大河の一滴

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(4215)タキロンシーアイ/日記(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。各データは2019年8月16日取得。

比較銘柄

タキロンシーアイとその他

株価

603円(人々は、悪路にもへこたれずなんとか前に進んでいる。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 4215 6776 4064 7740
企業名 タキロンシーアイ 天昇電気工業 日本カーバイド工業 タムロン
市場 東証一部 東証二部 東証一部 東証一部
業種 化学 化学 化学 精密機器
時価総額(億) 587.9 66.4 99.0 603.6
株価 603 390 1208 2326
決算期 2020/03予 2020/03予 2020/03予 2019/12予
予想売上(億) 1,510.0 178.0 510.0 650.0
予想営業利益(億) 93.0 10.0 27.0 59.0
営業利益率 6.16% 5.62% 5.29% 9.08%
予想純利益(億) 135.0 6.3 20.0 41.3
EPS成長率(年複利/期間) 18.3%/13年 3.2%/13年 0.6%/13年 -1.2%/12年
BPS成長率(年複利/期間) 4.7%/12年 2.4%/12年 6.6%/12年 3.4%/11年
PER 4.35 10.27 4.95 14.49
PBR 0.82 1.08 0.42 1.17
ROE 18.9% 10.5% 8.5% 8.1%
ROA 9.8% 3.9% 3.3% 6.4%
配当利回り 4.48 0.77 3.31 2.58
配当性向 19.5% 7.9% 16.4% 37.4%
総資産(億) 1382.5 160.8 606.1 647.0
自己資本(億) 726.8 58.8 236.6 508.5
自己資本比率(%) 52.60 36.60 39.00 78.60
一言感想 規模増加 増収 停滞 停滞

 今週は比較。8/15のKABU+データで配当性向25%以下の中で配当利回りをソートして気になったものからチョイスして比較します。配当を余裕で配ってるのにそれでも高配当利回りになるほど評価が下がっているものを拾う意図。比較の会社と数字は上記の通り。タキロンシーアイ。プラスチック加工大手。ゲストに同業っぽい。ゲストに名前が似てるタムロン

タキロンシーアイ

業績

 2018年にタキロンとシーアイ化成の合併でタキロンシーアイにそこで規模がおよそ倍ですね。合併してどうか?というところですが前身のタキロンは長期に足踏みってところですね。長期に成長という感じでもなく。とはいえ営業赤字もなさそうでBPSもほとんど伸びてないかなあって感じで大体配当を配る会社って感じですね。

で、PER4ほどの配当性向20%の配当利回り4%超はあまり業績変動がない化学としては傑出した安さかなあと思ったらこれ特別利益絡んでますね。「当社連結子会社であるダイプラ株式会社における固定資産の譲渡による譲渡益を2020年3月期に特別利益として計上」ということで純利益は倍ほどに水増しされてそうでPER、配当性向は倍程度になるって見ておいたほうが良さそうですね。

そう考えると合併後も成長感はあまりないとかとかからも評価も高くはないけどほどほど感かなあというところ。いや、増配とか来てるので基本悪くないとは思いますけどね。

でも1Qで減収減益だね。それも大きな減益。1Qではあるが。

財務

合併でデカくなってますが 自己資本比率などもあまり変わってなくただ単にデカくなった感は。流動比率は上がったかなあくらい。

その他借り入れあるも手持ち現金のほうが多そうとかだいたい問題ないかな。

 

CF

 営業CFは安定してますね。その中でFCFも基本出るタイプです。で、ここ二年で借金をかなり整理で投資にかなり振り分けてきてます。負債を整理しつつ投資ですね。このあたりが効果出てくれば合併効果としてでてくるかもね感はあります。

天昇電気工業

業績

 シクリカル。というか2005~2008年辺りに勢いやピークがあるもそこから2013年位までかなり低迷した感じで。売上半分程度の純赤字数回(たぶん特損)や営業赤字を出して落ち着いた感じで2016年辺りから特に落ち着いたというか成長風味な業績推移ですね。

この近年の傾向が続くとするかどうか。とりあえず増収は続いてますが利益は2018、2019年と減益ですね。計画は保守感あって上振れ多いですね。1Qでて結構な増収で増益ですね。今年株価がかなり奮ってるようですね。2018年は壊滅感ありますが。

財務

 財務は劣悪・・からの改善途上ですね。近年好調なので財務体質改善著しいですね。

CF

 通して営業CFはだいたい出てますね。このあたりが業績で追い詰められながら態勢を立て直せてる要因にもなりそうです。儲かるところがあるからそれ以外を切れば落ち着いてくる。投資は必要ですがFCFはだいたい出る程度。そしてあまりは債務返済に向かってたけどここ二年で債務返済を減らしてきてますね。ちょっと落ち着いてきたって感じでしょうか。還元はまだ雀の涙って感じですね。増配余地はたっぷりありそうです・・も、歴史的にあまり還元に熱心でなさそうですね。このあたりをどう考えるか。

日本カーバイド工業

業績

 長期に横ばいって感じか。でも営業赤字などもなさそうで(減益とかはある)BPSくらいなら長期に伸ばしてるし、PBR0.4であることと長期のBPS複利が6.6%とかはわりと目を引きます。

純利益で赤字が散発。これは収益性が落ちたと見たらすぐに特損かけてそうですね・・というか毎期特損出してますね。傷は大きくならないうちに対処するみたいな方針は見えます。

このあたりの特損多いとかがいかにも見栄え悪いというか警戒を生んで評価を抑えてる感も。実際は対処が早いとかになりそうだけど。

1Qで減収減益。減益は結構幅あります。

財務

 財務はあまり良くないですね。自己資本比率も低く借り入れも結構重そうです。とはいえ、借り入れは返してきてますし、自己資本比率は向上で改善の途中ですね。

CF

 営業CFは安定してますね。ただ投資が重たいですね。事業維持に毎年投資が必要なタイプ。とはいえだいたいFCF出てるかなあって感じで余裕は借り入れ返済に回ってますね。その中で直近営業CF多めの投資少なめで現金跳ねましたね。

評価

タキロンシーアイ

配当周りは、特別利益で利益が跳ねてるがゆえに余裕があるように見えるというやつですね。元来いうほど低配当性向でもなく減配などの可能性はよりちらつくと。一方で合併をこなし財務などにテコ入れや大型投資も見られ、この辺のリストラが効果出てくると特別利益効果も考慮に入れてなかなかおもしろい株価水準かもしれない。もっとも統合前は成長とかなかったようで投資などの結果あまり業績改善しないとかなるとこんなもんかな感はある水準だけど。あとは1Qは振るわない感じで目先は芳しくなさそう。

 

天昇電気工業

 苦しいところをぬけて安定期に入ってきてる印象。特に財務あたりの改善は著しく。債務返済も一息ついた感で還元や投資の強化に来る可能性は高い気がしますが、歴史的にはあまり還元には熱心じゃないね。なんというか二部っぽい。成長したり還元強化とかないと評価は過剰に思えます。

 

日本カーバイド工業

成長感もないし、特損とか多いしいろいろ冴えない感じですが、BPSならわりと良いペースで増やしてるし特に近年は財務似余裕がでて増配余力がすごく出てそうです。これにPBR0.4とか配当利回り3.3%は正直やすいかなって。 

 

タムロン

 業績横ばい感はかなり。ただ赤字なんかなさそうで堅実味は相当。いや減益くらいはあるけど。BPSくらいは低成長だけど伸びてるね。

財務はかなり優良。目立つ借り入れもないかな。FCFも毎年出てるようだしちょっと減配も視野に入れておけばなかなか配当狙いも機能しそうです。評価は程々のようです。

 

日足週足月足の値動き判断

日足でもみ合い
週足であげてさげてあげ感
月足であげかな
確認。

売買判断

テクニカル的には、 長期にはあげ。調整も挟むが242、635、439、852、533と高値安値の切り上げ。その中で852から533を上昇の中の調整と見るか下落に転じたとするか。いろいろ533が底に良さそうだね。
ファンダ的には、配当的にはいうほど妙味はなさそうで。それより合併を背景にしたアクションが実を結ぶならなかなか良さそうな。

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

 お出かけ中。

 

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記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

この記事の表とデータは以下のツールで作成しました。

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