変わってるかもしれません。そしてここが改悪となるととたんにくるしくなりそうです。そういう状況ですが、設備投資先行でFCFを出さない状況が続いてます。配当も止めてますね。これは投資先行もあり投資を優先したいということになりそうですね。手持ち現金自体は増えてます。借り入れのせいとなりそうですのでこれを順調というのも語弊がありそうですが。

 

日足週足月足の値動き判断

日足でいちおあげ
週足でもみあいになるかなあ
月足で方向性なしとみておくべきか。
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、月足レベルでは方向性ないとすべきかな。週足なら一応508、1491、700と高値安値切り上げを取ってるので週足レベルでは上昇よりとは見れます。1491などを抜けてくると明確に上昇感もでてくるかも。そのあたりを狙うのもなしではないかな。底は700がいいんじゃないかな。


ファンダ的には、需要自体は豊富で投資先行するだけの需要もあるというか。また人材コストもかかり根本的には売上は伸びるも利益は伸びにくい環境にあるように思えます。その中で補助金頼みみたいなところもあり法令変更リスクはかなり大きいと思われます。まあ情勢から改悪の方向は今の所可能性は低そうですが、また投資先行することもあって上記より財務またCFに結構厳しいものがありそうです。

わりと真面目に補助金だよりです。PER6程度に置かれるのもわかるというかこれくらいは安いとみなすべきではないかもです。一方で高ROEと言える水準のなかPBRがみれる水準になってきました。なにげにBPSの伸びは爆発的でここはなにげに見れるポイントかも知れません。構造的レバレッジもあり需要自体はまだ天井も見えてないのもあってあまり利益率が落ちなければなかなか以上に面白くなってくるかも。総じてハイリスク・ハイリターン組になりそう。

 

リンク

ヤフー:http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=6065

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=6065

IRBANK:https://irbank.net/6065

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

ないですなぁ。

四季報出たみたいだけど。

自分は四季報すぐに見てどうのこうのいうタイプでもないし。

 

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記事補足してます。

用語解説(日記分析四季報CD導入後)